小学生の英語だけを通信教育で受けられるのか|3社に公式で確認した結果

この記事は約22分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

小学生の英語だけを通信教育で受けさせたい。国語や算数までセットで払うつもりはない。そう思って調べ始めたのに、比較記事をいくつ開いても「英語だけ取れるのか」がどこにも書いていない。

結論から書きます。英語だけを契約できるのは進研ゼミとZ会の2社です。

ただしZ会には「紙の小学生コース・4〜6年生だけ」という条件が付きます。スタディサプリの小学講座には、そもそも英語という教科がありません。

この3社について、受講できる条件・英語だけの実額・レベルの目安を、公式の回答と公式ページで1社ずつ確認しました。教室に通わせた場合の実際の月謝とも並べています。

筆者はTOEIC800点超、シンガポールでの居住経験あり。小4(公文英語H教材)と小2の兄妹を育てながら、読み書きは進むのに話せないという壁を家庭で追いかけています。

この記事のポイント
  • 英語だけ契約できるのは進研ゼミとZ会の2社。Z会は紙の4〜6年生に限られる
  • スタディサプリの小学講座に英語という教科はない(国語・算数・理科・社会の4教科)
  • 英語だけの相場は月2,176円〜3,280円。年に3万円前後
  • 進研ゼミは全12段階のうち、小学生版で使えるのはレベル8まで
  • 通信教育で伸びるのは読み書きと英検。会話は別に回数を足す必要がある

小学生の英語だけを通信教育で受けられるのは2社。ただし片方は条件つき

英語だけを単独で契約できるかどうかは、3社で答えがきれいに分かれます。まず可否と条件を並べ、そのあと1社ずつ、なぜそうなるのかを見ていきましょう。

このセクションでわかること
  • 進研ゼミは、英語だけの契約ができる
  • Z会は紙の4〜6年生だけ。タブレットでは取れない
  • スタディサプリの小学講座には、英語という教科がない
会社英語だけ条件
進研ゼミ受けられる月3,280円で単体契約できる
Z会条件つき紙の小学生コース・4〜6年生のみ
スタディサプリ受けられない小学講座に英語の教科がない

※料金は2026年8月時点。公式の回答および公式サイトで確認しています。

3社を並べて分かるのは、英語だけ取れるかどうかは会社名ではなく、選んだコースで決まるということです。

Z会は会社としては英語だけの受講を用意していますが、タブレットを選んだ瞬間に不可能になります。同じ会社に申し込んでいても、コースが違えば答えが逆になる。ここを知らずに公式サイトを眺めていると、申し込みの最終画面で初めて気づくことになります。

  • 英語だけ取りたいなら、進研ゼミの単体受講かZ会の紙(4〜6年生)
  • Z会のタブレットコースは6講座セット固定で、英語だけにはできない
  • スタディサプリは英語目的では選べない(教科として存在しない)

進研ゼミは、英語だけの契約ができる

進研ゼミの英語教材はチャレンジイングリッシュという名前で、これだけを単独で契約できます。ベネッセの問い合わせ窓口に確認したところ、進研ゼミ本体を受講していなくても申し込めるとのことでした(2026年8月5日・8月9日回答)。

株式会社ベネッセコーポレーション ベネッセの通信教育サービス お問い合わせ窓口からの回答メール(2026年8月5日受領)。管理番号と宛名は伏せています
株式会社ベネッセコーポレーション ベネッセの通信教育サービス お問い合わせ窓口からの回答メール(2026年8月5日受領)。管理番号と宛名は伏せています

料金は、外国人講師とのオンラインスピーキングを月に何回入れるかで変わります。

オンラインスピーキング月額(税込)
月2回3,280円
月3回4,100円
月4回5,100円

※2026年8月時点・ベネッセ公式回答で確認。

回数は入会手続きのときに選べます。口コミでは「月2回しか選べない」と書かれていることがありますが、これは誤りでした。月2回は下限であって、上限ではありません。

ここで一つ、混乱しやすい点があります。進研ゼミの本体を紙の「チャレンジ」で受講している家庭では、チャレンジイングリッシュのアプリ部分は受講費に含まれていて、追加で払うのはオンラインスピーキングの分だけです(月1回1,080円/月2回2,160円/月3回2,980円/月4回3,980円)。

