公文英語と塾はどっちがいい?目的で選ぶ判定表と月謝の比べ方

公文英語と塾はどっちがいい?目的で選ぶ判定表と月謝の比べ方 通学スクール
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英語を公文で続けるか、塾にするか。公文英語と塾のどちらがいいのか、迷っていませんか?

子どもの英語を公文で進めてきたけれど、中学が見えてきて塾も気になる。これから始めるなら、公文式と塾のどちらに通わせるかを決めたい。そんなところでしょう。

先に答えを置きます。

公文英語と塾は、優劣より役割が違います。

公文英語は、学年に関係なく自分にちょうどの段階から、読む・聞くを柱に文法と英文を自分で積む学習です。

塾は、学校の進度・定期テスト・受験に合わせたカリキュラムを、先生の授業で進める学習です。

だから選ぶ物差しは、いま何のために英語をやるか。

土台を先に積みたいなら公文、学校の成績や定期テスト、受験の形に合わせたいなら塾。話す力をつけたいなら、どちらでもなく英会話を足します。目的ごとの判定表は、記事の後半に置きました。

時期で分ける付き合い方もあります。小学生のうちは公文で土台を作り、中学で定期テストや高校受験が具体的になった節目で、塾の体験授業を受けて確かめ直すやり方です。

書いているのは、小4と小2の子を育てる父親です。TOEICは800点超で、英会話は今も修行中。

上の子は小2の9月に公文英語を始め、約1年半、小3のうちに中2相当のHⅡへ進みました。英語は公文で土台を積んできた家庭です。

そのうえで、公文の公式サイトと各塾の公式の案内をもとに、教材・教え方・月謝・通う時間を同じ条件にそろえて比べました。わが家の記録も添えています。

どちらが優れているとは書きません。成績アップや合格の約束もしません。

読み終えるころには、わが子の目的に合うのが公文英語か塾かと、決める前の体験で何を確かめればいいかが決まっているはずです。

この記事のポイント
  • 公文英語と塾は優劣より役割が違う。英語をやる目的で選ぶ
  • 公文は自分にちょうどの段階から自学自習で進み、先生は教え込まずにヒントを出す。塾は学校の進度や受験に合わせて先生が授業をする
  • 塾は集団授業・個別指導・英語専門の3種類に分けると比べやすい。料金は塾・学年・地域・回数で変わるので、条件つきの例で比べる
  • 公文英語の月謝は教材費込みで、入会金は要らない。英語を始めるときにE-Pencilの7,700円がかかる。塾は月謝のほかに入会金や模試の教材費、諸経費がかかることがある
  • 話す力をつけたいなら、公文でも塾でもなく英会話を足す
  • 決める前に、塾の体験授業と公文の無料体験で、授業の形・宿題の量・月謝以外の費用を確かめる
目次

公文英語と塾は優劣ではなく役割が違う、が先に出す答え

公文英語と塾の違いを、仕組みから整理します。公文の言い分は公文の公式、塾の事実は各塾の公式の案内と、出どころを分けて読むのがコツです。最後に、わが家がいまどこに立っているかも書きました。

このセクションでわかること
  • 公文と塾は、子どもの段階に合わせるか、学校と入試の日程に合わせるかで役割が分かれる
  • 公文式は塾なのか?教室の先生は教えずにヒントを出す
  • 公文式と塾の違いは、自学自習か、学年に沿った授業か
  • わが家は英語を公文で続け、国語では塾も考えている

公文と塾は、子どもの段階に合わせるか、学校と入試の日程に合わせるかで役割が分かれる

公文と塾の役割は、何に合わせて進むかで分かれます。

公文は子どもの段階に合わせて進み、塾は学校と入試の日程に合わせて進む。

これが筆者の整理です。

公文は、自分にちょうどの段階から始めて、学年を越えて先へ進む仕組みを掲げています。

公文の説明には、「『ちょうど』のところを一気に解くことで集中力をつけ」とあります。その先は、学年を越えて「どんどん高い段階・課題に自力で進んでいくようになります」という書き方です。

塾は、学年ごとのカリキュラムで進みます。

たとえばena中学部の中1は、毎週の確認テストで定着を確かめ、満点になるまで再テストを繰り返す、と案内しています。

公文の英語教材は、学校の何年生かとは別の物差しで並んでいます。塾の授業は、学年と学校の日程を物差しにしています。

合わせている相手が違う。それだけの話です。

だから選び方は、いま何のために英語をやるかで決まります。

読み書きの土台なのか、学校の成績や受験なのか、話す力なのか。目的ごとの判定表は、後半の「英語は公文か塾か」の表で確かめてください。

同じ向きの声を、Xでも見かけました。中学受験や早期英語について発信している方の投稿です。

中学受験なら、塾にSAPIXや早稲アカのような王道があって、レールに乗る面がある。

一方で早期英語は、やるかやらないかも、ツールや塾も、これという王道がない。そんな書き方です。

筆者も同じ見方をしています。英語は、家庭が目的を先に決めないと、公文と塾のどちらにするかも決まりません。

正解を探すより、目的を先に決める。この記事も、その順番で進めます。

公文式は塾なのか?教室の先生は教えずにヒントを出す

公文式は塾なのか。教室に通って月謝を払う点は塾と似ていますが、学び方はかなり違います。

公文って、結局は塾の一つじゃないの?

