公文英語のプリントの中身を実物で|1枚で聞く・言う・読む・書く

公文英語のプリントの中身を実物で|1枚で聞く・言う・読む・書く 通学スクール
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公文英語のプリントは、どんな紙に、どんな問題が載っているのか。

入会を考えていても、教室の外からは中身が見えにくいですよね。冊子のテキストがあるのか、音声はどう聞くのか、気になる点がいくつも出てきます。

先に答えを置きます。

公文英語のプリントは、A5の紙1枚ずつ。1枚の中で、音声を聞き、まねして言い、読んで、書きます。

表と裏の両面に印刷されていて、音声はプリントの音声マークにE-Pencilでタッチして聞く作りです。公文の公式ページ「KUMONの英語」の説明では、3A〜Bはイラストやうた、G〜Iで基本文法、J〜Oは注釈や対釈を手がかりに英文を読み進める、と段階で中身が変わります。

書いているのは、小4と小2の子を育てる父親です。TOEICは800点超で、英会話は今も修行中。

上の子は小2の9月に公文英語を始め、約1年半、小3のうちにHⅡ教材に入りました。

わが家のHⅡ・IⅠ教材のプリントの実物と、公文の公式の説明を合わせて書いています。入門期の教材は、公式の説明をもとに見ていきます(2026年10月時点)。

ひとつだけ先に伝えておくと、公文英語は読み書きと、聞く・音読の土台を作る教材です。英語で会話のやり取りを練習するプリントとは違います。

読み終えるころには、この形式が子どもに合いそうか、入会前に見本と無料体験で何を確かめればいいかが決まっているはずです。

この記事のポイント
  • 公文英語のプリントはA5、A4の半分の大きさの紙1枚ずつ。表がa面、裏がb面で、250枚ごとに4つの穴があけてある
  • 1枚の中で、音声マークにE-Pencilでタッチして聞き、まねして言い、読んで、書く
  • 教材は3AからOまでにXP・XQが並び、入門のイラストやうたから、中学相当の基本文法、高校相当の英文を読み進める内容へ変わる
  • 番号の読み方や1つの教材の枚数は、気になったら教室で聞けば済む。入会前に見たいのは1日分の量
  • わが家の1日分は5枚で約30分。1束は10枚
  • 入会前は、公式サイトの教材見本と、教室の無料体験で実物を確かめる
目次

公文英語のプリントはA5の紙1枚、表と裏で1枚分を解く

公文英語のテキストや冊子を思い浮かべて調べ始めた人に、まず形の答えです。公文英語の教材は、A5の紙を1枚ずつ解いていくプリントです。大きさ、表と裏、穴、市販の本との違いを順に見ていきます。

このセクションでわかること
  • 公文の英語プリントは、A4の半分のA5の紙1枚
  • 公文式の英語プリントは表がa面、裏がb面
  • 公文式のプリントは国語・算数と同じ大きさで、英語だけの特別な形ではない
  • 公文英語のテキストは1冊の本ではなく、1枚ずつ進めるプリント
  • 公文英語は冊子の教材ではなく、4つ穴のプリントを綴じて使う
  • 公文式のテキストは購入できず、くもん出版の市販ドリルとは別物

公文の英語プリントは、A4の半分のA5の紙1枚

公文の英語プリントは、A5の紙1枚です。

公文の公式解説「KUMONの教材はどうやってできるの?」には、「KUMONの教材は、A5サイズ(A4サイズの半分の大きさ)」と書かれています。

A4の紙をちょうど半分にした大きさです。

公文式の英語プリントは表がa面、裏がb面

公文式の英語プリントは、表と裏の両面に印刷されています。

同じ公式ページには、「教材のa面(表面)とb面(裏面)の同時印刷」という説明があります。

公文では表をa面、裏をb面と呼んでいる、ということです。

わが家にある上の子のIⅠ教材のプリントで、1枚の表と裏を見てみます。

上の子の公文英語IⅠ教材のプリント127a(表)。「1回目:英語を聞きましょう。2回目:まねして言いましょう。」の指示のあとに会話文があり、その下に英語を書く問題が続きます。名前・日付の欄は空欄です。
上の子の公文英語IⅠ教材のプリント127a(表)。「1回目:英語を聞きましょう。2回目:まねして言いましょう。」の指示のあとに会話文があり、その下に英語を書く問題が続きます。名前・日付の欄は空欄です。