一方でタブレットの「チャレンジタッチ」では、2026年4月度からチャレンジイングリッシュ自体が有料オプションに変わりました。

「無料だと聞いていたのに」という声が残っているのは、この改定が原因です。なくなったわけでも、全員が有料になったわけでもありません。有料化したのはタッチ側だけ、というのが正確なところ。

弱点も正直に書いておきます。オンラインスピーキングは月2回スタートなので、話す回数としてはかなり少ない。Xでも、こんな声が出ています。

同じ金額で受け放題のオンライン英会話と並べられたら、確かに揺れます。ただ、受け放題は予約を取って親が付き添う前提の運用になりがちで、共働きの家庭が週に何度も回せるかは別の話です。月2回が固定で入るという設計は、放っておくと英語をゼロにしてしまう家庭にとっては、むしろ現実的な数字だと考えています。

英語だけの契約でどこまでできるのか、教材の中身とレベル判定の仕組みは進研ゼミ小学講座の資料で確認できます。

Z会は紙の4〜6年生だけ。タブレットでは取れない

Z会も英語だけの受講ができます。ただし条件がかなり細かく、ここを読み違えると申し込めません。

学年・コース英語だけ公式の表記
紙・4〜6年生できる1教科・1講座から受講可能
紙・3年生できない英語を含むセット受講
タブレットできない6講座セット受講
紙・1〜2年生できない国語・算数とセットのデジタル教材

※Z会公式サイトの英語講座ページ・2026年8月12日確認。

つまりZ会で英語だけが成立するのは、紙の小学生コースの4年生から6年生までです。3年生は英語を含む5教科のセット、1〜2年生は国語と算数に英語のデジタル教材が付いてくる形で、英語を単独では選べません。

見落としが起きやすいのはタブレットコースです。小学生タブレットコースは国語・算数・理科・社会・英語に未来探究学習を加えた6講座のセット受講で固定されていて、英語だけを抜き出すことも、英語を外すこともできません。

「タブレットのほうが子供が続きそうだから」と先にコースを決めてしまうと、英語だけという当初の希望はその時点で消えます。逆に言えば、紙で書くほうが定着する子なら、Z会は最も安く英語だけを足せる選択肢になります。

3年生以下の家庭には正直に伝えておきます。Z会で英語だけを取る道は、いまのところありません。学年が上がるのを待つか、進研ゼミの単体受講に切り替えるかの二択です。

条件に当てはまるかどうかは学年で決まるので、まずはZ会の小学生コースで自分の子の学年の欄を見てみてください。

スタディサプリの小学講座には、英語という教科がない

これはあまり知られていません。スタディサプリの小学講座で用意されているのは、国語・算数・理科・社会の4教科だけです。英語という教科そのものが存在しません(スタディサプリ公式の講座案内・2026年8月12日確認)。

比較記事の多くがスタディサプリを小学生の英語通信教育の一覧に入れていますが、公式の講座案内を開いても、英語という項目は小学講座のラインナップに並んでいません。

ややこしいのは、契約すると小1から高3までの全講座が学年に関係なく見放題になる点。だから中学講座の英語の動画を再生すること自体はできます。ただしそれは中学生に向けて作られた授業であって、小学生向けの英語講座ではありません。

英語を目的にスタディサプリを選ぶ理由は、現時点ではありません。

とはいえ、この教材の価値がないという話ではまったくないので、線をきちんと引いておきます。

英語だけを足したいならスタディサプリは対象外です。一方で、算数の理解が怪しくなってきた、理科と社会もまとめて立て直したい、そのうえで塾の費用は抑えたいという家庭にとっては、月2,178円で4教科が見放題という設計はかなり強い。目的が英語かどうかで、評価が正反対に振れる教材です。

英語がないなら、うちは検討しなくていいってこと?

