私立小学校の英語教育を調べると、どの学校のページにも「英語に力を入れています」と書いてあります。では6年間で何時間やるのか。そこまで数字で答えている学校は、ほとんどありません。
2026年8月15日放送の円卓コンフィデンシャルに登場する3校で確かめたところ、年間の授業時数を公式サイトに出しているのは日本女子大学附属豊明小学校だけでした。積み上げると6年間で350〜422時間。学習指導要領が公立小学校に定める210単位時間の、およそ1.7〜2.0倍にあたります。
立教小学校とお茶の水女子大学附属小学校には公式に時数の記載がなく、同じ計算ができません。
番組の中身には触れません。使うのは放送日と回タイトルと登場校という公開情報、そして各校の公式サイトと文部科学省の資料だけです。
筆者はTOEIC800点超を持ちながら、外国人を前にすると言葉が出てこなかった側の親です。上の子は公文英語で中学2年生相当のHⅡ教材まで進みましたが、それでも話せるようにはなりませんでした。
- 2026年8月15日放送の円卓コンフィデンシャルに、立教小学校・お茶の水女子大学附属小学校・日本女子大学附属豊明小学校が登場する
- 3校を7つの観点で1枚の表にすると、埋まるマスの数そのものが学校ごとに大きく違う
- 日本女子大学附属豊明小学校は開始学年・年間時数・授業言語・担当教員・海外プログラムまで公式に開示している
- 立教小学校はICT活用と、立教池袋中学校・立教新座中学校への一貫接続に特色がある
- お茶の水女子大学附属小学校は公式サイトに英語教育の専用ページを置いていない
- 公立小学校の6年間210単位時間を基準線に置くと、私立を選ぶ意味と選ばない場合にやることが具体的になる
円卓コンフィデンシャルに登場する3校の私立小学校の英語教育を同じ物差しで見る
学校選びの情報は倍率や制服に偏りがちです。英語という一点に絞って3校を並べ直す前に、前提と物差しの決め方を整理します。
- 2026年8月15日の放送回に立教小学校・お茶の水女子大学附属小学校・日本女子大学附属豊明小学校が登場する
- 東京で英語に強い学校かどうかは、倍率や制服や芸能人の在籍情報では判断できない
- 6年間で子どもが浴びる英語の総時間を3校共通の物差しにした理由
2026年8月15日の放送回に立教小学校・お茶の水女子大学附属小学校・日本女子大学附属豊明小学校が登場する
テレビ東京の円卓コンフィデンシャルは、2026年8月15日(金)11時に「伝統ある『附属・一貫』小学校、児童を伸ばす独自の教育とは」という回を放送します。公開されている番組概要では、各校独自の教育に注目し、ICT教育の是非までテーマに入っています。
ゲストとして名前が出ているのは、お茶の水女子大学附属小学校の片山守道氏、日本女子大学附属豊明小学校の宮城和彦氏、立教小学校の田代正行氏、いいだばし幼児教室の奥野孝子氏です。
放送で誰が何を語ったかは扱いません。この3校が同じ日に並んだ、という事実だけを出発点にします。
東京で英語に強い学校かどうかは、倍率や制服や芸能人の在籍情報では判断できない
3校名で検索すると、候補に出るのは倍率・制服・学費・芸能人といった言葉ばかりです。志望校を絞る段階では気になるでしょう。
ただ、そこに英語力を伸ばす仕組みの話は入っていません。倍率が高い学校の英語が濃いとは限らず、制服がかわいい学校の授業が英語で進むわけでもない。
英語に強い私立小学校を探すなら、見るべきは学校の格ではなく、英語に触れる時間とその中身です。
6年間で子どもが浴びる英語の総時間を3校共通の物差しにした理由
総時間を選んだのは、開始学年だけでは何も決まらないからです。1年生スタートでも週1コマなら積み上がる量は限られ、3年生スタートでも高学年で週3コマ入れば簡単に逆転します。
毎日プリントを積んできた親としての実感でもあります。伸びるかどうかは、始めた早さより切らさず続いた時間で決まる。
計算の過程は本文にすべて書くので、気になる学校の数字はご自身で検算してみてください。
立教・お茶の水女子大附属・豊明を並べて見えた私立小学校の英語教育の差
3校を1枚の表にした結果を先に出します。埋まらないマスの多さこそが、この比較でいちばん伝わることでした。
- 3校を1枚の表にすると、埋まるマスより埋まらないマスの方が多い
- 開始学年と週時間数と授業頻度を並べると、数字を出しているのは日本女子大学附属豊明小学校だけ
- 授業言語が全学年英語のみの日本女子大学附属豊明小学校と、記載のない立教小学校・お茶の水女子大学附属小学校
- ネイティブ教員であること以上に教員の質を明記した日本女子大学附属豊明小学校の書き方