筆者
筆者

通う形は似ています。違うのは学び方で、公文では子どもが教材を自分で解き進めます。

公文の公式の説明では、学習の形は自学自習です。

「一人ひとりが自分に与えられた教材を自分で考え、解き進んでいく『自学自習』の学習形式をとっています。」

先生の役割も、公文の指導者の説明にはっきり書いてあります。

「問題の解き方や答えをすぐに教えるのではなく、その子がどこまで理解できているか、どの段階までの学力が定着しているかを確認します。その上で、ヒントを与えたり、例題やすでに勉強した類題を示すことにより、自力で解答できるように指導します。」

公文の先生は、教え込むより、自力で解けるようにヒントを出す役です。

一方、後で例に出すena中学部や森塾は、先生の授業や個別の指導で教えて進む塾です。

公文を塾と呼ぶかどうかは、家庭によって呼び方が分かれるところでしょう。

選ぶうえで効いてくるのは呼び名より、学び方が自学自習か、先生の授業か、の違いです。

公文英語そのものの評判や、どんな子に合うかは「公文英語の評判が賛否で割れる本当の理由と後悔しない選び方」で詳しく書いています。

公文式と塾の違いは、自学自習か、学年に沿った授業か

公文式と塾の違いは、公文自身も書いています。

公文のコラム「夏休みで差がつく!」で、一般的な夏期講習や短期集中型の塾と比べた説明です。

「一般的な夏期講習や短期集中型の学習塾では、決められたカリキュラムに沿って、全員が同じペースで学習を進めます。しかし、公文式学習は違います。」

続けて公文は、子ども一人ひとりの「今できること」や「目指したいゴール」に合わせて、無理なく積み重ねられる、と書いています。

ここは公文側の説明として読んでおきましょう。夏期講習や短期集中型の塾についての話で、塾全般の性質を言い切ったものとは違います。

塾側の事実は、塾の公式で見ます。

ena中学部の中1は、英単語・漢字・計算の基礎の定着に力を入れ、毎週の確認テストで満点になるまで再テストを繰り返す進め方です。

英語を例に、違いを3つに分けておきます。

  • 進み方:公文は自分のちょうどの段階から、学年を越えて進む。ena中学部のような塾は、学年のカリキュラムと確認テストで進む
  • 先生の役割:公文の先生はヒントを出して、自力で解かせる。塾の先生は、授業や個別の指導で教える
  • 教材:公文は公文の英語教材を順に進める。塾は学年や学校の進度に合わせた内容を扱う

公文の教材の並びは、学校の何年生かとは別の順番です。

学校の単元に合わせて先回りしたいのか、学年を越えて土台を積みたいのか。ここを先に決めておくと、公文か塾かで迷いにくくなります。

わが家は英語を公文で続け、国語では塾も考えている

わが家がいまどこに立っているかも書いておきます。

上の子は小2の9月に公文英語を始めました。約1年半で、小3のうちに中2相当のHⅡへ進んでいます。

英語の宿題は1日5枚、約30分。

親が丸付けをして、できるまで直してから教室に出しています。

塾を試したことは一度だけあります。小4の夏、中学受験をするか迷って、市進の夏期講習をお試しで受けました。

科目は国語と算数で、英語の塾とは別の話です。結果は、国語は偏差値60、算数は平均以下でした。

国語は、親としては「もういいかな」と考えていて、塾も検討しています。

筆者の考えでは、国語も算数も、いま要るのは計算力より思考力です。公文の独学では、限界のレベルに来ました。

英語は、少し考え方が違います。

英語は、中学レベルを終えるI教材まで進めば一区切り。

これが筆者の考えです。その先は、目的に合わせて英検・会話・塾へ移せばいい、と考えています。

公文の公式の目安とは別の、わが家の方針です。

英語は公文で土台を積んできた家庭として、ここからは公文と塾を、公式の案内で同じ条件にそろえて比べていきます。

公文英語と英語の塾を、教材・教え方・先生の役割で比べる

公文英語と英語の塾を、教材・教え方・先生の役割で並べます。塾は、集団授業・個別指導・英語専門の3種類に分けると比べやすくなります。各塾の中身は公式の案内にある例で、塾・学年・地域で変わります。

このセクションでわかること
  • 公文英語と3種類の塾を並べると、違いは進み方を誰が決めるかに出る
  • 公文の英語の教材は、学年ではなくちょうどの段階から読む・聞くを積む
  • 集団授業と個別指導の塾は、学校の進度に合わせて先生が授業で教える
  • 公文の英語とECCの違いは、外国人講師のクラス授業があるかどうか
  • 塾と比べたときのデメリットは、家で付き合う手間と、試験の出題形式に合わせない点

公文英語と3種類の塾を並べると、違いは進み方を誰が決めるかに出る

公文英語と3種類の塾を並べると、違いがいちばん出るのは進み方です。

進み方を、公文は子どもの段階で決め、塾は学年とコースのカリキュラムで決めます。

表の塾は、公式サイトで中身と料金を確かめられる塾から、種類ごとに例を選びました。

比べる点公文英語集団授業の塾(例:ena中学部)個別指導の塾(例:森塾・明光みらい英語)英語専門の塾(例:ECC外語学院 ECC KIDS)
対象学年学年に関係なく、学力診断で決まる段階から中1〜中3森塾は中1〜中3、明光みらい英語は小学生向け小1〜中3のコースがある
授業の形自学自習。教材を自分で解き進める集団授業森塾は先生1人に生徒2人までの個別指導で1回80分。明光みらい英語は個別指導の塾で、タブレットを使う1クラス8〜10名(中学生コースは10名)
進み方ちょうどの段階から、学年を越えて進む学年のカリキュラムと毎週の確認テスト森塾は中学生の5教科に対応。明光みらい英語は10級・120のステップコースごと(60分または80分を週1回など)
先生の役割教え込まず、ヒントを出して自力で解かせる授業で教える個別に教える外国人講師。中学生コースは外国人講師とバイリンガル講師
家で親がすることわが家は宿題の丸付けと直しに付き合っている塾ごとに体験で確かめる塾ごとに体験で確かめる塾ごとに体験で確かめる
向く目的(筆者の整理)読み書き・文法の土台学校の成績・定期テスト・受験学校の成績・定期テスト・受験話す・聞く授業と、英検の対策コース