筆者
筆者

英語だけが目的ならそうです。ただ「英語以外も一緒に何とかしたい」なら話が変わります。用途で切り分けてください。

小学生の英語だけなら通信教育は月いくらか

英語だけを切り出したときの実額を並べます。学年で変わる部分と、支払い方で変わる部分があるので、そこも含めて見ていきましょう。

このセクションでわかること
  • 紙とタブレットで、金額も条件も変わる
  • 教室に通わせるといくらかかるか
  • 公式に書かれていない金額もある
会社・学年12ヶ月一括(月あたり)毎月払い
Z会 4年生2,176円2,560円
Z会 5〜6年生2,516円2,960円
進研ゼミ 単体受講設定なし3,280円

※2026年8月時点。Z会は公式サイト、進研ゼミは公式回答で確認。

年間にすると、Z会の4年生が26,112円、5〜6年生が30,192円、進研ゼミが39,360円です。小学生の英語だけを通信教育で受けるなら、年3万円前後が相場と考えて差し支えありません。

Z会の4年生と進研ゼミの差額は年13,248円。この差が何の代金かというと、外国人講師とのオンラインスピーキング年24回分です。1回あたり552円で、話す機会を家の中に固定できる計算になります。

高いか安いかを言い切ります。英語だけで月3,000円前後は、妥当どころか安い部類です。判断の基準にしたのは教室に通わせた場合の月謝で、そちらと並べると桁が一つ違って見えてきます。

\ 料金と対象学年を確認 /

※資料請求は無料です

学年が4〜6年生で紙のほうが合いそうなら、Z会の資料も一緒に取り寄せると比べやすくなります。どちらも届くのは紙なので、子供の時間を使わずに親だけで判断できます。

紙とタブレットで、金額も条件も変わる

紙かタブレットかは好みの問題だと思われがちですが、この3社では受けられる内容そのものが変わります。

会社タブレット
進研ゼミ英語アプリは受講費内2026年4月から有料
Z会英語だけ取れる(4〜6年生)6講座セットで不可
スタディサプリ主教材ではない英語の講座がない

※2026年8月時点・各社公式で確認。

この表で一番効くのは、Z会の行です。紙を選ぶと英語だけ取れて、タブレットを選ぶと取れない。同じ会社で、同じ英語講座なのに、入り口の選択だけで結論がひっくり返ります。

進研ゼミの行も読み方に注意がいります。紙の「チャレンジ」なら英語アプリは受講費の中に入っていますが、これは進研ゼミ本体を受講している前提の話です。英語だけを単体で契約する場合は、この「受講費内」という条件は使えず、月3,280円からのオプション料金になります。

スタディサプリは動画授業が主教材で、紙のテキストは1冊1,320円で別に買う形です。書いて覚えるタイプの子には、そもそも設計が合いません。

支払い方でも差が出ます。Z会は12ヶ月一括で15%オフ、6ヶ月一括で5%オフ。

毎月払いの2,560円と一括の2,176円では、年間で4,608円ちがいます。1年続ける前提なら一括のほうが得ですが、続くかどうか分からない段階で12ヶ月分を先に払うのは怖い。

最初の数ヶ月は毎月払いで様子を見て、続きそうなら切り替えるのが現実的です。

なお英語ではなく、算数や理科まで含めて家庭学習をまるごと立て直したいという場合は、スタディサプリ小学講座のように4教科が見放題になる形のほうが費用対効果は高くなります。英語だけを探しているうちは対象外ですが、目的が変わったときには候補に戻ってきます。

教室に通わせるといくらかかるか

比較の物差しとして、わが家が実際に払っている金額を出します。

公文の月謝は1教科8,030円です。2026年6月18日の支払いは40,150円でした。

上の子が英語・国語・算数の3教科、下の子が国語・算数の2教科で、合計5教科分。下の子は英語が苦手で一旦お休みしているため、英語を外した構成になっています。

私が公文に支払った2026年6月18日分の支払照会画面。利用先はクモンシキキヨウシツ、金額は40,150円
私が公文に支払った2026年6月18日分の支払照会画面。利用先はクモンシキキヨウシツ、金額は40,150円