- 6年間の総時間に直すと日本女子大学附属豊明小学校は350〜422時間になる
3校を1枚の表にすると、埋まるマスより埋まらないマスの方が多い
各校の公式サイトに載っている記載だけで埋めると、こうなります。
| 観点 | 立教小学校 | 日本女子大学附属豊明小学校 | お茶の水女子大学附属小学校 |
|---|---|---|---|
| 開始学年 | 1年生 | 1年生 | 公式記載なし/受験情報サイトでは5年生 |
| 年間時数 | 公式記載なし | 1年30時間、2年40時間、3〜6年各70〜88時間 | 公式記載なし/受験情報サイトでは週1時間 |
| 授業言語 | 公式記載なし | 全学年で英語のみ | 公式記載なし |
| 担当教員 | 公式記載なし | 専任のプロ教員。アルバイト講師なし | 公式記載なし |
| 大学連携 | 公式記載なし | 日本女子大学文学部英文学科と連携 | 研究レベルの連携のみ |
| ICT活用 | あり。英語科と情報科の連携でノート型PC40台と無線LAN | 公式記載なし | 公式記載なし |
| 海外プログラム | 公式記載なし | 6年生希望者の豪州ホームステイ/JWU Homei Summer School | 公式記載なし |
| 6年間の総時間 | 算出不能 | 350〜422時間 | 算出不能 |
※参考として、公立小学校は学習指導要領ベースで6年間210単位時間。
21マスのうち、公式の記載で埋まったのは9マスでした。保護者が同じ条件で3校を比べようとしても、材料がそもそも揃っていません。
教育が薄いという話ではなく、公式に何をどこまで書くかという方針の差です。ただ外から見る側は、書かれていないものを無いものとして扱うしかありません。
開始学年と週時間数と授業頻度を並べると、数字を出しているのは日本女子大学附属豊明小学校だけ
開始学年だけなら、立教小学校と日本女子大学附属豊明小学校がともに1年生からと明記しています。ここは並びます。
差が出るのはその次です。年間時数と授業頻度まで公開しているのは日本女子大学附属豊明小学校の1校だけで、立教小学校は週あたりのコマ数が見つからず、お茶の水女子大学附属小学校は開始学年すら公式では確認できません。
パンフレットの「1年生から英語」という一行は、3校のうち2校では量の情報を伴っていないわけです。
授業言語が全学年英語のみの日本女子大学附属豊明小学校と、記載のない立教小学校・お茶の水女子大学附属小学校
時数と同じくらい効いてくるのが、授業を何語で進めるかです。日本女子大学附属豊明小学校は入試のよくあるご質問で、授業は1年生から6年生まで英語のみで行うと明記しています。立教小学校とお茶の水女子大学附属小学校には、この点の記載がありません。
ここは筆者がいちばん引っかかった軸です。上の子は公文英語で中学2年生相当のHⅡ教材まで到達し、読解も文法も学年より何年も先まで進みました。それでも英語で話しかけられると固まる。読み書きの量をいくら積んでも、口を動かす時間がゼロなら話せるようにはなりません。
時数が同じでも、英語で進む45分と日本語で説明される45分では、子どもが口を開く回数がまるで違います。授業言語が公開されているかどうかを見る意味は、そこにあります。
ネイティブ教員であること以上に教員の質を明記した日本女子大学附属豊明小学校の書き方
日本女子大学附属豊明小学校は、小学生に英語を教える方法を専門的に身につけた専任教員が担当し、ネイティブスピーカーであるというだけのアルバイト講師はいない、と書いています。
わざわざ否定形で書くところに立場が出ています。ネイティブかどうかより、児童英語の指導法を持っているかを基準にしているという宣言です。
立教小学校とお茶の水女子大学附属小学校は、ネイティブ教員の有無や人数を公式には記載していません。説明会で確認する項目になります。
6年間の総時間に直すと日本女子大学附属豊明小学校は350〜422時間になる
年間予定時数を、そのまま6年分足します。低い方で見ると30+40+70×4で350時間、高い方で見ると30+40+88×4で422時間。これが3校で唯一算出できた数字でした。
残る2校は年間時数の公式記載がないため、推測値を置くこと自体をやめました。埋めれば表は綺麗になりますが、それは調べた結果ではなく作った数字です。
正直に書くと、この物差しにも限界があります。時数は浴びる量であって、授業の密度や実際に発話した回数までは測れません。
日本女子大学附属豊明小学校が数字まで出している私立小学校の英語教育
3校のうち、公式サイトの情報がいちばん厚いのが日本女子大学附属豊明小学校です。確認できた記載を順に見ていきましょう。