表の127aは、題名が「文の並び4(知覚動詞・使役動詞)」。リナとケンの会話文が日本語の訳つきで並び、その下に「日本語に合うよう、上の英文から英語を選んで書きましょう。」と、英文を書く問題が続きます。

同じ1枚の裏、IⅠ 127b。「[ ]の英語を並べかえて、日本語に合う英文を書きましょう。」の問題が5問あり、最後に「確認しながら聞きましょう」の指示があります。
同じ1枚の裏、IⅠ 127b。「[ ]の英語を並べかえて、日本語に合う英文を書きましょう。」の問題が5問あり、最後に「確認しながら聞きましょう」の指示があります。

裏の127bは、表の続きの問題です。[ ]の中の英語を並べかえて、日本語に合う英文を書く問題が5問。下線の下に「主語」「知覚動詞」「目的語」などの文の部品の名前が添えてあり、最後は「確認しながら聞きましょう」で終わっています。

表と裏で、問題がひと続きになっているのが分かります。

公文式のプリントは国語・算数と同じ大きさで、英語だけの特別な形ではない

公文式のプリントは、英語も国語も算数も同じA5です。

公式の説明は教科を分けずに「KUMONの教材は、A5サイズ」としています。英語だけ大きい、英語だけ冊子になっている、ということはありません。

国語や算数を先に習っている家庭なら、英語のプリントも同じ大きさの紙が届くと考えておけば大丈夫です。

公文英語のテキストは1冊の本ではなく、1枚ずつ進めるプリント

公文英語のテキストを探しても、1冊の本は出てきません。

教室で使う英語の教材は、A5の紙を1枚ずつ進めていく作りだからです。

公文の公式ページでの呼び名は「教材」です。中身は、1枚ずつ解いていくプリントです。

「テキスト」と聞いて、学校の教科書のような1冊を思い浮かべていたなら、そこが一番のズレです。1枚ずつ解いて、終わったら次の1枚へ進む形だと思っておいてください。

公文英語は冊子の教材ではなく、4つ穴のプリントを綴じて使う

公文英語は冊子の教材ではありません。1枚ずつのプリントを、バインダーに綴じて使います。

公式の説明はこうです。「教材をカットした後は、250枚にまとめて4つの穴を開けます。」「この穴はバインダーなどで綴じるためのものです。」

わが家でも、公文のオレンジのバインダーにプリントを綴じています。

公文のオレンジのバインダーに、HⅡ186aのプリントの束と「英語教材の進め方」の紙が挟まっています。プリントが1枚ずつの紙を綴じる形だと分かる例です。
公文のオレンジのバインダーに、HⅡ186aのプリントの束と「英語教材の進め方」の紙が挟まっています。プリントが1枚ずつの紙を綴じる形だと分かる例です。

写真のとおり、1枚ずつの紙が左の4つの穴で綴じられています。冊子のように最初から製本されているわけではありません。

バインダーやファイルの選び方、終わったプリントの扱いは「公文式のプリント・ファイルの選び方と片づけ方」で詳しくまとめています。

公文式のテキストは購入できず、くもん出版の市販ドリルとは別物

公文式のテキストを購入して、家で先に解かせたい。そう考える人もいますよね。

教室で使うプリントは、お店では買えません。

本屋やネットで売っている「くもん」の英語ドリルは、くもん出版の市販の本です。名前は似ていますが、教室のプリントとは別の物です。

教室のプリントと市販ドリルがどう違うかは「公文英語の教材が市販で買えない理由とドリルとの違い」で解説しています。

公文英語のプリント1枚の中身を、わが家のHⅡ186aで見る

形が分かったら、次は1枚の中で何をするかです。公式の説明では、英語は「聞いて」「まねして言う」、そして「聞いて、読んで、書いて」いく流れ。わが家のHⅡ186aの写真で、1枚の見た目もあわせて確かめます。