表を横に見ると、対象学年の行で「学年に関係なく」と入るのは公文だけです。

ほかの3種類は、学年やコースで区切られた授業に、子どもが入っていく形です。

家で親がすることの行は、公文の欄だけわが家の例を入れました。公文の決まりとは別の、わが家のやり方です。

向く目的の行は、筆者の整理です。目的ごとの判定は、後半の判定表で詳しく見ます。

塾は、校舎・学年・コースで中身が違います。

入る前に、体験で確かめておきましょう。確かめることは、最後の章に5つにまとめました。

公文の英語の教材は、学年ではなくちょうどの段階から読む・聞くを積む

公文の英語の教材は、学年に関係なく、子どもにちょうどの段階から始まります。

公文が英語で大事にしているのは、聞くことと読むことです。公文の英語のページにはこうあります。

「『聞けない英語は話せない』『読めない英語は書けない』と考え、まず『聞いて』『読む』ことを大切にしています。」

教材は段階ごとに記号が付いています。公文の説明では、G〜I教材が中学相当、J〜O教材が高校相当です。

G〜I教材については、「身近で興味のもてるスキットを通して、基本文法事項にも焦点をあて、英文構造を整理しながら学習します」と書かれています。

学年どおりに、この記号から始まるわけではありません。

どの教材から始めるかは、学力診断の結果で決まります。

公文の英語には、「聞ける」「読める」「言える」「書ける」というステップがあります。

このうち「言える」は、教材の音読を先生の前で確かめることです。相手と英語でやり取りする練習は、教材の外にあります。会話の話は、目的別の選び方のところでもう一度扱います。

わが家の上の子は、小3のうちにHⅡに入りました。実物のプリントがこちらです。

わが家の上の子が取り組んだ公文英語HⅡ教材のプリント186a。受動態のまとめのページです。
わが家の上の子が取り組んだ公文英語HⅡ教材のプリント186a。受動態のまとめのページです。

HⅡは中2相当の教材で、受動態のまとめが並んでいます。

小学生でも、中学の文法の英文を自分で読み進めていく。学年を越えて進む公文の教材は、こういう手ざわりです。

教材の記号と英検の級の対応は、「公文の英語は英検何級?G〜O教材の級対応と受け方」にまとめています。

集団授業と個別指導の塾は、学校の進度に合わせて先生が授業で教える

集団授業と個別指導の塾は、先生が授業や個別の指導で教えて進みます。決まった時間割で、学年や級に合わせた内容を学ぶ形です。

集団授業の例は、ena中学部の公式コース案内です。

  • 対象は中1〜中3の集団授業
  • 授業は各学年とも19:30〜21:30の2時間
  • 中1は、5科コースが月・水・金の週3日、3科コースが水・金の週2日
  • 中1では英単語・漢字・計算の基礎の定着に力を入れ、毎週の確認テストで満点になるまで再テストを繰り返す

開講コースや曜日は校舎で違うので、通える校舎の案内で確かめてください。

少人数の集団授業なら、栄光ゼミナールもあります。

小4〜小6のコースと、中学生の教科に英語があり、1クラス10名程度の少人数制です。時間割と料金は、資料請求で案内する形をとっています。

個別指導の例は2つです。

森塾は中学生向けで、先生1人に生徒2人まで、1回80分。数学・国語・英語・理科・社会に対応しています。

明光義塾の明光みらい英語は、小学生向けのタブレットを使った英語学習で、週1回45分です。

10級の級立てと120のステップに沿って進み、mpi松香フォニックス社のメソッドを取り入れたフォニックスの指導があります。

enaのように学年のカリキュラムで進む塾もあれば、明光みらい英語のように級とステップで進むプログラムもあります。

公文との違いを、1文でまとめておきます。

塾は先生が教えて進め、公文は自分の段階から自分で解いて進む。

授業を聞いて理解する形が合う子もいれば、黙々と自分で解き進める形が合う子もいます。

どちらが合うかは、体験授業と無料体験で子どもの様子を見るのが早道です。

公文の英語とECCの違いは、外国人講師のクラス授業があるかどうか

公文の英語とECCの違いは、外国人講師のクラス授業があるかどうかです。

比べる相手は、英語専門の塾のECC外語学院(ECC KIDS)です。ECC外語学院(ECC KIDS)の公式コース案内では、こうなっています。

  • キッズイングリッシュワールド:小1〜小6、1クラス8〜10名、60分を週1回、外国人講師
  • 中学生コース:中1〜中3、1クラス10名、80分を週1回、外国人講師とバイリンガル講師
  • 英検対策コース:小学生から

