小学生の英検5級テキストのおすすめを探すと、10選や15選という一覧ばかりが出てきますよね。
書店でも似た表紙が並んでいて、結局どれを買えばいいのか決まらないまま帰ってきた。
そんな経験があるなら、先に結論を置きます。
そろえるのは3冊です。入門1冊、単語帳1冊、そして直前に解く過去問か予想問題を1冊。
ただし、その3冊の中身は学年では決まりません。
決めるのは読み書きの実力で、公文などで先取りしている子と英語が完全に初めての子では、1冊目がまるごと入れ替わります。
そして誰も書いていないのが、合格までにいくらかかるかという話。
定価の合計と受験料を足した実支出、テキストごとに親が何分横につく必要があるか、買ったのに開かなくなったときの立て直し方まで、この記事で全部出します。
書いているのはTOEIC800点超でシンガポール暮らしも経験した父親です。いま小4と小2の子が公文英語のH教材を続けていて、上の子は2026年10月の英検5級に向けて旺文社のドリルを進めている最中です。
- そろえるのは入門1冊・単語帳1冊・直前の過去問1冊の3冊。全部買うと量に負けて続かない
- 3冊の定価合計は3,410円から。受験料2,400円を足した実支出は5,810円から
- テキストは学年ではなく読み書きの実力で選ぶ。同じ小学5年生でも先取り組と初心者で正解が違う
- 旺文社と学研の入門書は狙いが違う。試験の疑似体験を取るか、会話表現から入るかで分かれる
- ランキングの順位は売れた数であって、うちの子に合う順ではない
- 親が英語を教えられなくてもテキスト学習は回せる。そのかわり選ぶべき1冊が変わる
- 無料の過去問とプリントとアプリでどこまで代替できるか、その境界線を実際に引く
- 買ったのに開かなくなったときの立て直し方まで先に持っておく
- 小学生の英検5級テキストのおすすめを探す前に確かめる読み書きの実力
- 目的別に選ぶ小学生の英検5級テキストのおすすめ4タイプ
- テキストは入門・単語・文法・演習の4タイプに分かれる。この4つのどこが弱いかで買う順番が決まる
- 英語ゼロから始める子の1冊目。旺文社の小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル
- 会話表現から入る学研のはじめての英検5級。旺文社のドリルとどちらを選ぶかの分かれ目
- 単語をどう覚えるか。でる順パス単は出題頻度順、単熟語EXはイラスト付きという役割の違い
- イラストで覚える単語帳が向く子と、頻度順で機械的に回したほうが早い子
- 文法の骨組みを作る参考書。総合対策教本とひとつひとつわかりやすくの守備範囲
- 直前の仕上げに使う過去問。過去6回全問題集と7日間完成予想問題ドリルの使い分け
- 演習用の問題集を早く買いすぎると、解けなくて自信を失う順序の問題
- 音声が付くかどうかでリスニングの伸びが変わる。配点の半分を占める領域の教材選び
- 小学生の英検5級テキストのおすすめは3冊。組み合わせと実費の全部
- 入門1冊と単語帳1冊と直前の過去問1冊。この3冊構成が現実的だと複数の情報源で共通していた
- 3冊そろえるといくらかかるのか。定価の合計に受験料を足した、合格までの実支出
- 受験料は級によって違い、5級は年3回の検定ごとにかかる。わが家が実際に払った金額の控え
- ランキングの1位から順に買うと外れやすい。順位が示しているのは売れた数であって適合度ではない
- 人気が高いテキストほど対象年齢の幅が広く、小学生には情報量が多すぎることがある
- 1冊だけ買うならどれか。本屋で迷ったときの優先順位のつけ方
- 学年と学習期間で組み替えるおすすめテキストのセット。低学年寄りと高学年寄りで中身を入れ替える
- 塾や公文の教材とかぶらせない買い方。すでに持っている教材で代用できる枠を先に外す
- 図書館で試し読みしてから買う流れ。3冊とも当たりを引くための事前確認
- 買った小学生の英検5級テキストを使い切るおすすめの進め方
- 小学生の英検5級テキストと併用がおすすめの無料教材とアプリ
- 英検協会の公式サイトで過去問がどこまで無料で手に入るか。買う前にレベル感を確かめる使い道
- プリントを無料で配っているサイトは、テキストの代わりになるのか演習の追加分なのか
- アプリでリスニングを埋める使い方。テキストの付属音声と役割が重なる部分をどう整理するか
- 無料のアプリと有料のものでどちらがおすすめか、5級の出題範囲に限って判断する
- オンライン英会話の英検対策コースはこの級で必要か。5級はスピーキングが合否に関係しない
- 学研系のオンライン英会話に問い合わせて確認できたこと。年齢制限はなく小学生も受けられるが、平日昼間の割安プランでは英検対策コースが対象外になる
- 無料だけで5級に受かるかどうかの境界線。どこから紙のテキストが必要になるか
- 小学生の英検5級テキストのおすすめが合わなかったときの立て直し方
- 小学生の英検5級テキストのおすすめでよくある質問
- まとめ:小学生の英検5級テキストのおすすめは3冊構成に絞る
小学生の英検5級テキストのおすすめを探す前に確かめる読み書きの実力
テキストを選ぶ手前で、確かめておくと買い物の精度が上がる材料があります。誰が受けている試験なのか、中身はどのくらいの難しさなのか、そしてうちの子の現在地はどこか。この3つがそろって初めて、書名の比較に意味が出ます。
- 何年生が受けているのかという実態。受験者のおよそ4割が小学生で、中でも5年生に山があるという数字の中身
- レベルの正体は語彙およそ600語と中学1年で習う範囲。合否がリーディングとリスニングだけで決まる試験の形
- 合格率8割という難易度の数字が、そのままうちの子に当てはまるかどうかを分ける前提
- 初めて英語のテキストを開く子がローマ字読みでつまずく仕組みと、買う前にできる先回り
- 学年ではなく読み書きの実力で選ぶ。初心者と先取り組で1冊目が入れ替わる理由
- 3年生・4年生・5年生・6年生で変わるテキストのチューニング
- ひとりで進める度という物差しの定義。親が横につく時間でテキストを測る
何年生が受けているのかという実態。受験者のおよそ4割が小学生で、中でも5年生に山があるという数字の中身
英検5級の受験者は、およそ4割が小学生です。
中学生の試験というイメージが強いぶん、この数字を見ると少し肩の力が抜けるのではないでしょうか。
学年で見ると最も多いのが小学5年生で、次に中学1年生が続きます。
小学4年生から6年生までを合わせると、全体のおよそ4分の1を占めるという推計もあります。
つまり小学校の中学年から高学年は、5級を受ける層としてはまったく珍しくない位置にいます。
ここで大事なのは、この数字が「何年生から受けられるか」を示しているわけではないという点です。
早い家庭では小学3年生や4年生、年齢でいえば8歳から10歳での受験をすすめる教室もあります。
一方で、文脈を読み取る力が育つのがおよそ小学3年から4年という指摘もあって、それより下の学年では読解そのものが負荷になります。
わが家は小4での受験を選びましたが、これは学年で決めたのではなく、公文の英語で読み書きが先に進んでいたからです。
学年の分布は、あくまで「うちだけが早すぎるわけではない」と確認するための材料。
買うテキストを決める材料としては、次に出てくる実力の話のほうがずっと効きます。
レベルの正体は語彙およそ600語と中学1年で習う範囲。合否がリーディングとリスニングだけで決まる試験の形
英検5級のレベルは、語彙にしておよそ600語です。
扱われる話題も、家族・友達・学校・買い物・天気・自己紹介といった生活まわりに限られます。
文法はbe動詞と一般動詞の現在形が中心で、肯定文・否定文・疑問文が作れれば射程に入ります。
学研系のオンライン英会話に問い合わせたところ、英検5級は中学1年生で学習する内容が出題される、という回答でした。
中学1年の1学期から2学期あたりで習う範囲が、そのまま試験範囲だと考えて差し支えありません。