英語1教科だけを取り出しても、年間で96,360円になります。通信教育の英語と並べると、こうです。

学び方英語1つ分の月額年間
Z会 4年生2,176円26,112円
進研ゼミ 単体3,280円39,360円
公文 英語1教科8,030円96,360円

※通信教育は2026年8月時点の公式情報、公文は2026年6月の実支払額。

通信教育の英語は、教室に通わせる場合のおよそ4分の1から3分の1の費用で足せます。公文とZ会の差は年70,248円、進研ゼミとの差でも年57,000円。金額だけを見れば、迷う理由がないほど開いています。

ただし、この差額は品質の差ではありません。何を買っているかが違います。

公文の8,030円には、週2回の通室、先生が子供の進み具合を見て宿題の量を決めること、そして教室に行けば必ずやるという強制力が含まれています。通信教育の3,280円には、それがありません。かわりに、送迎が消え、時間の縛りが消えます。

わが家は上の子の宿題を、英語・国語・算数で毎日1束ずつ出してもらっていました。ところが国語と算数が中学教材に入って難しくなり、半分に減らす調整を先生と相談しています。この調整が入るのが教室のいいところで、通信教育では親がやるしかない部分です。

年間5万から7万円の差額は、「進み具合を見て量を決めてくれる人がいるかどうか」の値段だと考えると納得しやすくなります。そこを親が引き受けられる家庭なら、通信教育のほうが明らかに合理的です。

兄弟が増えると話はさらに単純になります。教室は人数分だけ月謝が積み上がりますが、通信教育でも1人1契約が基本という点は同じ。ただ単価が3,280円と8,030円では、積み上がり方の傾斜がまるで違います。

公式に書かれていない金額もある

正直に書いておきます。今回調べた中で、公式サイトにも公式の回答にも載っていなかった数字がいくつかありました。

一つはZ会の3年生です。3年生は英語を含むセット受講なので、英語だけの料金設定がありません。セットの月額(4年生で12ヶ月一括8,680円、5〜6年生で9,980円)は確認できましたが、その内訳としての英語1教科分の金額は公式ページに書かれていませんでした。【要確認:Z会3年生の英語1教科分の金額】

もう一つはZ会のAsteriaです。小学英語の上の英検対策は別講座になると案内されていますが、対応する級と追加料金までは今回確認できていません。【要確認:Asteriaの対応級と追加費用】

Z会の英語にスタンダードとハイレベルの区分があるかどうかも、確認が取れませんでした。主要教科には2レベル制がありますが、英語に同じ区分があるかは公式ページで判別できません。【要確認:Z会英語のレベル区分】

こういうときに「おそらく○○円程度」と書いてしまうのが一番危ない。実際に申し込んだときに違う金額が出てくると、それは記事のせいで損をしたことになります。

分からないものは分からないまま置いておきます。気になる項目があれば、資料請求のときに一緒に聞いてしまうのが早いです。

小学生の英語の通信教育は、どのレベルから始めればいいか

英語だけを取ると決めたあと、次に詰まるのがレベル選びです。簡単すぎれば飽きるし、難しすぎれば嫌いになります。各社の段階の作りと、いまの到達点を測る方法を見ていきましょう。

このセクションでわかること
  • 進研ゼミは12段階。小学生が使うのはレベル8まで
  • Z会は英検5級が目安。その上は別の講座になる
  • いま子供がどこまで進んでいるかを測る物差し

進研ゼミは12段階。小学生が使うのはレベル8まで

チャレンジイングリッシュのレベルは全部で12段階です。ただし小学生がそのまま12まで進めるわけではありません。

チャレンジイングリッシュのレベル体系についてのベネッセからの回答メール
株式会社ベネッセコーポレーション ベネッセの通信教育サービス お問い合わせ窓口からの回答メール(2026年8月9日受領)。管理番号と宛名は伏せています。レベルが12段階であること、小学生版はレベル8まで取り組めること、小学講座の受講生がレベル9〜12を使う場合も月額3,280円のままであることが記載されています。

ベネッセの回答によると、小学生に提供されるのは「小学生版」で、取り組めるのはレベル8までとのことでした(2026年8月9日回答)。レベル9から12は中学・高校生版のアプリの領域で、小学生が通常そのまま使えるものではありません。