公文の英語は、先生が英語で授業をする形をとりません。

E-Pencilの音声を聞いて、教材を自分で読み進めます。E-Pencilは、公文で英語を始めるときに買う専用のリスニング機器です。

英語を人と一緒に聞いて話す時間がほしいなら、クラス授業のある英語専門の塾が候補に入ります。

公文で読み書きの土台を積み、英語専門の塾で外国人講師の授業を受ける。役割が重なりにくい組み合わせだ、と筆者は見ています。

一つ気をつけたいのが、名前の似たブランドです。

ECCには、子ども向けの英会話教室のECCジュニアもあり、ECC外語学院(ECC KIDS)とは別のブランドです。

ECCジュニアについては「ECCジュニアの効果は耳に出て口に出ない?続ける家庭の基準」で扱っています。

塾と比べたときのデメリットは、家で付き合う手間と、試験の出題形式に合わせない点

公文英語を塾と比べたときのデメリットは、3つあります。

ひとつ目は、家で付き合う手間です。

公文の先生は、解き方をすぐには教えず、ヒントを出す役でした。だから、分からないところで家庭が関わる場面が出てきます。

わが家では、親が丸付けをしています。

×をチェックして、子どもが直したら○にする。できるようになるまでやらせて、できたら提出、という流れです。

教室で教えてもらえることは少ないので、親が関わるしかない。筆者は、それでいいと考えています。

間違えたら、すぐ直したほうが頭に残るからです。

わが家の教室では直しを教室でやってもらうこともできますが、わが家は家で直してから出しています。

親が付き合うかどうかは、家庭で分かれるところです。

Xには、反対の判断をした保護者の声もありました。娘さんが公文・英語・ピアノに取り組んでいる方の投稿です。

反抗期というか、自立心こだわり羞恥心など色々出てきたお年頃娘。公文、英語、ピアノなどで、私から間違いを指摘するのはNGだと学んだ。どんなに伝え方を工夫してもマイナスでしかない事が分かったので、ぐっと堪えて指摘は外部に任せる。

X(@YurumamaPong)

親から言うと角が立つ年ごろなら、間違いの指摘を教室に任せる。それも一つの判断です。

わが家は親が付き合う側、この方は教室に任せる側。どちらにするかは、子どもの年齢や性格で決めていい、と筆者は考えています。

公文を選ぶなら、家で付き合う時間がいくらか要る、と見込んでおくのが無難です。

ふたつ目は、教材が受験用に作られていないことです。公文自身が、公式Q&Aでこう書いています。

「KUMONの教材は、受験用に作られたものではありません。」

みっつ目は、相手と英語でやり取りする練習が、教材の外にあることです。「言える」は、音読の確認でした。

3つとも、塾に行けば全部片づく、という話とは違います。公文で足りないところを何で補うかを考える材料として見てください。

後悔した、意味がないと感じた、という声の中身は「公文英語の後悔は本当?続ける・やめるを分ける3つの判定軸」で詳しく扱っています。

公文英語と塾にかかるお金と時間を、学年・地域・回数をそろえて比べる

月謝と、月謝以外にかかるお金、通う回数と家でやる時間を比べます。料金はすべて、塾名・コース・学年・地域・回数の条件をつけた例です。相場の数字は使わず、公式の案内にある金額だけで並べました。

このセクションでわかること
  • 公文と塾の月謝を、学年と地域と回数の条件つきで比べる表
  • 公文英語の授業料は1教科の月謝だけで、入会金は要らない
  • 公文の英語の教材費は月謝に含まれ、E-Pencilの7,700円だけ別にかかる
  • 塾は月謝のほかに入会金・模試の教材費・諸経費がかかることがある
  • くもんと英語の塾は、教室にいる時間と家でやる時間の配分が違う

公文と塾の月謝を、学年と地域と回数の条件つきで比べる表

公文と塾の月謝を、公式の案内にある金額で並べます。

塾・コース学年回数と時間月額(税込)条件・注意
公文 英語1教科小学生教室は週2回が基本8,030円東京都・神奈川県の教室。教材費込み
公文 英語1教科小学生教室は週2回が基本7,480円それ以外の教室。教材費込み
公文 英語1教科中学生教室は週2回が基本9,130円東京都・神奈川県の教室。教材費込み
公文 英語1教科中学生教室は週2回が基本8,580円それ以外の教室。教材費込み
ena中学部 3科コース中1/中2/中3中1は水・金の週2日、各2時間18,260円/33,880円/35,200円英語・数学・国語などをまとめたパッケージの料金
ena中学部 5科コース中1/中2/中3中1は月・水・金の週3日、各2時間19,360円/36,080円/41,800円3科に理科・社会を足したパッケージの料金
明光義塾 明光みらい英語小学生週1回45分の場合7,150円週の回数・学年で変わる。諸経費・教材費は別
森塾中学生週1回・月3回の授業の場合(1回80分)11,700円から首都圏の校舎の場合。科目数・回数で変わる
ECC外語学院(ECC KIDS)キッズイングリッシュワールド小1〜小660分を週1回11,000円/9,900円首都圏・関東/その他のエリア。入学金11,000円
ECC外語学院(ECC KIDS)中学生コース中1〜中380分を週1回14,300円/13,200円首都圏・関東/東海・関西・中国・九州。入学金11,000円

※2026年10月時点・各公式サイト確認

月額だけを見ると、公文の英語1教科は、明光みらい英語を除く表の塾より安い数字です。

ただ、この数字をそのまま並べると見誤ります。塾は、授業の時間と回数、科目の数が違うからです。

ena中学部の金額は、英語・数学・国語などをまとめたパッケージの料金です。英語だけを取り出した料金とは違います。

明光みらい英語の7,150円は週1回45分の場合で、公式の案内にも「費用は週回数・学年によって異なります」とあります。

  • 塾の料金は、塾・コース・学年・地域・回数で変わる。表の金額は、各塾の公式の案内にある例
  • ECC外語学院(ECC KIDS)の英検対策コースは、級ごとのコースの授業料として案内されている。毎月の月謝とは物差しが違うので、表に入れていない
  • 栄光ゼミナールは、料金を資料請求で案内する形なので、表に入れていない

同じ物差しで比べるなら、月謝以外の費用と、教室と家の時間の配分も一緒に見てください。どちらも、この後に続けます。

公文の月謝そのものの詳しい内訳は「小学生の公文の月謝は1教科8,030円|わが家は月40,150円」に、英語の値段は「公文英語の値段を実支払い40,150円で公開|兄弟5教科の総額」にまとめています。