試験の形も先に押さえておきましょう。
5級は一次試験だけで合否が決まり、筆記(リーディング)とリスニングの2つしかありません。
ライティングも二次面接もありません。
スピーキングテストは任意で受けられますが、受けても受けなくても5級の合否には影響しない別判定です。
時間は筆記が25分、続けてリスニングが約20分。
配点は英検CSEスコアでリーディング425点、リスニング425点の合計850点満点で、合格の目安は419点前後、正答率にするとおよそ7割です。
ここで注目してほしいのは、リスニングが配点のちょうど半分を占めているという事実です。
読み書きが得意な子ほど、この半分を軽く見て失点します。
詳しい出題形式は英検5級の公式試験内容(日本英語検定協会)で確認できます。
テキストを選ぶときは、この「読む半分・聞く半分」という構造をそのまま持ち込んでください。
音声が付かない本だけで固めると、配点の半分が手つかずのまま試験日を迎えます。
合格率8割という難易度の数字が、そのままうちの子に当てはまるかどうかを分ける前提
英検5級の合格率は、複数の非公式な集計でおおよそ8割という数字が出ています。
ただしこの数字には注釈が要ります。
日本英語検定協会は級別の合格率を公表していないため、8割はあくまで推測値です。
さらに大事なのは、この8割が「受験した人のうち8割」だという点。
つまり、申し込んで会場まで行った子の中での割合です。
学校や塾を通して準会場で受ける小学生が多いことを考えると、ある程度は対策をして臨んだ層の数字だと見るほうが自然でしょう。
だから「8割受かるなら大丈夫」と読むのではなく、「8割の側に入るには何をそろえるか」と読み替えてください。
そのために必要なのが、この記事の主題であるテキストです。
合格率8割という数字だけで安心していいのか、5級そのものの難しさが気になる場合は英検5級は小学生に難しいのか判定した記事で詳しく検証しています。
本記事はテキスト選びに軸足を置くため、難易度の深掘りはそちらに譲ります。
初めて英語のテキストを開く子がローマ字読みでつまずく仕組みと、買う前にできる先回り
英語のテキストを初めて開く子が最初に転ぶのは、単語の読み方です。
学校でローマ字を習った直後だと、英単語をローマ字の規則で読もうとします。
たとえばcatを「ちゃっと」に近い音で読んでしまう。
これは子どもの理解力の問題ではなく、直前に習った規則を素直に当てはめているだけです。
ただ、この状態でテキストを渡すと、例文が読めないので設問にたどり着けません。
買う前にできる先回りは、アルファベットの音、いわゆるフォニックスを軽く通しておくことです。
すべてを完璧にする必要はありません。
aが「ア」、bが「ブ」という音で鳴ることを体感していれば、テキストの音声を聞きながら文字と音を結び直せます。
未就学から小学2年くらいまでの子は、テキストより先にこの段階を挟んだほうが挫折しにくいという意見が複数ありました。
逆に、公文などで読み書きが進んでいる子は、この工程をすでに終えています。
その場合はいきなりテキストに入って構いません。
学年ではなく読み書きの実力で選ぶ。初心者と先取り組で1冊目が入れ替わる理由
同じ小学5年生でも、選ぶべき1冊目は正反対になります。
英語がまったく初めての子は、試験の解き方より先に「英語の文がどう並ぶか」を知る必要があります。
だから1冊目は、ふりがなが全面に振ってあって、解説のページが厚い入門書。
一方で公文や英語塾で読み書きが先行している子は、文の並びはすでに手が動く状態です。
この子に厚い解説書を渡すと、知っていることの説明を延々と読まされて飽きます。
先取り組の1冊目は、解説の薄い演習書のほうが手が止まりません。
わが家がこの分岐に立ったとき、選んだのは後者でした。
公文の先生からすすめられて買ったのが、旺文社の『7日間完成 英検5級 予想問題ドリル』です。
書店で自力で比較したわけではなく、日々その子を見ている指導者からの指名だったという経緯は、そのまま書いておきます。
親が判断できない領域を、子どもの手元を毎週見ている人に委ねたということ。
これは英語ができるかどうかとは別の、家庭内の役割分担の話です。
3年生・4年生・5年生・6年生で変わるテキストのチューニング
学年で1冊目は決まりませんが、学年で調整したほうがいい部分はあります。
小学3年生は、まず日本語の読解力そのものが育ち切っていない時期です。
ふりがなが全ページに付いているかを、内容より先に確認してください。
小学4年生は、読む力は足りていても英語の絶対量が少ない段階。
単語帳を最初から回すよりも、入門書で文の形に触れる時間を長めに取るほうが定着します。
小学5年生になると、学校でも外国語の授業が本格化します。
聞いたことのある単語が増えているので、単語帳の回転を早めても崩れません。
小学6年生は中学入学が視野に入るため、5級だけを見ず4級以降でも同じ形で使えるシリーズを選ぶと、買い直しが減ります。
でる順パス単のように上位級まで同じフォーマットで続くシリーズは、この観点で有利です。
学年で変えるのは、ふりがな・分量・シリーズの継続性の3点だけ。
中身の難易度そのものは、学年ではなく実力で選び直してください。
ひとりで進める度という物差しの定義。親が横につく時間でテキストを測る
この記事では、テキストを測る物差しをひとつに絞ります。
ひとりで進める度、つまり親が横についていなくても子どもだけで1回分を終えられるかどうかです。
共働きで平日に取れる時間が夕食後の30分しかない家庭では、内容の良し悪しより先にここで続くかどうかが決まりますよね。
3段階で定義します。
判定に使うのは、ふりがなの有無、解説ページの厚さ、音声が付くかどうか、1回あたりの分量という4つの仕様です。
家庭ごとの体感を集めた調査ではなく、本の作りから判定しています。
わが家が実際に使っているドリルについては、この後で実物と一緒に判定を出します。
目的別に選ぶ小学生の英検5級テキストのおすすめ4タイプ
英検5級のテキストは、大きく4つのタイプに分かれます。どこが弱いかで買うべきタイプが決まるので、書名を覚える前にこの分類を頭に入れておくと、書店で迷う時間が消えます。旺文社系と学研系の性格の違いもここで整理します。
- テキストは入門・単語・文法・演習の4タイプに分かれる。この4つのどこが弱いかで買う順番が決まる
- 英語ゼロから始める子の1冊目。旺文社の小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル
- 会話表現から入る学研のはじめての英検5級。旺文社のドリルとどちらを選ぶかの分かれ目
- 単語をどう覚えるか。でる順パス単は出題頻度順、単熟語EXはイラスト付きという役割の違い
- イラストで覚える単語帳が向く子と、頻度順で機械的に回したほうが早い子
- 文法の骨組みを作る参考書。総合対策教本とひとつひとつわかりやすくの守備範囲
- 直前の仕上げに使う過去問。過去6回全問題集と7日間完成予想問題ドリルの使い分け
- 演習用の問題集を早く買いすぎると、解けなくて自信を失う順序の問題
- 音声が付くかどうかでリスニングの伸びが変わる。配点の半分を占める領域の教材選び
テキストは入門・単語・文法・演習の4タイプに分かれる。この4つのどこが弱いかで買う順番が決まる
書店の英検コーナーに並ぶ本は、見た目ほど種類がありません。
役割で分ければ4つです。
この4つは、上から順に必要になるわけではありません。
買う順番を決めるのは、うちの子がどこで止まっているかです。
英文の並びが分からないなら入門から。
読めるけれど単語が出てこないなら単語から。
文は作れるのに設問で落とすなら演習から。
先取りしている子ほど、入門を飛ばして単語と演習の2タイプで足りることがあります。
逆に完全な初心者が演習から入ると、解けない問題が並ぶだけで自信を削ります。
4タイプすべてを買う必要はありません。
3冊構成というこの記事の結論は、このうち3タイプを選ぶという意味です。