このセクションでわかること
  • 公文英語の問題は、1枚の中で聞く・まねして言う・読む・書くを回す
  • 公文式の問題を、わが家のHⅡ186aの1枚で見る
  • くもんの英語プリントは、音声マークにE-Pencilでタッチして聞く
  • 1日に解くのは、わが家では5枚・約30分で、1束は10枚
  • 番号の読み方や1つの教材の枚数は、気になったら教室で聞けばいい
  • まねして言う練習はあるが、会話のやり取りを練習するプリントではない

公文英語の問題は、1枚の中で聞く・まねして言う・読む・書くを回す

公文英語の問題は、1枚の中で4つの動作を回します。聞く、まねして言う、読む、書く、です。

公文の公式Q&A「教科・教材に関するご質問」には、次の2つの文があります。

「うたや身近な単語・フレーズを『聞いて』『まねして言う』ことで、英語特有のリズムやイントネーションが自然と体に入ってきます。」

「身近な単語からはじめて2語の句、3語の文と、一歩一歩レベルアップしながらたくさんの英文表現を『聞いて、読んで、書いて』いきます。」

4つの動作と、公式の言葉を並べるとこうなります。

動作公式の言葉
聞く「聞いて」
まねして言う「まねして言う」
読む「聞いて、読んで、書いて」
書く「聞いて、読んで、書いて」

並べてみると、公式の2つの文は、どちらも「聞いて」から始まっているのが分かります。

先ほどのIⅠ 127aの表にも、「1回目:英語を聞きましょう。2回目:まねして言いましょう。」と書かれていました。聞いて、まねして言って、そのあと英語を書く。公式の流れが、そのまま1枚の指示になっています。

紙のプリントでも、目で読むより先に耳から入る作りです。

入会前に子どもに合うかを見るときも、この4つに分けて考えると判断しやすくなります。音を聞いてまねするのが好きか、書く作業に抵抗がないか。最後の章で、見本と体験での確かめ方につなげます。

公文式の問題を、わが家のHⅡ186aの1枚で見る

公文式の問題が実際にどう載っているか、わが家のプリントで見てみます。

上の子の公文英語、HⅡ教材の186aです。

上の子の公文英語HⅡ教材のプリント186a、「HⅡのまとめ2」の受動態のまとめの1枚です。1枚の中に聞く指示と英文を書く問題が載っている例です。
上の子の公文英語HⅡ教材のプリント186a、「HⅡのまとめ2」の受動態のまとめの1枚です。1枚の中に聞く指示と英文を書く問題が載っている例です。

左上に「HⅡ 186a」の番号とKUMONのロゴ。題名は「HⅡのまとめ 2」で、101から180の範囲のまとめです。

右上には名前・日付・時間を書く欄があり、名前と日付は空欄のまま。左の端には穴が4つあいています。

上の段は「英語を聞きましょう。」の指示から始まります。受動態の例文が3つ、write・wrote・writtenのような動詞の形と日本語の訳つきで並んでいます。

下の段は「日本語に合う英文を書きましょう。」の問題です。枠の中の英語 eaten・cleaned・found を使って、3問の空欄を埋めます。

日本語にはふりがなが付いていて、漢字で止まらずに読める作りです。

1枚の中に、聞く部分と書く問題がそろっていますよね。先に例文を聞いて読み、そのあと自分で英文を書く、という順番が紙の上でそのまま見えます。

ただし、これは中学相当のHⅡ教材の「まとめ」の1枚です。すべてのプリントがこの形というわけではありません。入門の3A〜Bは、公式の説明ではイラストやうたが中心です(次の章で見ます)。