公文英語の授業料は1教科の月謝だけで、入会金は要らない

公文英語の授業料は、1教科ぶんの月謝だけです。

公文の会費とお支払い方法のページには、次のように書かれています。

「月額会費に教材費は含まれています」

「入会金が不要で安心して始められます」

教材費込みで入会金も要らないので、始めるときの費用が読みやすい料金です。

※2026年10月時点・公式サイト確認

その代わり、公文は教科ごとに月謝がかかります。きょうだいや教科が増えると、そのぶん積み上がります。

わが家の教室は、1教科8,030円です。

2026年6月の支払いは、上の子の英語・国語・算数と、下の子の国語・算数の5教科分で40,150円でした。8,030円×5教科=40,150円です。

わが家の公文の支払い明細。2026年6月、きょうだい2人の5教科分で40,150円でした。英語はこのうち上の子の1教科分です。
わが家の公文の支払い明細。2026年6月、きょうだい2人の5教科分で40,150円でした。英語はこのうち上の子の1教科分です。

この40,150円のうち、英語は上の子の1教科分、8,030円です。

英語だけなら月8,030円。わが家のように国語・算数も通っていると、塾と並べるときに家計全体でいくらになるかも見ておきたいところですよね。

塾も、たとえば森塾は科目数と回数で料金が変わる仕組みです。教科を足したときの金額は、公文と塾の両方で計算しておきましょう。

公文の英語の教材費は月謝に含まれ、E-Pencilの7,700円だけ別にかかる

公文の英語の教材費は、月謝に含まれています。

別にかかるのは、英語を始めるときのE-Pencilです。公文の会費のページには、こう書かれています。

「英語学習開始時には、専用リスニング機器『E-Pencil』7,700円(税込)をご購入いただきます」

※2026年10月時点・公式サイト確認

E-Pencilは、教材の英語の音声を聞くための専用の機器です。

わが家にもE-Pencilがあります。下の子が英語をやっていたときは、兄弟で1本を共有していました。先生も、それをすすめてくれました。

きょうだいで英語を習うなら、E-Pencilを共有できるか教室で聞いてみる価値があります。

公文の英語にかかるお金は、毎月の月謝と、始めるときの7,700円。この2つで読めます。

塾は月謝のほかに入会金・模試の教材費・諸経費がかかることがある

塾は、月謝だけでは比べられません。月謝のほかに、入会金や模試の教材費、諸経費がかかることがあるからです。

  • ena中学部:模試教材費が、前期・後期ごとに別にかかる。中1の3科は前期31,680円・後期31,680円、中1の5科は前期46,200円・後期46,200円。中2・中3は、3科が前期40,150円・後期48,180円、5科が前期52,250円・後期62,700円。途中入学の際は月割という注記もある
  • 森塾:入会金は通常2万円。キャンペーンで割引がある
  • 明光みらい英語:月謝のほかに、諸経費・教材費などが別にかかる
  • ECC外語学院(ECC KIDS):入学金11,000円。英検対策コースは入学金が無料で、授業料は5級26,400円・4級26,400円・3級39,600円

※2026年10月時点・各公式サイト確認

公文の側は、入会金が要らず、英語を始めるときにE-Pencilの7,700円です。

では、1年目にいくらかかるのか。公式の金額をもとに試算してみます。

試算の例(条件)月謝×12か月月謝以外1年目の合計
公文の英語(小学生・東京都・神奈川県の教室・英語を始める年)96,360円E-Pencil 7,700円104,060円
明光みらい英語(小学生・週1回45分の場合)85,800円諸経費・教材費など85,800円+諸経費・教材費
ECC外語学院(ECC KIDS)キッズイングリッシュワールド(首都圏・関東・60分を週1回)132,000円入学金 11,000円143,000円
公文の英語(中学生・東京都・神奈川県の教室・E-Pencilは持っている場合)109,560円E-Pencilは購入済み109,560円
ena中学部 中1・3科219,120円模試教材費 63,360円282,480円

計算の式は、たとえばena中学部なら、18,260円×12か月=219,120円に、模試教材費の前期と後期の31,680円×2=63,360円を足して282,480円です。

どれも、ある塾・ある学年・ある地域の例です。ほかの塾も同じ金額とは限りません。

英語1教科の費用として見るなら、公文は安い側に入ります。

中学生の試算で、公文の英語とena中学部の中1・3科の差は、1年で172,920円です。

この差額を、そのまま「公文がお得」と読むのは早計です。

ena中学部の282,480円で買っているのは、英語・数学・国語の授業を週2日・各2時間と、毎週の確認テスト、前期・後期の模試の教材です。

小学生の試算では、ECC外語学院(ECC KIDS)のキッズイングリッシュワールドと公文の差が、1年で38,940円。

この差額は、外国人講師の60分のクラス授業を、週1回受けるための代金と読めます。

月謝の安さだけで決めると、目的に合わないほうを選びかねません。

公文の安さは、教え込まない自学自習の形と、家で親が付き合う時間とセットです。その手間を家庭が引き受けられるかも、月謝と一緒に見ておきましょう。

くもんと英語の塾は、教室にいる時間と家でやる時間の配分が違う

くもんと英語の塾は、時間の使い方が違います。

公文は家での時間が毎日あり、塾は教室での時間が長くなります。

公文の教室は週2回が基本です。公文のよくある質問では、週1回から通うこともできる、と案内しています。

宿題は、公文の英語のページによると「1教科あたり20~30分程度でできる分量」です。負担になるようなら、調整もできます。

塾の教室の時間は、次のとおりです。

  • ena中学部:1回2時間を、中1なら週2日か3日
  • 森塾:中学生は1回80分
  • 明光みらい英語:週1回45分
  • ECC外語学院(ECC KIDS):キッズイングリッシュワールドは60分、中学生コースは80分を週1回