英語ゼロから始める子の1冊目。旺文社の小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル
英語がまったく初めての小学生が最初に開く1冊としては、旺文社の『小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル』が最も手が止まりにくい作りです。
オールカラーでイラストが多く、漢字にはすべてふりがなが振ってあります。
登場人物の会話を軸に進むので、英文が単体で並ぶ本より入り口が低い。
本番そっくりの予想問題とマークシートが付いていて、試験の疑似体験までこの1冊でできます。
音声も付属しているため、リスニングを別の教材で補う必要がありません。
定価は税込1,210円です(2026年9月時点・旺文社公式サイトで確認)。
ひとりで進める度は★★☆。
ふりがなと音声はそろっていますが、解説ページが厚いぶん、最初の数日は読み合わせに親の同席が要ります。
初日に音声の出し方と進め方を決めてしまえば、そこから先は子どもの手に渡ります。
会話表現から入る学研のはじめての英検5級。旺文社のドリルとどちらを選ぶかの分かれ目
学研の『小学生のための はじめての英検5級』は、同じ入門書でも狙いが違います。
難しい文法用語を使わず、会話表現から体感的に入る構成です。
定価は税込1,320円(2026年9月時点・学研出版サイトで確認)。
旺文社のドリルとの分かれ目は、試験を先に見せるか、英語を先に好きにさせるかという設計思想の違いにあります。
| 旺文社 合格ドリル | 学研 はじめての英検5級 | |
|---|---|---|
| 税込定価 | 1,210円 | 1,320円 |
| 入り口 | 試験の形式から入る | 会話表現から入る |
| 向く子 | 受験日が決まっている子 | 英語自体がまだ好きでない子 |
| 疑似体験 | 予想問題とマークシート付き | 過去問分析からのフレーズ厳選 |
| ひとりで進める度 | ★★☆ | ★★☆ |
表を見ると、価格差は110円しかありません。
つまりこの2冊は、値段ではなく子どもの現在地で選ぶ本です。
受験日がもう決まっていて逆算が必要なら旺文社。
英語そのものへの抵抗を先にほぐしたいなら学研。
わが家の基準で言えば、続くかどうかは常に「好きじゃないと続かない」の側にあります。
申し込みまで日があって子どもが英語に乗り気でないなら、学研から入って構いません。
単語をどう覚えるか。でる順パス単は出題頻度順、単熟語EXはイラスト付きという役割の違い
単語帳は2系統あります。
出題頻度で並べるか、イラストで意味を運ぶか。
旺文社の『英検5級 でる順パス単』は前者です。
過去問を分析して出題頻度順に並べてあり、上から順に潰していけば得点に直結します。
音声のダウンロードにも対応しています。
新装5訂版の定価は税込1,210円(2026年9月時点・旺文社公式ストアで確認)。
後者の代表がジャパンタイムズ出版の『出る順で最短合格! 英検5級単熟語EX』で、すべての語句にイラストが付きます。
定価は税込1,430円です。
旺文社にも『英検5級 絵で覚える単熟語』というイラスト系があり、こちらは税込1,320円。
| 単語帳 | 出版社 | 税込定価 | 並び方 |
|---|---|---|---|
| 英検5級 でる順パス単 新装5訂版 | 旺文社 | 1,210円 | 出題頻度順 |
| 英検5級 絵で覚える単熟語 4訂版 | 旺文社 | 1,320円 | イラスト付き |
| 出る順で最短合格! 英検5級単熟語EX | ジャパンタイムズ出版 | 1,430円 | 出題頻度順+全語イラスト |
価格差は最大220円で、ここも決め手にはなりません。
選ぶ基準は、子どもが単語をどうやって覚えているかの1点です。
書いて覚えるタイプなら頻度順で機械的に回すほうが速く終わります。
意味の像が浮かばないと入らないタイプなら、イラスト付きの追加費用は回収できます。
イラストで覚える単語帳が向く子と、頻度順で機械的に回したほうが早い子
見分け方は簡単です。
学校の漢字や国語の語彙を、意味を絵で確認しながら覚えている子はイラスト系。
書き取りの反復で覚えている子は頻度順です。
公文のようにプリントを反復する学習を続けている子は、後者の型ができあがっています。
反復の型ができている子にイラスト系を渡すと、ページあたりの情報量が減って周回が遅くなります。
逆に、英語に触れて日が浅い子が頻度順の単語帳を渡されると、意味のない文字列を暗記する作業になって手が止まります。
もうひとつ、5級の単語帳には共通の弱点があります。
どの単語帳も、単語は網羅していても熟語の扱いが薄いということ。
これは実際に手を動かして分かったことなので、後の実測のところで詳しく書きます。
単語帳は1冊で足ります。
2冊買っても、2冊目は最後まで開かれません。
文法の骨組みを作る参考書。総合対策教本とひとつひとつわかりやすくの守備範囲
文法を体系で入れたい場合は、参考書タイプが2冊あります。
旺文社の『英検5級総合対策教本』が税込1,320円、学研の『英検5級をひとつひとつわかりやすく。改訂版』も税込1,320円です(いずれも2026年9月時点・出版社公式サイトで確認)。
守備範囲は少し違います。
総合対策教本は5級の頻出項目を試験のくくりで解説し、対策本としての性格が強い。
ひとつひとつわかりやすくは1項目ずつ区切って進む学参で、英語の理解そのものを積み上げる作りです。
学研のほうは音声にも対応していて、124ページを1項目ずつ消化していきます。
ここで正直に書くと、3冊構成にこのタイプは入りません。
5級の文法はbe動詞と一般動詞の現在形が中心で、入門書の解説ページでほぼ足りるからです。
文法書が必要になるのは、入門書を1周しても設問の意味が取れないときだけ。
つまり4冊目の候補であって、最初にそろえる3冊ではないということです。
4級以降を見据えるなら、そのタイミングで買い直すほうが無駄になりません。
直前の仕上げに使う過去問。過去6回全問題集と7日間完成予想問題ドリルの使い分け
演習タイプは2冊あって、使い分けははっきりしています。
旺文社の『2026年度版 英検5級 過去6回全問題集』は税込1,430円で、実際の過去問6回分を収録しています。
同じ旺文社の『7日間完成 英検5級 予想問題ドリル 5訂版』は税込990円で、筆記5回分・リスニング5回分・スピーキング1回分を7日に割って進める短期集中型です(いずれも2026年9月時点・旺文社公式サイトで確認)。
わが家が公文の先生にすすめられて買ったのは後者です。

表紙に音声アプリ対応、採点・見直し学習アプリ対応、スピーキング対策という3つのアイコンが並んでいます。
つまり990円の本に、リスニングの音声と採点の仕組みまで入っている。
使い分けの基準はこうです。
試験日まで1ヶ月以上あるなら過去6回全問題集、2週間を切っているなら7日間完成。
前者は回数が多いぶん弱点を洗い出せますが、量に押されて途中で止まるリスクがあります。
後者は1日1回分と決まっているので、終わりが見えたまま走れます。
440円の差額は、収録回数の差ではなく「終わらせやすさ」への投資だと考えてください。
演習用の問題集を早く買いすぎると、解けなくて自信を失う順序の問題
演習書は、早く買うほど損をします。
理由は単純で、入門と単語が入っていない状態で本番形式を解くと、ほとんど埋まらないからです。
小学生にとって、白紙に近い解答用紙を1枚見ることの心理的な負荷は、大人が思うよりずっと大きい。
一度そこで折れると、テキスト自体が嫌いなものとして記憶されます。
わが家も、公文の英語で読み書きが先行している状態でようやくドリルに入りました。
それでも初回は満点にはほど遠く、後述するとおり25問中17問です。
先取りしている子でこの水準なので、準備なしで演習に入るとどうなるかは想像がつきますよね。
演習書を開く目安は、入門書を1周して単語帳を半分回した時点。