くもんの英語プリントは、音声マークにE-Pencilでタッチして聞く

くもんの英語プリントの音声は、E-Pencilという専用のペンで聞きます。

公文の公式ページ「公文式英語教材」の説明はこうです。「音声マークをタッチすると、ネイティヴの音声で、その教材にあった単語や文章が再生されます。」

ペン先で紙の音声マークに触れると、音が出る仕組みです。

わが家のE-Pencil(青い本体・電池式で使用)と青い布のケースです。プリントの音声を聞くときに使う道具です。
わが家のE-Pencil(青い本体・電池式で使用)と青い布のケースです。プリントの音声を聞くときに使う道具です。

わが家のE-Pencilは、青い本体を電池式で使っています。

1枚の中の「聞く」と「まねして言う」は、このペンで音を出して進めると考えるとイメージしやすいはずです。

E-Pencilの電池や故障時の相談先は「公文英語のペン(E-Pencil)の使い方と電池・故障の相談先」にまとめています。

1日に解くのは、わが家では5枚・約30分で、1束は10枚

1日に解く量は、わが家の上の子(H教材)で5枚、約30分です。

30分は子どもが作業する時間で、音読も含みます。直しと、親の丸付けの時間は入っていません。

わが家では、10枚が1束です。

これはわが家の例で、公文が決めている枚数ではありません。

家での回し方や丸付け、量の調整は「公文英語の宿題の1日の枚数と量を相談する目安」で詳しく書いています。

番号の読み方や1つの教材の枚数は、気になったら教室で聞けばいい

「HⅡ186a」のような番号を見ると、どう読むのか気になりますよね。

公文の公式の説明では、表をa面、裏をb面と呼んでいます。番号の組み立ての細かい読み方まで、入会前に覚えておく必要はないと考えています。

1つの教材が何枚でできているか、何分で解くのが目安か、も同じです。

入会前にこれを調べ上げても、子どもに合うかどうかの判断はほとんど変わらないと見ています。気になったら、体験や入会のときに教室の先生に聞けば一言で済みます。

入会前に知っておきたいのは、番号よりも1日分の量のほう。わが家の1日5枚・約30分を、ひとつの目安にしてください。

まねして言う練習はあるが、会話のやり取りを練習するプリントではない

公文英語のプリントにも、声に出す練習はあります。公式の言葉どおり、音を聞いて「まねして言う」のがそれです。

ただ、プリントは相手と英語でやり取りする練習の場ではありません。

聞いて、まねして、読んで、書く。どれも子どもが1人で、プリントとE-Pencilに向かって進める動作です。

わが家でも、中学相当の英文を読めるようになった上の子の音読を聞いて、文字は読めていても英語として話せてはいない、と感じたことがあります。

だからといって、公文英語に意味がないとは思っていません。わが家では、公文を英語を忘れないための土台として続けています。

話す力を足したいと感じたら、それは別に考えるのが現実的です。その時期の考え方は「公文英語とオンライン英会話を併用する時期の考え方」を参考にしてください。

公文英語のプリントは段階で中身が変わる、イラストやうたから文法と読解へ

1枚の形は同じでも、中に載っている英語は段階で大きく変わります。入門のイラストやうたから、中学相当の基本文法、高校相当の英文を読み進める内容へ。公式の説明を表にして、段階ごとの違いを見ていきます。

このセクションでわかること
  • 公文英語の教材の内容は、学年相当の5つの帯で変わる
  • 公文英語の教材は3AからOに、XP・XQを加えた名前が並ぶ
  • 入門の3A〜Bはイラストやうた、C〜Dは聞いて読むことに慣れてから書く
  • E〜Fはスキットやストーリー、G〜Iで基本文法、J〜Oは注釈や対釈を手がかりに読む
  • 公文英語はアメリカかイギリスか、気になるなら体験のときに先生に聞く
  • 公文英語の昔と今の教材の違いは、2001年の改訂でリスニングと音読が必須になったこと