ただし道が閉ざされているわけではなく、小学講座の受講生でも別途手続きをすればレベル9〜12を利用できます。しかも料金は変わりません。

使えるレベル月額
小学生版1〜83,280円
小学生が9〜12を使う場合9〜123,280円のまま
中学・高校生版7〜125,700円

※オンラインスピーキング月2回の場合。2026年8月時点・公式回答で確認。

金額が上がるのは、子供が中学生になって中学・高校生版へ移るタイミングです。そこで月5,700円になります。小学生のうちに先取りで9以上へ進んでも、追加費用は発生しません。

レベルと英検の対応も整理しておきます。小学生版のレベル1〜8が英検5級から3級の相当範囲、中学・高校生版のレベル7〜12が英検5級から準1級の範囲です。二次情報で「8段階」と「12段階」、「3級まで」と「準1級まで」が食い違って見えるのは、どちらも正しく、見ているアプリが違うだけだからです。

学年の目安はレベル1が1・2年生で英語が初めての子、レベル3が5・6年生で初めての子、レベル4から中学の先取りに入ります。レベル1と2ではアルファベットとフォニックスから始まるので、公文などで読み書きが進んでいる子は、判定で4以上から始まることも珍しくありません。

最初のレベル判定がどう進むのかは、実際に受けた保護者の説明が分かりやすいです。

親が先に教材歴や検定歴を答えて、それを踏まえた問題が子供に出る二段構えになっています。いきなり子供だけがテストを受けさせられるわけではないので、初回の身構えは減らせます。

判定が出たあと、それより上を狙うこともできます。

判定はレベル8だったけれど12まで上げてもらった、という報告です。ここは自分では変更できず問い合わせ窓口への連絡が必要な運用なので、知っているかどうかで使い勝手がかなり変わります。逆に一度決まると自動では下がらないので、背伸びさせすぎると子供がしんどくなる点だけ注意してください。

Z会は英検5級が目安。その上は別の講座になる

Z会の小学英語が目指すのは、英検5級相当の基礎力です。アルファベットと音の対応から始めて、中学英語につながる土台を作るところまでが射程に入っています。

進研ゼミが12段階で先へ先へと伸ばす作りなのに対して、Z会は小学生の英語としての完成度を上げる方向。到達点の高さで比べると進研ゼミですが、深さと問題の質で選ぶ人がZ会を選んでいます。

より上の英検対策は、小学英語の中ではなくAsteriaという別の講座で扱う案内になっています。ここが今回の調査で残った宿題で、対応級も追加料金も確認できていません。【要確認:Asteriaの対応級と追加費用】

英検の準備まで通信教育で完結させたいなら、この点は申し込む前に必ず問い合わせてください。小学英語だけを取って「これで英検も対策できる」と思い込むと、想定と違うことになります。

紙の小学生コースには主要教科でスタンダードとハイレベルの2レベル制がありますが、英語に同じ区分があるかは公式ページで判別できませんでした。【要確認:Z会英語のレベル区分】ここも資料請求のときにまとめて聞いてしまうのが確実です。

分かっていることだけで判断するなら、公文や学校で読み書きが先行している子には、Z会の英語は物足りなくなる可能性があります。逆に英語がまったく初めてで、まずは正しい音と文字から丁寧に入れたい子には合います。

いま子供がどこまで進んでいるかを測る物差し

レベル選びで一番困るのは、「うちの子がいまどのくらいなのか」を親が言語化できないことです。学校の成績には英語の到達度がほとんど表れません。

わが家が物差しに使っているのは、公文の教室で配られる進度一覧基準表です。この紙は公文の公式サイトには載っていません。教材の記号と、標準的なペースで進んだ場合に何年生でそこへ到達するかの対応が書かれています。

教室で配布された公文式英語の進度一覧基準表。教材記号と学年の対応が載っています(2026年7月撮影)
教室で配布された公文式英語の進度一覧基準表。教材記号と学年の対応が載っています(2026年7月撮影)

読み取れる対応は次のとおりです。

教材標準で到達する時期
GⅠ小6
GⅡ中1前半
HⅠ中1後半
HⅡ中2前半
IⅠ中2後半
JⅠ中3後半

わが家の上の子は小4でH教材です。表に当てはめると中1後半から中2前半のペースで、受動態が出てくるあたりを毎日1束こなしています。小3の3月までにHⅠへ到達したので、3学年先の基準を満たしてオブジェももらいました。