買うのは早くても構いませんが、封を切るタイミングは子どもの準備が整ってからにしてください。
音声が付くかどうかでリスニングの伸びが変わる。配点の半分を占める領域の教材選び
リスニングは配点の半分です。
にもかかわらず、テキスト選びでは後回しにされがちな領域ですよね。
判断は単純で、買う3冊のうち最低1冊に音声が付いていれば足ります。
いま流通している主要なテキストは、ほとんどが音声アプリに対応しています。
旺文社なら「英語の友」、学研なら「MyOtomo」という形で、書籍のコードを登録すれば無料で聞けます。
CDが付いてくる時代ではなくなったので、家にCDプレーヤーが無いことを理由に音声つきを避ける必要はありません。
むしろスマホやタブレットで再生できるぶん、リビングでも車の中でも回せます。
注意点をひとつ挙げるなら、音声アプリの登録は親のアカウントで行うことになる点。
子どもに端末を渡す運用にするのか、親が再生してから渡すのかは、買う前に決めておくとスムーズです。
わが家がこのアプリを実際にどう使っているかは、無料教材のところで画面ごと出します。
小学生の英検5級テキストのおすすめは3冊。組み合わせと実費の全部
3冊という組み合わせの中身と、定価の合計に受験料を足した実支出、そして買う量を学年と期間で組み替える方法まで出します。ランキングや人気順に頼らずに決めるための材料もここに置きます。
- 入門1冊と単語帳1冊と直前の過去問1冊。この3冊構成が現実的だと複数の情報源で共通していた
- 3冊そろえるといくらかかるのか。定価の合計に受験料を足した、合格までの実支出
- 受験料は級によって違い、5級は年3回の検定ごとにかかる。わが家が実際に払った金額の控え
- ランキングの1位から順に買うと外れやすい。順位が示しているのは売れた数であって適合度ではない
- 人気が高いテキストほど対象年齢の幅が広く、小学生には情報量が多すぎることがある
- 1冊だけ買うならどれか。本屋で迷ったときの優先順位のつけ方
- 学年と学習期間で組み替えるおすすめテキストのセット。低学年寄りと高学年寄りで中身を入れ替える
- 塾や公文の教材とかぶらせない買い方。すでに持っている教材で代用できる枠を先に外す
- 図書館で試し読みしてから買う流れ。3冊とも当たりを引くための事前確認
入門1冊と単語帳1冊と直前の過去問1冊。この3冊構成が現実的だと複数の情報源で共通していた
3冊構成の中身はこうです。
| 役割 | 標準セット | 税込定価 | ひとりで進める度 |
|---|---|---|---|
| 入門 | 小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル(旺文社) | 1,210円 | ★★☆ |
| 単語 | 英検5級 でる順パス単 新装5訂版(旺文社) | 1,210円 | ★★★ |
| 演習 | 7日間完成 英検5級 予想問題ドリル 5訂版(旺文社) | 990円 | ★★★ |
| 合計 | 3,410円 |
この3タイプという分け方は、複数の情報源で共通していました。
表から読み取れるのは、3冊のうち2冊がひとりで進む本だということです。
親の同席が要るのは入門書の最初だけで、単語帳と演習書は子どもの手の中で完結します。
共働きで平日30分しか取れない家庭でも回る設計になっているのは、この配分のおかげです。
なぜ4冊目を足さないのか。
文法書を加えると総額が4,730円になり、量が3割増えます。
5級の文法は入門書の解説で足りるので、この3割は成績ではなく「終わらない感」だけを増やします。
3冊なら、机の上に積んだときの高さが子どもの目に「これなら終わる」と映ります。
3冊そろえるといくらかかるのか。定価の合計に受験料を足した、合格までの実支出
金額を最後まで出します。
標準セットの定価合計は3,410円です。
演習を過去6回全問題集に差し替えると3,850円になります。
ここに受験料が乗ります。
わが家が実際に払ったのは2,400円で、これは準会場の検定料です。
つまり実支出はこうなります。
| 内訳 | 標準セット | 過去問セット |
|---|---|---|
| テキスト3冊 | 3,410円 | 3,850円 |
| 受験料(準会場) | 2,400円 | 2,400円 |
| 合計 | 5,810円 | 6,250円 |
英検は年に3回あります。
1回で決められなかった場合を織り込んで試算すると、テキスト3,410円に受験料を2回分で、合計8,210円。
参考までに、この記事で挙げた9冊をすべて買うと11,550円になります。
3冊構成との差は8,140円です。
結論を言い切ると、3冊で3,410円という金額は妥当です。
判定の基準は、この3冊が試験の3要素、つまり英文の形・語彙600語・本番形式をちょうど1つずつ埋めていて、重複がないから。
差額の8,140円は、成績を買う代金ではありません。
使わない本の置き場所と、子どもが見上げる「終わらない量」を買う代金です。
同じ8,140円があるなら、次の級のテキストと2回目の受験料に回したほうが確実に前に進みます。
※金額はいずれも2026年9月時点・各出版社公式サイトおよび日本英語検定協会公式サイトで確認したものです。
受験料は級によって違い、5級は年3回の検定ごとにかかる。わが家が実際に払った金額の控え
受験料は級ごとに違い、受け方でも変わります。
日本英語検定協会が公表している2026年度の5級の検定料は、本会場が4,000円、準会場が2,400円です。
準会場というのは、学校や塾、教室が会場になる形式のこと。
わが家は公文の教室経由で申し込んだため、2,400円のほうでした。

会費袋に手書きで「5級 2,400円」と書かれ、領収済みに丸が付いています。
この控えが手元にあるので、テキスト代に足す受験料を推測ではなく実額で置けました。
ただし2,400円がすべての家庭に当てはまるわけではありません。
個人で申し込んで本会場で受ける場合は4,000円になり、実支出は7,410円に上がります。
学校や塾を通せるかどうかで1,600円の差が出るので、申し込み方法は先に確認しておいてください。
そして検定は年3回。
1回ごとに検定料がかかるので、受ける回を決めてから逆算してテキストを買うと、無駄が出ません。
※検定料は2026年度の金額です(2026年9月時点・日本英語検定協会公式サイトで確認)。
ランキングの1位から順に買うと外れやすい。順位が示しているのは売れた数であって適合度ではない
通販サイトの英検5級ランキングを上から3冊買う。
これが最も外れやすい買い方です。
理由は、ランキングが示しているのは売れた冊数であって、うちの子への適合度ではないから。
売れる本には売れる理由があります。
対象年齢の幅が広い、シリーズの知名度が高い、書店の平積みが多い。
どれも本の質とは別の話です。
さらにランキングは役割で分かれていません。
1位から3位までが全部単語帳、ということが普通に起きます。
その3冊を買っても、埋まるのは語彙だけで、英文の形と本番形式は手つかずのまま残ります。
買うときに見るのは順位ではなく、入門・単語・演習の3タイプが1冊ずつそろっているかどうかです。
順位はその中で同じタイプの本を比べるときの、最後の一押しに使ってください。
人気が高いテキストほど対象年齢の幅が広く、小学生には情報量が多すぎることがある
人気の高いテキストには、ひとつ構造的な性質があります。
売れる母数を確保するために、対象年齢の幅を広く取ってあるということ。
英検5級のテキストは、中学生と社会人の再学習組も買います。
その全員が読める本にすると、小学生には情報量が多すぎる作りになりがちです。
具体的には、ふりがなが一部にしか振られていない、解説が文章中心でイラストが少ない、1回分の分量が長い。
このどれかに当たると、子どもは机に向かって5分で手が止まります。
だから小学生向けを選ぶときは、書名に「小学生のための」と入っている本を優先するのが最も確実です。