- 日本女子大学附属豊明小学校が1年生から6年生まで英語だけで授業を進める考え方
- 日本女子大学文学部英文学科と連携した専任教員が日本女子大学附属豊明小学校の授業を担当する
- 日本女子大学附属豊明小学校の海外プログラムは6年生希望者の豪州ホームステイと、2024年度に始まったJWU Homei Summer Schoolというサマースクール
日本女子大学附属豊明小学校が1年生から6年生まで英語だけで授業を進める考え方
日本女子大学附属豊明小学校公式サイトの英語科ページには、1年生から6年生まで系統的に独自のカリキュラムを設定し実施していると書かれています。
1年生の30時間と6年生の88時間という差にも意味があります。低学年は詰め込まず、耳と口が慣れてきた学年で量を増やす積み方です。
英語のみの授業を6年間続けると、子どもが日本語に逃げられない時間が350時間以上たまる計算になります。
日本女子大学文学部英文学科と連携した専任教員が日本女子大学附属豊明小学校の授業を担当する
授業を担当するのは、日本女子大学文学部英文学科との連携で、児童英語教育講座を担当する大学教員と、同講座を修了したバイリンガルの教員です。カリキュラムそのものも大学の協力で作っています。
大学の研究と教員養成の枠組みが、小学校の授業設計まで下りてきている形です。ただし、この体制を他校が真似できるとは限りません。英文学科を持つ大学の附属という条件があって初めて成立します。
日本女子大学附属豊明小学校の海外プログラムは6年生希望者の豪州ホームステイと、2024年度に始まったJWU Homei Summer Schoolというサマースクール
日本女子大学附属豊明小学校公式サイトのよくあるご質問には、6年生の希望者はオーストラリアでのホームステイに参加できると書かれています。
もう一本が2024年度から始まったJWU Homei Summer Schoolです。対象は附属豊明幼稚園の年長児から小学6年生までの希望者で各学年20名程度、2025年度は7月22日から26日の5日間に実施され、大学生や交換留学生ら計10名が学生アシスタントとして参加しました。
短期のホームステイで英語が完成することはありません。それでも、教室で積んだ350時間の使い道が学校の中に用意されているかどうかは見る価値があります。
立教小学校とお茶の水女子大学附属小学校で開示量が分かれる私立小学校の英語教育
残る2校は英語の時数こそ公開していないものの、それぞれ別の特色を公式に出しています。開示されているものとされていないものを分けて確認します。
- 立教小学校は創立と同時に始めた英語を1年生から歌やゲームやカード教材で進める
- 立教小学校のICT活用は英語科と情報科の連携でノート型PC40台と無線LANを使う
- 立教小学校の中高への一貫接続は、希望する卒業生が原則全員立教池袋中学校か立教新座中学校へ進む
- お茶の水女子大学附属小学校は公式サイトに英語教育の専用ページを置いていない
- お茶の水女子大学附属小学校の週1時間・5年生からという数字は受験情報サイト由来で、学校公式では確認できない
立教小学校は創立と同時に始めた英語を1年生から歌やゲームやカード教材で進める
立教小学校公式サイトの学校生活紹介には、立教小学校の英語教育は創立と同時に始まったと書かれています。リスニングとスピーキングを早い段階から重視し、英語への抵抗感をなくす方針です。
立教小学校公式サイトのカリキュラムページによれば、授業は1年生から始まり、歌やゲームやカード教材を積極的に取り入れています。
歴史の長さと低学年の入り方は分かります。一方で、週あたりのコマ数も使用教材の固有名も公式には出ていません。説明会で必ず聞く項目として、時数と授業言語をメモしておきましょう。
立教小学校のICT活用は英語科と情報科の連携でノート型PC40台と無線LANを使う
3校のなかで、ICTを公式に打ち出しているのは立教小学校だけでした。カリキュラムページには、英語科と情報科の連携としてノート型PCを40台追加し、バッテリー駆動と無線LANを駆使すると書かれています。
英語の授業でICTが効くのは、聞く量と繰り返す回数を個人ごとに増やせるからです。一斉授業では一人あたり数回しか回ってこない発話の機会を、機器で底上げできます。ただし何コマ使うかは公開されておらず、効果の大きさは外からは測れません。
立教小学校の中高への一貫接続は、希望する卒業生が原則全員立教池袋中学校か立教新座中学校へ進む
立教小学校公式サイトの教育の特色ページには、立教学院が一貫した連携教育を行い、立教小学校が入門期の役割を果たすことが書かれています。卒業生で希望する者は、原則全員が立教池袋中学校か立教新座中学校へ進みます。