この記号を一つ持っておくと、通信教育のレベル選びが一気に楽になります。たとえばH教材まで来ている子にチャレンジイングリッシュのレベル1(アルファベットとフォニックス)を当てると、確実に退屈します。判定でレベル4以上が出ても驚く必要はありません。

ここで一つ、混同しやすい点を書いておきます。「教材の内容が何年生レベルか」と「標準ペースで何年生のときにそこへ到達するか」は別の軸です。

G教材は中1相当の内容ですが、標準ペースだとGⅠに入るのは小6。ここを混ぜると矛盾して見えるので、表を読むときは「いつ到達するか」の列を見てください。

公文に通っていない家庭でも、代わりの物差しは作れます。英検の級(5級なら中1相当、4級なら中2相当)、学校の外国語活動でアルファベットが全部書けるか、知っている単語をいくつ言えるか。この3つを確認するだけでも、レベル1から始めるべきか4から始めるべきかの判断はかなり絞れます。

「小学生に英語の通信教育はいらない」と言われる理由

始める前に一度立ち止まりたい人向けに、否定側の意見も整理します。契約しないほうがいい家庭は実際にあります。

このセクションでわかること
  • いらない家庭の条件
  • それでも英語だけは事情が違う

いらない家庭の条件

通信教育が不要と言われるとき、根拠として挙がるのはだいたい次の4つです。

契約しなくていい家庭の条件
  • 学校の授業だけで理解できていて、成績に不安がない
  • 家庭学習の習慣がすでに回っている
  • 中学受験の予定がなく、学校以外の負荷を増やしたくない
  • 保護者が学習内容を直接みてやれる

この4つに当てはまるなら、無理に契約する必要はありません。月3,000円でも年間で4万円近くになります。使わない教材が毎月届く状態は、金額以上に「やらせなきゃ」という圧を家に持ち込みます。

デメリットとしてよく指摘されるのは、塾のような競争環境がないこと、その場で質問できないこと、そして子供のレベルに教材が合わないことです。最後の一つは、公文の進度表のような物差しを一つ持っておけば、ある程度は避けられます。

もう一つ、契約する前に見ておくべき落とし穴があります。教材の中身ではなく、機械のテンポで脱落するパターンです。

タブレットの反応を待つのが嫌だと子供が言い出した、という声。本を自分でどんどん読める子ほど、タブレットの読み込みや音声の再生を待つ数秒が遅く感じられるようです。これは教材の質とは無関係なので、レビューをいくら読んでも予測できません。

チャレンジイングリッシュについて集めた声は16件で、ネガティブに分類されたのは4件でした。そのうち2件は教材の中身への不満ではなく、続かなかったという話です。(残り2件はオンラインスピーキングの回数と、やりすぎによる視力の心配でした。)

不満の半分が「内容が悪い」ではなく「回らなかった」に寄っているという偏りは、教材選びより先に考えるべきことがあると示しています。どれを選ぶかより、誰がいつやらせるか。ここが決まっていない状態で申し込むと、価格が高くても安くても同じ場所で止まります。

それでも英語だけは事情が違う

ここまで否定側を書いておいて言うのも何ですが、英語に関しては少し事情が違うと考えています。

国語や算数は、学校の授業と宿題という回路がすでに毎日動いています。やらなければ点が下がるので、放置しても親が気づく仕組みがある。

英語にはそれがありません。小学校の外国語は成績への跳ね返りが弱く、家で何もしなくても表面上は困らない。困っていないまま中学に入って、そこで一気に差がついてから慌てる家庭を、当ブログでは何度も見てきました。

わが家が公文の英語を続けているのも同じ理由です。伸ばすためというより、英語を忘れないための維持装置として置いています。週に一度でも英語に触る回路が家にあるかどうかで、中学に入ったときの体感がまるで変わります。