旺文社の合格ドリルも学研のはじめての英検5級も、この条件を満たします。
人気ランキングでは中学生向けの定番に押されて上位に来ないことがありますが、対象読者が違うだけの話です。
1冊だけ買うならどれか。本屋で迷ったときの優先順位のつけ方
予算や子どもの様子から、まず1冊だけ試したいという場面もありますよね。
その場合の答えははっきりしています。
買うのは入門書1冊です。
理由は、入門書だけが3タイプの要素を薄く全部含んでいるから。
英文の形の説明があり、頻出単語が載っていて、巻末に予想問題とマークシートが付いています。
つまり1冊で試験の全体像が見えます。
単語帳を1冊目にすると、語彙は増えても設問の解き方が分かりません。
演習書を1冊目にすると、前述のとおり解けずに折れます。
書店で迷ったときの確認手順はこうです。
この3つが通れば、その本は少なくとも家で開かれます。
学年と学習期間で組み替えるおすすめテキストのセット。低学年寄りと高学年寄りで中身を入れ替える
3冊の枠は固定で、中身だけを入れ替えます。
| 低学年寄り(3〜4年) | 高学年寄り(5〜6年) | |
|---|---|---|
| 入門 | 学研 はじめての英検5級 | 旺文社 合格ドリル |
| 単語 | 絵で覚える単熟語 or 単熟語EX | でる順パス単 |
| 演習 | 7日間完成 予想問題ドリル | 過去6回全問題集 |
| 合計 | 3,540円〜3,650円 | 3,850円 |
低学年寄りは、イラストと会話表現で入り口を下げる組み合わせ。
高学年寄りは、試験形式と頻度順で効率を取る組み合わせです。
金額差は最大310円しかありません。
値段ではなく、子どもが英語を「絵で覚える」のか「文字で覚える」のかで決めてください。
学習期間でも組み替わります。
準備期間が2ヶ月から3ヶ月あるなら、入門書を1周してから単語帳、最後に演習という素直な順番。
1ヶ月しかないなら、入門書を通読せず必要な章だけ拾い、演習を早めに開けます。
その場合の演習は7日間完成のほうが合います。
過去6回全問題集は、1ヶ月では回しきれません。
塾や公文の教材とかぶらせない買い方。すでに持っている教材で代用できる枠を先に外す
3冊の枠のうち、すでに埋まっているものは買わないでください。
公文の英語を続けている子は、英文の形と語彙の一部がプリントで先に入っています。
その場合、入門書の枠は空けたままでも成立することがあります。
今どの教材まで進んでいるかで必要なテキストの範囲が変わるため、公文の英語教材が英検何級に相当するかの早見表で先に確認しておくと、すでに公文でカバー済みの内容を二重に買ってしまう失敗を防げます。
英語塾に通っている場合も同じです。
塾のテキストが入門と文法を兼ねているなら、家で買うのは単語帳と演習書の2冊で足ります。
その場合の実支出は、テキスト2,200円に受験料2,400円で4,600円。
先に持っている教材を棚卸しすると、3冊構成は2冊に減らせます。
ただし演習書だけは必ず買ってください。
塾や公文の教材には、本番のマークシートと同じ形式の解答用紙が付いていません。
この形式に触れないまま当日を迎えると、実力とは無関係な失点が出ます。
図書館で試し読みしてから買う流れ。3冊とも当たりを引くための事前確認
1冊2,000円前後の本を3冊、外さずに買いたい。
そう思うのは当然ですよね。
公立図書館には英検の参考書が置かれていることがあります。
蔵書検索で「英検5級」と入れれば、貸出可能な本が出てきます。
試し読みの目的は、内容の良し悪しではありません。
確かめるのは、子どもがその本を開いたときに手が止まらないかどうかの1点です。
親が読んで良いと思った本でも、子どもが5分で閉じたらその本は家では機能しません。
ただし図書館には限界があります。
最新の改訂版が入っていないことが多く、過去問系は年度版なので古い版しか置いていないのが普通です。
だから図書館で確認するのは入門書と単語帳の2枠まで。
演習書は最新年度版を買ってください。
書店で3分立ち読みするのと同じことが、時間をかけずにできるのが図書館の使いどころです。
買った小学生の英検5級テキストを使い切るおすすめの進め方
買ったあとに開かれるかどうかで、3,410円の価値は決まります。1日あたりの時間、試験日からの逆算、そして親が英語を教えられるかどうかで変わる回し方まで、わが家の実測を混ぜて出します。うまくいっている部分だけでなく、つまずいた部分もそのまま書きます。
- 1日15分から20分、リスニングは毎日10分。テキストを開き続けられる勉強方法の型
- 合格までの期間は英語経験がなければ2ヶ月から3ヶ月、学校で触れていれば1ヶ月から2ヶ月が目安
- 全体像をつかむ、弱点を測る、補強する、仕上げる。この4段階で組む対策の順番
- 3冊それぞれで親が横につく時間の目安。ひとりで進める度で見た負担の違い
- 親が英語を教えられない家庭でのテキストの回し方。解説の厚い1冊に投資する判断
- 親が英語を教えられる家庭が陥る教えすぎの落とし穴。先に答えを言うと単語が定着しない
- 兄弟で使い回す前提なら、書き込みをどこまで許すか
1日15分から20分、リスニングは毎日10分。テキストを開き続けられる勉強方法の型
小学生の場合、1日15分から20分の継続が最も定着します。
週末にまとめて2時間やるより、平日に15分ずつのほうが結果が出るという指摘は複数ありました。
リスニングは別枠で毎日10分。
配点の半分を占める領域なので、耳を空けておく日を作らないのがコツです。
わが家がいま進めているのは、『7日間完成 英検5級 予想問題ドリル』を1日1Dayずつという形です。
タイトルどおりの進め方で、終わりが最初から見えているのが効いています。
もうひとつ、始める前にやっておいてよかったのが解答用紙の運用です。
マークシートの解答用紙だけをコピーして、同じDayを何度でも解き直せるようにしました。
本に直接書き込むと1回で終わってしまいますが、コピーしておけば2周目3周目が回せます。
そのDay1の実測がこれです。

25問中17問、正答率にしておよそ68%。
リーディングもリスニングも6割前後で、合格の目安とされる7割にはあと一歩という位置です。
目標は8割に置いています。
1回目でこの水準なら、あとは落とした領域を潰すだけなので見通しは立ちます。
なお、この記事を書いている時点で2026年10月の検定はまだ実施されていません。
結果が出る前の、進行中の記録としてそのまま置いておきます。
公文で読み書きが先取りしている子ほど楽に進むと思われがちですが、実際にどこでつまずいたかは小学生の英検は意味ないのか、公文で先取りした子が5級を受けた実例で読み書き先行ならではの落とし穴として書いています。
合格までの期間は英語経験がなければ2ヶ月から3ヶ月、学校で触れていれば1ヶ月から2ヶ月が目安
準備期間の目安は2段階に分かれます。
英語の学習経験がほとんどない子は2ヶ月から3ヶ月。
学校の外国語の授業で英語に触れている子なら、1ヶ月から2ヶ月の集中でも射程に入ります。
公文や英語塾で読み書きが先行している子は、後者よりさらに短い場合があります。
大事なのは期間の長さより、申込締切から逆算して開始日を決めることです。
英検は年3回で、申込期間は検定日のかなり前に締め切られます。
「準備ができてから申し込む」という順番にすると、いつまでも申し込みません。
先に申し込んで日付を確定させ、そこから逆算してテキストを買う。
この順番のほうが、結果的に机に向かう日数が増えます。
わが家も、教室経由で申し込みを済ませてからドリルを開きました。
期限があるから1日1Dayが回るのであって、期限がなければ7日間は永遠に終わりません。
全体像をつかむ、弱点を測る、補強する、仕上げる。この4段階で組む対策の順番
進め方の型は4段階です。
複数の情報源で共通して推奨されていた順番でもあります。
- STEP1①全体像をつかむ