わが家の英語の宿題は、1日5枚で約30分です。

音読を含み、直しと親の丸付けは含みません。学校から帰ってから取り組んでいます。

送り迎えは、小3まではしていました。今は上の子が、自転車で先に1人で行くこともあります。

公文は家の時間に親が関わる分があり、塾は送り迎えと教室の時間が要る。

どちらが楽かは、家庭の働き方と子どもの性格で変わる、と筆者は見ています。

平日の夜に何時間空けられるか。家で丸付けに何分使えるか。この2つを先に書き出しておくと、選びやすくなります。

宿題の量の詳しい話は「公文英語の宿題は1日何枚・何分?わが家の実例と量を相談する目安」で書いています。

目的で分ける公文英語と塾の選び方、どちらでもない場合もある

ここまでの事実を、英語をやる目的ごとの判定表にまとめます。表は筆者の整理で、公文や塾の公式の目安とは別物です。目的ごとに、合いやすいのが公文か塾か、どちらでもないのかを見ていきましょう。

このセクションでわかること
  • 英語は公文か塾かを、4つの目的で分ける判定表
  • 読み書きと文法の土台を先に積みたいなら公文英語が合いやすい
  • 学校の成績や定期テスト、高校受験に合わせたいなら塾が合いやすい
  • 英検は、公文でも塾でも出題の形に慣れる準備が別に要る
  • 話す力をつけたいなら、公文でも塾でもなく英会話を足す

英語は公文か塾かを、4つの目的で分ける判定表

英語は公文か塾か。答えは、英語をやる目的で変わります。

目的合いやすいもの理由と公式の根拠体験で確かめること
読み書き・文法の土台を先に積みたい公文英語ちょうどの段階から学年を越えて進む。G〜I教材が中学相当(公文の説明)今のちょうどの段階と、宿題の量
学校の成績・定期テスト、高校受験に合わせたい集団授業か個別指導の塾学年のカリキュラムと確認テストで進む(ena中学部の例)。公文は「受験用に作られたものではありません」と書いている教科書や定期テストへの合わせ方と、月謝以外の費用
英検を受けたいどちらでも。出題の形に慣れる準備は別に要る英語専門の塾には英検対策コースがある(ECC外語学院 ECC KIDSの例)英検の対策の時間を、どこで取るか
話す力をつけたい公文でも塾でもなく、英会話を足す公文の「言える」は音読の確認会話の練習が、週に何分あるか

4つのうち、公文がそのまま合いやすいのは「土台を先に積む」の1つです。

学校の成績や受験は塾、話す力は英会話と、得意な役が分かれます。英検だけは、どちらを選んでも出題の形への慣れが別に要ります。

表は筆者の整理で、公文や塾の公式の目安とは別物です。

目的が2つ重なる家庭もあるでしょう。その場合の併用や、時期で分けるやり方は、最後の章で扱います。

読み書きと文法の土台を先に積みたいなら公文英語が合いやすい

読み書きと文法の土台を先に積みたいなら、公文英語が合いやすいと筆者は考えています。

公文は、こういう方針を書いています。

「できるだけ早く学校で習っているところより先の段階に、自学自習で進んでいくように導き、小学校・中学校のうちになるべく早く高校教材に進むことを目標にしています。」

わが家の上の子は、小2の9月に始めて、約1年半で小3のうちにHⅡへ進みました。

公文で進んだ速さの一例で、ほかの子も同じ速さで進むとは限りません。

小学生のうちは、学年を越えて土台を積む公文の仕組みが使いやすい時期だと見ています。

小学校には、中学のような定期テストがありません。学校の進度に合わせる必要が薄い時期だからです。

ここで積んだ読む力と文法の土台は、中学で塾に移っても、英検に進んでも、下地として使える、と筆者は考えています。

土台が目的なら、公文の無料体験で、今のちょうどの段階がどこから始まるかと、宿題の量を聞いてみましょう。

学校の成績や定期テスト、高校受験に合わせたいなら塾が合いやすい

学校の成績や定期テスト、高校受験に合わせたいなら、塾が合いやすいと筆者は考えています。

塾は、学年のカリキュラムで進みます。ena中学部の中1なら、毎週の確認テストで定着を確かめる進め方でした。

公文は受験について、公式Q&A「公文式学習法は中学受験に役立ちますか?」でこう答えています。

「KUMONの教材は、受験用に作られたものではありません。」

同じ回答の中で、公文は「中学受験に必要な力も身につけられます」とも書いています。そして、「大切なことは入学後の中学校、高校生活です。」と締めくくっています。

ここは公文の言い分として読んでおきましょう。受験の点を約束する言葉とは違います。

筆者の見立てはこうです。

公文は、自分の段階で学年を越えて進みます。だから、学校の教科書の進み方や定期テストの範囲に合わせる役は、塾や学校の勉強のほうが担いやすい。

公文英語を続けてきた家庭の、中学に入ってからの振り返りもありました。2025年に中学受験を終えた保護者の投稿です。

早期英語ほどの意識ではなく、公文英語に、お遊び程度の地元の英語スクールを足していた。中学に入ってからの英語は、学年の中位から中の下だった、という内容です。

一つの家庭の振り返りで、公文が悪いという話とは違います。

公文英語を続けていても、中学の成績の順位は、学校の授業やテストへの準備で決まる面がある。そう読めます。

目的が学校の成績なら、公文の進度だけで安心しないほうがいい。

塾の体験授業で、教科書や定期テストへの合わせ方を確かめておく価値があります。

中学生の定期テストや高校受験と公文の話は、「中学生の公文英語は続ける?I教材までの目安と高校受験に足す対策」で扱っています。

中学受験の塾と公文英語の両立は、「中学受験で公文英語はいつまで?続ける・休む・やめるの決め方」にまとめました。

英検は、公文でも塾でも出題の形に慣れる準備が別に要る

英検は、公文でも塾でも、出題の形に慣れる準備が別に要ります。わが家の記録が、その例です。

上の子は英検5級に向けて、教室の先生にすすめられた問題集を解いています。旺文社の『7日間完成 英検5級 予想問題ドリル』です。

苦手なのは、並べかえ問題でした。

Day5の解答用紙では、大問3の語句の並べかえで、5問中4問を間違えています。

わが家の上の子が英検5級の問題集のDay5を解いた解答用紙。大問3の語句の並べかえに間違いが集中しています。
わが家の上の子が英検5級の問題集のDay5を解いた解答用紙。大問3の語句の並べかえに間違いが集中しています。