通信教育の英語は、この維持装置の役割にはよく効きます。読み書き、文法、英検の土台。ここは月3,000円で買える範囲です。

ただし、会話が伸びるとは限りません。ここは正直に線を引きます。今回調べた範囲では、英語だけに絞って「通信教育は不要」と主張する当事者の声は見つかりませんでした。ですから上に挙げた否定意見は、通信教育全般についての一般論として読んでください。【要確認:英語に限定した否定意見の裏づけ】

そのうえで、当ブログの立場ははっきりしています。読み書きは通信教育や公文で十分に進む。話す力だけは、別の回路を用意しないと育ちません。

小学生の英語は、通信教育だけでは話せるようにならない

最後に、通信教育で届く範囲と届かない範囲を分けておきます。ここを混ぜたまま契約すると、1年後に「思っていたのと違う」となりがちです。

このセクションでわかること
  • 読み書きと会話は別の筋肉
  • 会話まで伸ばしたい場合の選び方
  • さらに詳しく知りたい人へ

読み書きと会話は別の筋肉

私はTOEIC800点を超えていますが、外国人を前にすると言葉が出てきません。読めるし書けるのに、口が動かない。シンガポールに住んで、英語が生活の道具として機能している環境を見たとき、この二つがまったく別の能力だと痛感しました。

同じことが子供にも起きています。上の子は公文で中2レベルの英文を読み、受動態のプリントをこなしています。

ところが音読を聞いていると、文字を追ってはいるけれど英語として話してはいない。私と同じ道を歩いていることに気づいたのが、このブログを始めた動機です。

読み書きは、正しい教材を毎日少しずつ積めば進みます。教材の質が結果に直結する世界なので、通信教育はここに強い。

会話は積み方が違います。人と話した回数がそのまま実力になる世界で、教材の質より頻度が効きます。

月2回のオンラインスピーキングは、年24回。会話の筋肉を作るには、正直まったく足りません。

だから通信教育を否定するのではなく、役割を決めて使います。読み書き・文法・英検の土台は通信教育か公文に任せる。

話す回数は別で足す。この分担をはっきりさせた家庭は、途中で「効果が出ない」と迷わなくなります。

金額の設計も、この分担で考えると納得しやすくなります。英語だけの通信教育が月3,000円前後。

ここに会話を足すと、合計は月1万円前後になります。教室に週1回通わせるのと同じくらいの支出で、家でやる読み書きと外とつながる会話の両方が手に入る計算です。

会話まで伸ばしたい場合の選び方

会話を足すと決めたとき、いきなり月額の契約から入る必要はありません。

子供向けの英語サービスの多くは無料体験を用意しています。ここで見るべきなのは、教材の豪華さではなく、子供が画面の向こうの人に一言でも返したかどうか。

それだけです。返せた子は続きますし、固まったまま終わった子は、しばらく音声を浴びる期間を挟んだほうが早いこともあります。

親だけで先に相談できるサービスもあります。CampusTopの無料カウンセリングは保護者だけで受けられる形なので、子供の予定を空けたり、機嫌を伺ったりしなくて済みます。

いまどの段階にいるのか、会話を足すべきか、それとも読み書きを先に固めるべきか。この整理を第三者と一緒にやれる場があると、教材選びの迷いはかなり減ります。

体験していないサービスについて使用感は書けないので、公式が公開している条件だけを書いておきます。カウンセリングは無料、対象は6歳から12歳、申し込みは公式サイトから。※2026年8月時点・公式サイトで確認。

\ 子供の時間は使いません /

※親だけで相談できます

順番としては、まず英語だけの通信教育で読み書きの土台を固めながら、並行して無料体験で会話の入り口を試す。この二本立てが、共働きの家庭にとっては一番破綻しにくい形です。どちらか片方に全部を期待すると、期待した側が必ず足りなくなります。

さらに詳しく知りたい人へ

会話を足す話の周辺で、当ブログが実際に見てきたことをまとめた記事があります。必要なものだけ開いてください。

始めたのに続かなかった、という段階にいるなら続かない理由が近いです。やめるときの流れには型があるので、やめ方の型もあわせて読むと、次に同じ失敗をしにくくなります。