入門書の最初の章と、演習書1回分に目を通す。何を問われる試験なのかを子ども自身に見せる段階
- STEP2②弱点を測る
演習書を1回分だけ本気で解いて採点する。リーディングとリスニングのどちらが低いかを数字で出す
- STEP3③補強する
低いほうの領域を単語帳と入門書で埋める。全部やり直さず、落とした問題の周辺だけを潰す
- STEP4④仕上げる
演習書の残りを本番の時間配分で解く。マークシートの記入まで含めて通しでやる
この順番の肝は、②を早く持ってくることです。
何が弱いか分からないまま補強すると、できる領域を復習して時間を使い切ります。
わが家の場合、②で出た数字が25問中17問でした。
そこから③に入って、落とした問題の周辺だけを見直しています。
全部やり直すのではなく、赤丸が付いた問題番号だけを追う。
この絞り込みができるのは、②で数字を出しているからです。
3冊それぞれで親が横につく時間の目安。ひとりで進める度で見た負担の違い
3冊で親の負担はまったく違います。
| 本 | ひとりで進める度 | 親がやること |
|---|---|---|
| 入門書 | ★★☆ | 最初の2〜3日だけ読み合わせ。以降は声かけのみ |
| 単語帳 | ★★★ | 1日1〜2分、覚えたページの口頭確認 |
| 演習書 | ★★★ | 採点10分と、解答用紙のコピー |
判定の根拠は本の仕様です。
ふりがなの有無、解説ページの厚さ、音声が付くか、1回分の分量。
この4つで決まります。
演習書だけは、わが家が実際に回している実感も入っています。
解いている間は横につきませんでした。親がやったのは採点と、間違いに赤丸を付けることだけです。
合計すると、平日にかかる親の時間は10分から15分ほど。
夕食後の30分という枠に、子どもの15分と親の10分が収まります。
逆に言えば、入門書の最初の2〜3日だけは親の時間を空けておく必要があります。
ここを飛ばすと、使い方が分からないまま本が閉じられます。
親が英語を教えられない家庭でのテキストの回し方。解説の厚い1冊に投資する判断
英語を教えられない前提で組むなら、投資先は決まっています。
解説がいちばん厚い入門書に、3冊の中で最も予算を割いてください。
理由は、解説の厚さがそのまま「親の代わり」になるからです。
ふりがなが全ページにあり、イラストで説明があり、音声が付いている本は、子どもが自分で読み進められます。
親がやるのは、答え合わせと「今日はここまで進んだね」の確認だけ。
これは欠如ではなく、選択です。
わが家も、親が英語の内容に踏み込まない前提でドリルを回しています。
TOEIC800点を持っていても、小学生に英文法を教える技術は別物ですから。
日々その子の手元を見ている公文の先生がすすめた1冊を、そのまま採用したのもこの判断の延長にあります。
避けたいのは、親が解説を読んで噛み砕いて教えるという回し方です。
親の時間が毎日30分溶けるうえ、親が疲れた日に学習が止まります。
本に説明を任せる設計にしておけば、親の状態に左右されません。
親が英語を教えられる家庭が陥る教えすぎの落とし穴。先に答えを言うと単語が定着しない
英語ができる親には、逆の落とし穴があります。
子どもが詰まった瞬間に答えを言ってしまうということ。
先に答えを聞いた単語は、ほとんど残りません。
思い出そうとして失敗する時間が、記憶を作っているからです。
その時間を親が奪ってしまうと、テキストは進むのに得点が上がらない状態になります。
対処はシンプルです。
詰まっても10秒は黙る。それでも出なければ、答えではなくページ番号を教える。
「その単語は単語帳の3ページ目に載っているよ」と言うだけで、子どもは自分で取りに行きます。
もうひとつ、教えられる親が陥りやすいのが先取りしすぎることです。
5級の範囲を超えた文法を説明したくなりますが、試験に出ない知識は子どもの負荷にしかなりません。
be動詞と一般動詞の現在形。
この範囲から出ないことを、親の側が守ってください。
兄弟で使い回す前提なら、書き込みをどこまで許すか
下の子にも同じテキストを回したい。
3冊で3,410円と考えると、当然の発想ですよね。
結論から言うと、使い回せるのは入門書と単語帳の2冊です。
演習書は年度版があるうえ、解答用紙に書き込むので実質1人分。
入門書と単語帳は書き込みのルールを決めれば2人で使えます。
わが家のやり方はこうです。
書き込みは鉛筆のみ、答えは本体に書かず別のノートに書く。
単語帳のチェック欄だけは、付箋を貼って上から書きます。
ただし、下の子に回すまでに改訂版が出ると内容が変わります。
でる順パス単のようなシリーズは数年おきに改訂されるので、学年差が3年以上あるなら買い直しを前提にしたほうが確実です。
そのうえで、演習書だけは必ず新しく買ってください。
過去6回全問題集は年度版で中身が入れ替わりますし、マークシートは1人1回分しか付いていません。
小学生の英検5級テキストと併用がおすすめの無料教材とアプリ
無料でどこまでやれるのか、その境界線をはっきり引きます。公式の過去問、無料プリント、リスニングアプリ、そしてオンライン英会話まで、それぞれが3冊構成のどこを代替できてどこを代替できないのかを整理します。
- 英検協会の公式サイトで過去問がどこまで無料で手に入るか。買う前にレベル感を確かめる使い道
- プリントを無料で配っているサイトは、テキストの代わりになるのか演習の追加分なのか
- アプリでリスニングを埋める使い方。テキストの付属音声と役割が重なる部分をどう整理するか
- 無料のアプリと有料のものでどちらがおすすめか、5級の出題範囲に限って判断する
- オンライン英会話の英検対策コースはこの級で必要か。5級はスピーキングが合否に関係しない
- 学研系のオンライン英会話に問い合わせて確認できたこと。年齢制限はなく小学生も受けられるが、平日昼間の割安プランでは英検対策コースが対象外になる
- 無料だけで5級に受かるかどうかの境界線。どこから紙のテキストが必要になるか
英検協会の公式サイトで過去問がどこまで無料で手に入るか。買う前にレベル感を確かめる使い道
日本英語検定協会は、直近の過去問を公式サイトで無料公開しています。
問題冊子のPDF、リスニングの音源、解答まで一式そろっています。
英検5級の過去問(日本英語検定協会公式・直近3回分を無料公開)から確認できます。
無料なので、テキストを買う前にまずここで1回分を印刷して、子どもに見せてください。
読める単語がいくつあるか、設問の日本語が理解できるか。
それだけで、入門書が要るのか演習から入れるのかが判定できます。
わが家も、3冊の中身を決める前にここでレベル感を確かめました。
ただし公開されているのは直近分だけです。
解説は付いていないので、間違えた理由を子どもが自分で調べることはできません。
だから公式の過去問は「買う前の物差し」であって、学習の主軸にはなりません。
主軸は解説と音声が付いた市販のテキストです。
プリントを無料で配っているサイトは、テキストの代わりになるのか演習の追加分なのか
英検5級の無料プリントを配布しているサイトはいくつもあります。
単語の書き取り、並べ替え、穴埋めなど、種類も豊富です。
これらがテキストの代わりになるかというと、答えは明確に「なりません」。
理由は3つあります。
ひとつめは順番がないこと。
プリントは単発なので、どこから手をつけて何で終わるのかが設計されていません。
ふたつめは音声がないこと。
配点の半分を占めるリスニングが、プリントでは埋まりません。
みっつめは本番形式でないこと。
マークシートの解答用紙が付いていないので、当日と同じ動作の練習になりません。
では使い道がないかというと、そんなことはありません。
無料プリントが効くのは、単語帳で覚えた語彙の書き取り練習です。
単語帳は覚えるための本で、書いて定着させる欄は多くありません。
その不足分を無料プリントで埋めると、3冊のうち1冊分の役割が濃くなります。
代わりではなく追加分。
この位置づけを守れば、無料プリントは十分に働きます。