公文ではHⅡまで進んでいるのに、なぜ並べかえでつまずくのか。

筆者は、わが家が取り組んだ範囲の公文の英語教材で、並べかえの形の問題を見かけなかったからだと見ています。

公文で中学の教材まで進んでいても、英検の出題の形には、別に慣れる時間が要ります。

英語専門の塾には、英検対策のコースもあります。

ECC外語学院(ECC KIDS)の英検対策コースは、5級の授業料が26,400円です(2026年10月時点・公式サイト確認)。毎月の月謝とは別の、級ごとのコースの料金として案内されています。

わが家は、これからは英検にシフトしていく方向です。

教材の記号と英検の級の対応は、上で紹介した早見表の記事で確かめられます。

英検が目的なら、公文を続けるか塾にするかとは別に、問題集で出題の形に慣れる時間を、週のどこに入れるかを先に決めておきましょう。

話す力をつけたいなら、公文でも塾でもなく英会話を足す

話す力をつけたいなら、公文でも塾でもなく、英会話を足す。これが筆者の考えです。

公文の「言える」は、教材の音読を先生の前で確かめることでした。相手と英語でやり取りする練習は、教材の外にあります。

筆者自身、TOEICは800点を超えていますが、外国人を前にすると言葉が出てこなかった経験があります。

読める・解けることと、話せることは、別の練習でした。

一方で、オンライン英会話だけで話せるようになるとも考えていません。

いまは文法を理解する時期で、その土台の上に話す練習を積む。それが筆者の考える順番です。

文法の土台と話す練習は、別々に積むものです。

公文英語にオンライン英会話を足す時期と費用は、「公文英語とオンライン英会話の併用は急がなくていい|足す時期と費用」で詳しく書いています。

英会話教室も含めた習い事全体の費用の比べ方は、「小学生の英語の習い事は年間いくら?公文40,150円の明細で見る」にまとめました。

公文英語から塾へ移る・併用するときの時期と、体験で確かめること

公文英語から塾へ移る時期、続けたまま塾にも通うときの費用、決める前の体験で確かめることをまとめます。休会や退会の細かい手続き、やめた後の英語の受け皿は、それぞれ別の記事に任せました。

このセクションでわかること
  • 小学生のうちは公文で土台を作り、中学の節目で塾の体験授業を受けて確かめ直す
  • 公文と塾を併用すると、1か月の費用はいくらになるか
  • 塾へ移るときは、公文の区切りと塾に入る時期を先に決める
  • 塾の体験授業と公文の無料体験で確かめる5つのこと

小学生のうちは公文で土台を作り、中学の節目で塾の体験授業を受けて確かめ直す

小学生のうちは公文で土台を作り、中学の節目で塾の体験授業を受けて確かめ直す。

これが、筆者の考える無理のない付き合い方です。

節目の例は2つあります。中学に入って定期テストが始まるころと、高校受験が具体的になったころです。

この時期に必ず切り替えるべき、という話とは違います。節目ごとに、英語をやる目的が変わっていないかを確かめ直す、という意味です。

公文英語と塾の付き合い方の例(筆者の考え)

    英語はI教材まで進めば一区切り、というのが筆者の考えでした。

    I教材までの残りと、塾に入りたい時期を並べて考えると、移る時期が決めやすくなります。

    公文の側も、中学生の通い方について、中学生・高校生向けのページでこう書いています。

    「KUMONなら、部活や定期テストなど、一人ひとりの生活スタイルにあわせた学習が可能です。」

    これは公文の主張です。

    筆者の読み方では、両立できる理由は、教室に通う時間の自由度の話です。定期テストの範囲に合わせてくれる、という話とは別物だと見ています。

    公文英語を中学の先まで続けた場合の積み方は、「高校生の公文英語で積めること・足すこと|大学受験の確認表つき」で扱っています。

    公文と塾を併用すると、1か月の費用はいくらになるか

    公文と塾を併用すると、1か月の費用は2つの月謝の合計になります。例を2つ、試算しておきます。

    • 小学生の試算:公文の英語 8,030円+明光みらい英語(週1回45分の場合)7,150円=月15,180円。明光みらい英語の諸経費・教材費は別
    • 中1の試算:公文の英語 9,130円+ena中学部の中1・3科 18,260円=月27,390円。ena中学部の模試教材費は別で、前期・後期に31,680円ずつ