英語の観点では、中学受験のために高学年の時間を受験勉強へ振り替えなくてよいという意味を持ちます。小5・小6の英語を切らさず続けられるかは、家庭の学習計画に直結する条件です。
お茶の水女子大学附属小学校は公式サイトに英語教育の専用ページを置いていない
お茶の水女子大学附属小学校公式サイトの学校紹介ページで教育目標として紹介されているのは、協力学年担任方式・創造活動・てつがく・プロジェクト型の活動・低学年教育の5本柱で、英語や外国語への言及はありません。
英語に関する記述が確認できたのはお茶の水女子大学附属小学校の外国語教育に関する連携研究成果のページで、留学生の出身国の言葉で挨拶をしてから、名前に使われる漢字の意味や好きなことを英語で自己紹介する実践が紹介されています。外国語活動カリキュラムを小中で共有しているという記載もあります。
英語をやっていないのではなく、英語教育を学校の看板として外に出していない、と読むのが正確です。
お茶の水女子大学附属小学校の週1時間・5年生からという数字は受験情報サイト由来で、学校公式では確認できない
お茶の水女子大学附属小学校を検索すると、5・6年次に週1時間の外国語活動があり、外国人教師と担任による合同授業が行われる、という記述に複数当たります。
この内容は受験情報サイト側の記載で、学校公式サイトでは確認できませんでした。数字が具体的だと公式情報のように見えてしまうところが、この手の情報の怖さです。
志望度が高いなら、学校説明会で開始学年と週あたりの時数を直接確認するのが確実です。
日本女子大学附属豊明小学校の350時間から考える私立小学校の英語教育の判断材料
3校を並べた結果を、家庭の選択に落とし込みます。公立との差、公立で探すときの調べ方、費用の見積もり方まで順に確認していきましょう。
- 公立小学校の英語教育は3年生の外国語活動から始まり6年間で210単位時間になる
- 英語に力を入れている小学校を公立で探すなら、自治体と学校が公開している教育課程を確認する
- 開始学年よりも続く時間で決める選び方と、家庭で止まったときに出るデメリット
- 学費と受験準備を合わせた親の年収をどう見積もるか
- いいだばし幼児教室のインターナショナル受験コースが示す3歳からの準備と、一条校をめぐる注意点
公立小学校の英語教育は3年生の外国語活動から始まり6年間で210単位時間になる
文部科学省の小学校学習指導要領解説(外国語活動・外国語編)に基づき、2020年度から3・4年生の外国語活動が年間35単位時間、5・6年生の教科としての外国語が年間70単位時間になりました。足すと35+35+70+70で210単位時間です。
日本女子大学附属豊明小学校の350〜422時間と並べると、差は140〜212時間。6年間で、公立の1.7倍から2.0倍の時間を英語に使う計算です。
倍率で見ると大きく感じますが、年あたりに直せば23時間から35時間の差です。週1回の習い事1年分くらい、と考えると生活実感に近いはずです。
英語に力を入れている小学校を公立で探すなら、自治体と学校が公開している教育課程を確認する
公立にも、標準の210単位時間を超えて英語を組む学校はあります。ただし学校名のリストは出しません。裏取りできていないものを並べても、判断材料にならないからです。
代わりに調べ方を書きます。自治体の教育委員会が出す教育課程の編成方針と、各校がホームページで公開している教育課程表に、学年ごとの授業時数が載っています。
見るのは、1年生から外国語活動を入れているか、標準の35単位時間を超えているか、英語専科の教員がいるか。「国際教育に力を入れています」とだけ書かれている場合、時数を確認するまでは何も分かっていないのと同じです。
開始学年よりも続く時間で決める選び方と、家庭で止まったときに出るデメリット
学校選びの結論を先に書きます。何年生から始まるかより、6年間でどれだけ続くかを見てください。1年生スタートを掲げていても、高学年で受験対策に時間を取られて英語が細るなら総量は伸びません。
学校の授業だけで英語が完成しない以上、家庭で選ぶ手段も同じ基準で見ることになります。オンライン英会話をやめた理由は9割が同じという実態を見ても、始めた学年の早さより続いた期間の長さが差になっています。
家庭で早くから教材に取り組んでいても事情は変わりません。DWEを卒業してから話せないと感じる家庭は珍しくないという現実があります。開始年齢や教材の値段ではなく、続けた総量と口を動かした回数が結果を分けています。