アプリでリスニングを埋める使い方。テキストの付属音声と役割が重なる部分をどう整理するか
リスニングをアプリで埋めるとき、最初に整理してほしいことがあります。
買ったテキストの音声も、すでにアプリで配信されているということです。
CDが付いてくる形式ではなくなっているので、テキストを買った時点でアプリは1つ入ります。
わが家が使っている『7日間完成 英検5級 予想問題ドリル』の場合、旺文社の「英語の友」というアプリに対応しています。
書籍のコードを登録すると、Dayごとの音声がそのまま並びます。

画面のとおり、Day2のリスニング第1部No.1という単位で1トラックになっています。
再生速度も変えられて、シャッフルとリピートも付いています。
つまりリスニング用に別の教材を買う必要は、基本的にありません。
役割が重なるのはここです。
リスニング特化の無料アプリは、問題を追加で解くためのもの。
テキスト付属の音声は、解いた問題を聞き直すためのもの。
先にやるべきは、解いた問題の音声を聞き直すほうです。
なぜ聞き取れなかったのかが分かるのは、答えを知っている問題だけですから。
無料のアプリと有料のものでどちらがおすすめか、5級の出題範囲に限って判断する
5級の範囲に限れば、追加のアプリは無料のもので足ります。
理由は、5級の語彙がおよそ600語しかないからです。
無料アプリでも過去問10回分相当の問題数を収録しているものがあり、600語の範囲なら十分に回せます。
有料アプリが効いてくるのは、単語数が跳ね上がる3級以降。
そこまでは無料と書籍付属の音声で埋まります。
判断の基準はこうです。
注意点は、無料アプリの多くが広告表示つきだということ。
小学生が1人で使うなら、広告の出方は親が先に確認しておいてください。
学習の途中で別のアプリに飛ばされると、その日の15分が消えます。
オンライン英会話の英検対策コースはこの級で必要か。5級はスピーキングが合否に関係しない
結論から書きます。
5級だけを目標にするなら、オンライン英会話は必要ありません。
理由ははっきりしています。
5級は一次試験のみで、リーディングとリスニングだけで合否が決まります。
二次面接はなく、任意のスピーキングテストを受けても5級の合否には影響しません。
つまり、話す練習に投じた時間は5級の得点には直結しないということです。
テキスト3冊と音声アプリで、5級の射程は完全にカバーできます。
ではオンライン英会話がいつ効いてくるのか。
4級、3級と上がっていくと、3級から二次面接が入ります。
そこで初めて話す練習が合否に関わります。
もうひとつ、読み書きが先行している子には別の問題があります。
文字は読めるのに口から出てこないという状態。
これは英検の級とは無関係に、あとから埋めるのが難しくなる領域です。
わが家がこのブログを始めた動機そのものでもあります。
5級の対策としては不要でも、その先の設計として頭の隅に置いておく価値はあります。
学研系のオンライン英会話に問い合わせて確認できたこと。年齢制限はなく小学生も受けられるが、平日昼間の割安プランでは英検対策コースが対象外になる
学研系のオンライン英会話であるKimini英会話に問い合わせたところ、いくつか確認が取れました。
英検対策コースは5級から2級まで用意されていて、受講に年齢制限はなく小学生でも受けられるとのことでした。
英検5級については、中学1年生で学習する内容が出題されるという回答も合わせてもらっています。
読み書きが先行している子のコース選びについても回答がありました。
級を絞らず基礎から会話力を伸ばしたいなら、学年に応じた総合英語系のコースから始めるのが一般的とのこと。
ただし読み書きが先行していて英検受験も考えている場合は、該当する英検合格コースから直接始めるケースも多いそうです。
そしてもうひとつ、料金プランに落とし穴がありました。
平日昼間の割安プランでは、英検合格コースを含む一部のコースが受講できないとのことでした。
英検対策コースを使うには、スタンダードプラン以上への加入が必要になります。
安いプランで英検対策、という組み合わせは成立しないということです。
料金ページを読んだだけでは気づきにくい部分なので、検討するなら先に押さえておいてください。
なお、アカウントは1人につき1つで、兄弟で受講する場合はそれぞれ別に登録が必要です(2026年9月時点・公式サポートへの問い合わせで確認)。
\読み書き先行の子向け/
※平日昼間プランは対象外
無料だけで5級に受かるかどうかの境界線。どこから紙のテキストが必要になるか
無料だけで5級を狙えるかという問いに、線を引きます。
理屈のうえでは可能です。
公式サイトの過去問と無料プリント、無料のリスニングアプリを組み合わせれば、素材はそろいます。
ただし無料の素材には解説と順番が付いていません。
間違えた理由を子どもが自分で調べられないので、親が毎回そこを埋めることになります。
境界線はここです。
親が横について解説できるなら無料で足ります。できないなら、解説を買ってください。
紙のテキストの正体は、問題ではなく解説と順番です。
3,410円で買っているのは、600語をどの順で覚えるか、どの章から読むか、間違えたときに何を見ればいいかという設計。
共働きで平日30分しか取れない家庭にとって、この設計を親が代わりに作るコストは3,410円より高くつきます。
もうひとつの境界がマークシートです。
無料の素材には本番と同じ解答用紙が付きません。
演習書1冊だけでも買っておくと、当日の失点がひとつ減ります。
小学生の英検5級テキストのおすすめが合わなかったときの立て直し方
買ったのに開かなくなる。これがテキスト選びで最も怖い結末ですよね。開かなくなったあとの手当てを、原因の切り分けから受験の見送りまで順番に出します。わが家がつまずいた2種類の壁も、そのまま材料として使います。
- 買ったテキストを子どもが開かなくなったとき、最初に疑う3つの原因
- レベルが高すぎた場合の下げ方と、簡単すぎた場合の足し方
- 3冊のうち1冊を途中でやめる判断をいつ下すか。試験日から逆算した見切りの線
- 単語帳だけが進まないときに、アプリへ逃がしていい範囲
- 受験を1回見送るという選択肢。次の検定日まで待つほうが結果的に早い場合
- 5級に受かったあと、4級のテキストにいつ移るか
買ったテキストを子どもが開かなくなったとき、最初に疑う3つの原因
開かなくなったとき、多くの親が最初に疑うのはやる気です。
でも実際にはもっと手前に原因があります。
わが家がドリルを進める中でぶつかった壁は、2種類にきれいに分かれました。
ひとつは形式に慣れていないだけのもの。
音声を聞いて答えるという形そのものが初めてで、最初は問題の進み方についていけませんでした。
解答用紙のマークシートも、塗り方から教える必要があったんです。
この種のつまずきは、数日で解消しました。
実力の問題ではなく、やり方を知らなかっただけだからです。
もうひとつは知識の穴で、こちらは別の手当てが要りました。
この切り分けを、3つの原因として整理します。
順番に疑ってください。
最初から③だと決めつけて本を買い替えると、次の本でも同じ場所で止まります。
①と②を潰してから、それでも動かないときだけ③を検討する。
この順番が、無駄な買い足しを防ぎます。
レベルが高すぎた場合の下げ方と、簡単すぎた場合の足し方
原因③だと判定できた場合の手当てです。
レベルが高すぎたときは、本を買い直す前にやることがあります。
1回分の分量を半分に割ってください。
Day1を2日かけて終わらせる、単語帳を1日20語から10語にする。
分量が半分になるだけで、同じ本が回り出すことがあります。
それでも進まないなら、入門書をふりがなの多いものに替えます。
このとき、単語帳と演習書はそのままで構いません。
3冊のうち1冊だけ入れ替えるのが、コストの面でも学習の連続性の面でも合理的です。
逆に簡単すぎた場合は、足すのではなく飛ばしてください。
入門書を通読せず、章末の確認問題だけを解いて先に進む。