    ※2026年10月時点・各公式サイト確認

    どちらも、公文の月謝は東京都・神奈川県の教室の金額で計算しました。地域・塾・学年が変われば、金額も変わります。

    1年に直すと、小学生の試算は15,180円×12か月=182,160円です。

    中1の試算は、27,390円×12か月=328,680円に、模試教材費の63,360円を足して392,040円になります。

    中1の試算では、併用すると1年で39万円を超えます。

    月謝が2本立つので、併用する期間を先に決めておかないと、家計の負担が長引きます。

    時間の面も見ておきましょう。

    公文の宿題は1教科20〜30分ほどが毎日あり、塾に通えば教室の時間と、塾から出る課題が加わります。

    公文の宿題の量は、先生と相談して調整できます。公文の英語のページにも、「ご負担になるようでしたら調整可能です」とあります。

    併用するなら、塾が始まる前に、宿題の量を教室の先生と決め直しておくと回しやすくなります。

    塾へ移るときは、公文の区切りと塾に入る時期を先に決める

    塾へ移るときは、公文をどこで区切るかと、塾にいつ入るかを先に決めておきます。

    区切りを決めないまま塾を始めると、公文の宿題と塾の課題が重なる期間が延びやすい、と筆者は見ています。

    公文を英語だけやめる、休むときの手続きは、「公文の休会は前月末日までに申し出|迷いなら休会・決まれば退会」にまとめています。

    わが家にも、英語を区切った例があります。

    下の子は、英語だけを休会して、国語は続けました。わが家の教室では、1教科だけ休むことができました。

    休会したまま、4か月目に自動で退会になっています。

    理由は、国語に集中するためでした。塾に移るために区切ったわけではありません。

    1教科だけ休む・やめる選択肢があるかは、教室で先に聞いておきましょう。

    英語だけを区切れるなら、ほかの教科を続けたまま、英語の時間を塾に回す組み方もできます。

    公文をやめた後の英語の受け皿は、「公文英語を辞めた後に後悔しないためのやめどきと5つの受け皿」で詳しく書いています。

    塾の体験授業と公文の無料体験で確かめる5つのこと

    決める前に、塾の体験授業と公文の無料体験で、次の5つを確かめておきましょう。

    1. 授業の形と、分からないところを誰がどう教えてくれるか
    2. 家でやる宿題の量と、親が丸付けなどで関わる量
    3. 月謝以外にかかる費用(入会金・教材費・模試の教材費・諸経費・E-Pencil)
    4. 通う曜日・回数・1回の時間が、家の予定と合うか
    5. 塾なら学校の教科書と定期テストへの合わせ方、公文なら今のちょうどの段階がどこから始まるか

    1と2は、公文と塾で答えがいちばん分かれるところです。公文は自分で解いてヒントをもらう形で、家での丸付けが絡みます。

    3は、月謝の表だけでは見えません。入会金や模試の教材費、諸経費まで聞いて、1年でいくらかを計算しておきましょう。

    5は、目的に直結します。学校の成績が目的なら塾の合わせ方を、土台が目的なら公文の始まりの段階を聞きます。

    体験の案内は、塾ごとに公式サイトにあります。

    明光みらい英語には無料体験の申し込みの案内があり、森塾も無料体験を案内しています。

    わが家は、英語を始める前の8月に公文の無料体験を受けました。どの教材から始めるかは、教室で診断してもらっています。

    体験は、子どもの様子と、親が付き合う量の両方を見る場です。

    よくある質問(FAQ)

    公文英語と塾で迷うときに出やすい質問に、短く答えておきます。

    このセクションでわかること
    • 公文の英語は週1回でも通える?
    • 公文の英語は中学の何年生の内容まで進む?
    • 国語や算数も、公文から塾に移す家庭はある?

    公文の英語は週1回でも通える?

    Q
    公文の英語は週1回でも通えますか?
    A

    通えます。公文は週1回から通うこともできると案内しています。基本は週2回で、習慣がつきやすく、先生が学習の様子を直接見られるため、と理由を書いています。

    週1回にしたいときは、教室の先生に相談しましょう。

    公文のよくある質問にも、「週1回しか通えない場合は、教室の先生とご相談ください。ペースに合わせた方法を一緒に考えさせていただきます。」とあります。

    公文の英語は中学の何年生の内容まで進む?

    Q
    公文の英語は中学の何年生の内容まで進みますか?
    A

    公文の説明では、G〜I教材が中学相当、J〜O教材が高校相当です。始める教材は学年で決まらず、学力診断の結果で決まります。

    わが家の上の子は、小3のうちに中2相当のHⅡへ入りました。

    教材の記号と英検の級の対応は、教材の章で紹介した早見表の記事で確かめられます。

    国語や算数も、公文から塾に移す家庭はある?

    Q
    国語や算数も、公文から塾に移す家庭はありますか?
    A

    わが家は国語で塾を検討しています。上の子の国語は「もういいかな」と考えていて、いま要るのは思考力で、公文の独学では限界のレベルになってきたと見ているからです。

    まだ、決めてはいません。

    英語の記事なので、国語と算数の話はここまでにしておきます。決まったら、わが家がどうしたかを書き足します。

    まとめ:公文英語と塾は、英語をやる目的と時期で選ぶ

    • 公文英語と塾は優劣より役割が違う。公文は自分の段階から自学自習で積み、塾は学校の進度や受験に合わせて先生が教える
    • 公文の先生は教え込まず、ヒントを出して自力で解かせる。そのぶん、家で丸付けや直しに付き合う場面が出てくる
    • 塾は集団授業・個別指導・英語専門の3種類に分けて比べる。料金は塾・学年・地域・回数で変わるので、条件つきの例で見る
    • 公文英語の月謝は教材費込みで、入会金は要らない。英語を始めるときにE-Pencilの7,700円。塾は月謝のほかに入会金や模試の教材費、諸経費がかかることがある
    • 1年目の試算では、公文の英語(中学生・東京都・神奈川県の教室)は109,560円、ena中学部の中1・3科は282,480円。差額は授業と確認テストと模試の代金として読む
    • 土台を先に積みたいなら公文、学校の成績・定期テスト・受験に合わせたいなら塾、話す力なら英会話を足す
    • 英検は、公文でも塾でも出題の形に慣れる準備が別に要る
    • 小学生のうちは公文で土台を作り、中学の節目で塾の体験授業を受けて確かめ直す、という段階の付き合い方もある
    • 併用すると月謝は2本立てになる。中1の試算では1年で39万円を超えるので、併用する期間を先に決める
    • 決める前に、体験で授業の形・宿題の量・月謝以外の費用・通う時間・教科書への合わせ方を確かめる

    公文か塾かは、目的を一つ書き出せば半分決まります。まずは、いま英語を何のためにやっているかを、家族で一行にしてみてください。

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