月3,000円の通信教育と、数十万円する英語教材を天秤にかけているなら高額教材で後悔する条件が判断材料になります。会話の選択肢を具体的に見比べたい場合は口コミの一覧から入ってください。

小学生の英語の通信教育は「英語だけ受けられるか」で選ぶ

このセクションでわかること
  • 英語だけを契約できるのは進研ゼミとZ会の2社
  • 進研ゼミはチャレンジイングリッシュの単体受講が可能で、月3,280円(オンラインスピーキング月2回)
  • 回数は月2回・3回・4回から入会時に選べる。月2回は下限であって上限ではない
  • 紙の「チャレンジ」では英語アプリは受講費内。タブレットの「チャレンジタッチ」は2026年4月から有料オプションに変わった
  • Z会で英語だけが成立するのは紙の小学生コース・4〜6年生のみ
  • Z会のタブレットコースは6講座セット固定で、英語だけは選べない。3年生以下も不可
  • スタディサプリの小学講座に英語という教科はない(国語・算数・理科・社会の4教科)
  • ただし英語以外もまとめて立て直すなら、月2,178円で4教科見放題という設計は強い
  • 英語だけの実額はZ会4年生で月2,176円、5〜6年生で月2,516円(いずれも12ヶ月一括)
  • 年間ではZ会26,112円、進研ゼミ39,360円。相場は年3万円前後
  • 公文は1教科8,030円で年96,360円。通信教育は教室のおよそ3分の1から4分の1
  • 差額は品質差ではなく、進み具合を見て量を決める人がいるかどうかの値段
  • 進研ゼミのレベルは全12段階。小学生版で使えるのは8まで、9〜12は別途手続きで料金は据え置き
  • 中学生になって中学・高校生版へ移ると月5,700円
  • Z会の英語は英検5級相当が目安。その上のAsteriaは対応級・料金とも未確認
  • Z会3年生の英語1教科分の金額も公式に記載がない
  • 学校の授業で足りていて家庭学習の習慣がある家庭は、無理に契約しなくていい
  • 集めた口コミ16件のうちネガティブは4件で、その半分は中身ではなく続かなかった話
  • 通信教育で伸びるのは読み書き・文法・英検の土台。会話は回数が要る別の筋肉

英語だけ取れるかどうかは、会社を選んだ時点ではなく、コースを選んだ時点で決まります。紙かタブレットか、何年生か。ここさえ押さえておけば、申し込みの最後の画面で「英語だけにできない」と気づくことはもうありません。

迷っているなら、まず資料で自分の子の学年の欄を確認するところからで十分です。

学年ではなくレベルで進む小学生英語!進研ゼミの「 チャレンジイングリッシュ 」

Challenge English の料金(税込)対象学年主な教材
月3,280円〜(オンラインスピーキング月2回・英語だけの単体受講も可)小学1年生〜6年生タブレット / テキスト / オンラインスピーキング
受講形式無料体験公式HP
自宅学習(毎月お届け)無料体験教材・資料請求あり無料で資料請求
  • 学年ではなくレベル別に進むので、得意な子は先取り、つまずいた子は戻ってやり直せる!
  • 「聞く・話す・読む・書く」の4技能をタブレットで学べて、発音は音声認識でその場で判定される!
筆者
筆者

小学生の英語でつまずく原因の多くは、学校の進度と子どものレベルが噛み合っていないことです。チャレンジイングリッシュはそこを学年から切り離してくれるので、進んでいる子も遅れている子も同じ教材で続けられます。いきなり申し込む必要はありません。資料請求だけでも、教材の中身とレベル判定の仕組みは十分わかります。

チャレンジイングリッシュは、ベネッセの進研ゼミ小学講座で使える小学生向けの英語教材です。

いちばんの特徴は、学年に縛られずレベル別に進むこと。最初にレベル判定を受けて、その子に合ったところからスタートします。

「聞く・話す・読む・書く」の4技能をタブレットで学び、発音は音声認識で判定されます。外国人講師とのオンラインスピーキングも組み込まれているので、家にいながら話す練習まで完結します。

小学校の英語授業についていけるか不安、でも英会話スクールに通わせる時間はない。そういう家庭がまず検討する定番です。

タイトルとURLをコピーしました