余った時間は演習書に回します。
簡単だからといって4級のテキストを買い足すのは、この段階では早すぎます。
5級の演習を8割まで固めてから、次の級に手を出すほうが失点が減ります。
3冊のうち1冊を途中でやめる判断をいつ下すか。試験日から逆算した見切りの線
見切りの線は、試験日からの逆算で引きます。
残り2週間を切ったら、終わっていない本には手をつけないでください。
理由は、この時期に新しい本を開いても定着しないからです。
残り2週間でやるべきことは決まっています。
演習書を本番の時間配分で通しで解くこと。
そして間違えた問題の周辺だけを見直すこと。
この2つに絞ると、得点は最後まで動きます。
具体的な線引きはこうです。
| 試験日まで | やめていい本 | 続ける本 |
|---|---|---|
| 4週間以上 | なし(3冊とも回す) | 全部 |
| 2〜4週間 | 入門書の未読部分 | 単語帳と演習書 |
| 2週間未満 | 入門書と単語帳の新規ページ | 演習書と、間違えた問題の復習 |
表のとおり、最後まで残るのは演習書です。
途中でやめた本にお金がもったいないと感じても、試験日は動きません。
やめた本は次の級の前に開き直せばいいので、捨てるわけではありません。
単語帳だけが進まないときに、アプリへ逃がしていい範囲
3冊のうち、最も止まりやすいのが単語帳です。
理由は単純で、めくっても達成感が出にくいから。
演習書は解けば点数が出ますが、単語帳は覚えたかどうかが見えません。
この場合、アプリへ逃がして構いません。
逃がしていいのは「覚える」工程だけで、「試験形式で使う」工程は紙に残してください。
具体的にはこうなります。
単語を覚える作業はアプリのフラッシュカードやクイズ形式に移す。
覚えた単語を実際の設問で使う練習は、演習書でやる。
この分け方なら、単語帳が止まっても3冊構成は崩れません。
ただし、単語帳を丸ごとアプリに置き換えると、5級の出題範囲から外れた語彙まで拾ってしまうことがあります。
無料アプリは級を横断して収録していることがあるので、5級モードがあるかは先に確認してください。
そして単語帳そのものは捨てないでください。
試験の1週間前に、覚えたページだけを見返す用途で必ず戻ってきます。
受験を1回見送るという選択肢。次の検定日まで待つほうが結果的に早い場合
受験を見送るという選択も、正面から書いておきます。
英検は年3回あるので、1回見送っても4ヶ月ほどで次が来ます。
見送るべきなのは、次の状態のときです。
演習書1回分を解いて、正答率が5割を大きく下回っている。
そして試験日まで4週間を切っている。
この2つが重なったら、申し込みを次回に回して準備期間を取り直すほうが結果的に早いです。
理由は、5級で一度つまずくと英検そのものへの心理的な距離が開くから。
「好きじゃないと続かない」というのは、教材だけでなく試験にも当てはまります。
とはいえ、見送りには費用の面もあります。
すでに検定料を払っていれば、原則として次回に持ち越すことはできません。
だからこそ、申し込む前に演習書を1回分だけ解いておくべきなんです。
わが家がDay1を早い段階で解いて25問中17問という数字を出したのも、この判断材料を先に作るためでした。
数字が出ていれば、迷う時間がゼロになります。
5級に受かったあと、4級のテキストにいつ移るか
次の級に移るタイミングにも目安があります。
結果が出るまでの間に何もしないと、覚えた600語が抜け始めます。
かといって、結果が出る前に4級のテキストを買うのは早い。
おすすめは、結果を待つ期間は5級の単語帳を回し続けることです。
新しい本を買わず、手元の3冊のうち単語帳だけを1日5分。
これで語彙が抜けるのを止められます。
4級のテキストを買うのは、5級の結果が出てからで十分です。
4級は語彙が約1,300語に増え、長文読解も入ります。
シリーズを揃えていれば、同じ使い方がそのまま通用します。
でる順パス単のように上位級まで同じフォーマットで続くシリーズを5級で選んでおくと、この乗り換えが楽になります。
次の級として4級を検討するなら、英検4級が小学生にとって難しいかどうかを調べた記事で合格率とつまずきやすいポイントを見てから、テキストを買い足すか決めても遅くありません。
小学生の英検5級テキストのおすすめでよくある質問
買う直前になって出てくる細かい疑問を、まとめて片づけます。買い時、対象年齢、塾に通っていない場合の始め方、そして当日の形式まで、実際に検索されている順に並べました。
- Qテキストはいつ買えばいい?申し込みの締切から逆算する買い時
- A
先に申し込み、締切の日付を確定させてから買うのが確実です。英検は年3回で、申込期間は検定日のかなり前に終わります。準備ができてから申し込むという順番にすると、いつまでも開始日が決まりません。買い時の目安は、検定日の2ヶ月前。英語の経験がほとんどない子なら2ヶ月から3ヶ月、学校で英語に触れている子なら1ヶ月から2ヶ月あれば射程に入ります。演習書だけは最新の年度版を買ってください。
- Q低学年や幼稚園の子でも同じテキストで進められる?
- A
小学3年生あたりが目安で、それより下の学年は同じテキストだと負荷が高くなります。文脈を読み取る力が育つのがおよそ小学3年から4年という指摘があり、未就学から小学2年くらいまでは英文の読解そのものが壁になります。この年齢帯は、テキストの前にアルファベットの音、いわゆるフォニックスを体感的に学ぶ段階を挟むほうが挫折しにくいです。どうしても進めるなら、ふりがなが全ページに振ってあってイラスト中心の入門書を選び、1回分の分量を半分に割ってください。
- Q英語塾に通っていない子は何から始めればいい?
- A
入門書1冊から始めてください。入門書だけが、英文の形の説明と頻出単語と巻末の予想問題を薄く全部含んでいるからです。単語帳から始めると語彙は増えても設問の解き方が分からず、演習書から始めると解けずに自信を失います。入門書を1周して単語帳を半分回した時点で、演習書を開く。この順番なら塾に通っていなくても回ります。無料の公式過去問を1回分印刷して見せておくと、どのくらい読めるかが先に分かって本選びが正確になります。
- Q単語の覚え方で親がやってしまいがちな失敗は?
- A
子どもが詰まった瞬間に答えを言ってしまうことです。思い出そうとして失敗する時間が記憶を作っているので、そこを親が奪うと単語が定着しません。詰まっても10秒は黙り、それでも出なければ答えではなくページ番号を伝えてください。もうひとつの失敗は、書き取りだけで覚えさせること。5級は配点の半分がリスニングなので、音を聞かずに文字だけで覚えると、聞き取りで失点します。単語帳の音声は必ず登録して、覚える段階から音とセットにしてください。
- Q試験当日はマークシート。テキストで慣れておくべきことは?
- A
マークシートの塗り方から練習しておいてください。わが家も、解答用紙の塗り方を教えるところから始めました。読み書きが先取りしている子でも、この形式は初めてだからです。練習方法としては、演習書に付いている解答用紙をコピーして使うのが確実です。本に直接書き込むと1回で終わりますが、コピーしておけば同じ回を何度でも解き直せます。あわせて、音声を聞いて答えるという形式そのものにも慣れておいてください。この2つは実力とは無関係な失点なので、先に潰せます。
まとめ:小学生の英検5級テキストのおすすめは3冊構成に絞る
最後にもう一度、ひとりで進める度で自分の家の3冊を組み直してみてください。
平日に取れる時間が30分なら、★★★の本を2冊以上入れる。
親が最初の数日だけ横につけるなら、入門書は解説が厚いものを選んで構いません。
その配分さえ決まっていれば、3,410円は最後まで開かれる3冊になります。
テキストは自力で進めるための道具です。
それでも読み書きだけが伸びていく感覚が残るなら、話す側の入り口を先に見ておくのも手ですね。
\テキストで伸び悩んだら/
※まずは無料体験から