デメリットも正直に書くと、英語の時間が厚い学校はその分だけ他教科や行事の配分が変わります。英語だけを見て決めると、入学後に子どもの負担の偏りに気づくことになります。
学費と受験準備を合わせた親の年収をどう見積もるか
私立小学校に行かせる親の年収に、一律の答えはありません。ただ、見積もりの組み立て方は決められます。
各校の学費は公式サイトの学費ページに載っています。数字が確認できるのはそこだけなので、志望校ごとに開いて、入学金・授業料・維持費・教材費を年額に直してください。
見落としやすいのが、受験前の準備費用と入学後に家庭で続ける学習費です。わが家の例で言えば、公文の月謝は2026年6月の実支払いで40,150円でした。これは英語1教科の金額ではなく、子ども2人分・合わせて5教科分の合計です。
学費とは別に、家庭側の継続費用が毎月発生することを見積もりに入れてください。
いいだばし幼児教室のインターナショナル受験コースが示す3歳からの準備と、一条校をめぐる注意点
番組概要にゲストとして記載のある奥野孝子氏の名前とともに挙がっているのが、いいだばし幼児教室です。飯田橋本校・恵比寿校・池袋東武校の3教室を運営しています。
同教室のインターナショナル受験コースの案内には、英語が授業の主言語となるためリスニング・スピーキング・リーディング・ライティングをバランスよく向上させることが大切だと書かれています。準備は、できれば3歳から検討することを勧めるという記載です。出願も一般の小学校受験とずれ、年長の秋に願書受付、年長の冬に試験と面接という流れになります。
一条校でないインターナショナルスクールの小学部を卒業しても、公立や私立中学といった一条校への入学は認められません。英語環境の濃さだけで選ぶと、中学以降の進路が塞がる可能性があります。
よくある質問(FAQ)
3校の比較から外れる細かい疑問を、公式に確認できた範囲で答えます。数字が出せないものは出せないと書きます。
- 英語に強くなる小学校はどこかと聞かれても1校に絞れない理由
- インターナショナルスクールに通うには親の年収はいくら必要ですか
- 私立小学校の英語の教科書は公開されているか
- 英語で授業をする小学校を関東で探すときの見分け方
英語に強くなる小学校はどこかと聞かれても1校に絞れない理由
6年間の総時間で比べられるのが3校中1校しかない以上、順位はつけられません。日本女子大学附属豊明小学校が350〜422時間で、残る2校は算出不能。確認できた事実はこれがすべてです。
仮に順位がついたとしても、学校だけで話す力が完成することはありません。オンライン英会話を毎日続けるのがきついと感じる親子がぶつかる壁も、結局は続け方の問題です。
インターナショナルスクールに通うには親の年収はいくら必要ですか
今回確認できた一次資料に、年収の目安を示す数字はありませんでした。だから具体的な金額は書きません。
見積もるなら、学費にスクールバス代・教材費・英語での家庭サポート費を足して年額にしてください。一条校でないスクールなら中学以降の進路が制限されるため、その先の学費まで含めて考える必要があります。
私立小学校の英語の教科書は公開されているか
今回調べた3校とも、使用教材の固有名を公式サイトに載せていませんでした。立教小学校は歌やゲームやカード教材という表現にとどまり、日本女子大学附属豊明小学校は独自カリキュラムとだけ記載しています。
教科書名を知りたいなら、公開されていない項目を確認するために説明会へ行く、という使い方をおすすめします。
英語で授業をする小学校を関東で探すときの見分け方
学校のページで「英語に力を入れています」という一文を見つけたら、その先に4つの記載があるかを確かめてください。開始学年、年間または週あたりの時数、授業言語、担当教員の資格です。
今回の3校で、この4つすべてが埋まったのは1校だけでした。逆に言えば、4つ揃っている学校は情報開示の姿勢が明確だと判断できます。埋まらない場合は、その4項目を質問リストにして説明会へ持っていきましょう。
まとめ:円卓コンフィデンシャル3校で見た私立小学校の英語教育の結論
学校の英語だけで話せるようになるとは限りません。うちが公文で読み書きの土台を作りながら、話す機会を別に用意しているのもそのためです。
英語で学校を選ぶなら、選んだあとに家庭で何を積むかまでセットで決めておくと迷いません。公文英語の評判が賛否で割れる本当の理由を先に確認しておくと、読み書きの土台をどう作るかという次の判断がしやすくなります。
公文以外の選択肢を検討しているなら、トド英語を更新しないとどうなるかを見ておくと、続ける・やめるを判断するときの目安になります。