公文英語の教材の内容は、学年相当の5つの帯で変わる

公文英語の教材の内容は、学年相当で5つの帯に分かれています。

公文の公式ページ「KUMONの英語」の説明を、そのまま表にしました。

教材学年相当公式の説明
3A〜B幼児〜小学2年生相当教材はイラストやうたを通して、小さなお子さまでも楽しく英語に親しめるよう設計されています。
C〜D小学3〜4年生相当身近な単語やフレーズを「聞いて」「読む」ことに慣れてから、「書く」学習に入ります。
E〜F小学5〜6年生相当身近な内容のスキットやストーリーを通じて、多くの語彙や表現を身につけていきます。
G〜I中学相当身近で興味のもてるスキットを通して、基本文法事項にも焦点をあて、英文構造を整理しながら学習します。
J〜O高校相当注釈や対釈を手がかりにして、英文を読み進めていきます。

上から下へ読むと、英語に親しむ段階から、文法を整理する段階、英文を読み進める段階へと進むのが分かります。

「書く」学習に入るのは、C〜Dの段階です。入門の3A〜Bは、イラストやうたで英語に親しむところから始まります。

わが家のHⅡ186aは、G〜Iの中学相当の帯に入ります。受動態のまとめは、まさに「基本文法事項」の1枚です。

学年や英検の級との対応は「公文の英語は英検何級?G〜O教材の級対応の早見表」にまとめています。

教材の終わりには終了テストがあります。わが家の上の子は、英語の終了テストに落ちたことはありません。テストの中身は「公文英語の終了テストの合格点と落ちたときの流れ」で解説しています。

公文英語の教材は3AからOに、XP・XQを加えた名前が並ぶ

公文英語の教材の名前は、公文の公式「公文式英語教材の一覧」に次の順で並んでいます。

3A、2A、A、B、C、D、E、F、GⅠ、GⅡ、HⅠ、HⅡ、IⅠ、IⅡ、JⅠ、JⅡ、KⅠ、KⅡ、LⅠ、LⅡ、M、N、O、XP、XQ

GからLまでは、ⅠとⅡに分かれています。わが家のHⅡは、HⅠの次に並んでいる教材です。

一覧ではOのあとにXP・XQが並んでいます。入会前の家庭が最初に見るのは、3AからOまでの並びで十分です。

入門の3A〜Bはイラストやうた、C〜Dは聞いて読むことに慣れてから書く

入門の3A〜Bは、イラストやうたで英語に親しむ教材です。

公式の説明は「教材はイラストやうたを通して、小さなお子さまでも楽しく英語に親しめるよう設計されています。」。

公式Q&Aにも「うたや身近な単語・フレーズを『聞いて』『まねして言う』」とあり、入門期は耳とまねから入る作りだと分かります。

C〜Dでは、身近な単語やフレーズを「聞いて」「読む」ことに慣れてから、「書く」学習に入ります。

上の子が英語を始めたのは小2の9月で、わが家の手元にあるのは中学相当のプリントです。入門期の中身は、ここに挙げた公式の説明で見てください。

入門期のプリントがイラストやうた中心だと、「物足りないのでは」と感じる親もいるはずです。表のとおり、段階が上がれば「書く」学習に入り、中学相当では基本文法を整理する内容になります。

何歳から始めるか、入門期に何を学ぶかは「公文英語は何歳から始められるか」で詳しく説明しています。

E〜Fはスキットやストーリー、G〜Iで基本文法、J〜Oは注釈や対釈を手がかりに読む

E〜Fは、身近な内容のスキットやストーリーで語彙や表現を増やす段階です。

G〜Iでは基本文法事項に焦点をあて、英文構造を整理しながら学習します。わが家のHⅡ186aの受動態のまとめが、この帯の1枚の例です。

同じ中学相当の帯でも、文法の練習ばかりではありません。上の子のIⅠ教材のプリントを6枚並べてみました。

上の子の公文英語IⅠ教材のプリント6枚(121a・126a・131a・136a・141a・146a)。会話や文の並びのプリントと、マルコ・ポーロやエイブラハム・リンカーンの読み物のプリントがあります。名前・日付の欄は空欄です。
上の子の公文英語IⅠ教材のプリント6枚(121a・126a・131a・136a・141a・146a)。会話や文の並びのプリントと、マルコ・ポーロやエイブラハム・リンカーンの読み物のプリントがあります。名前・日付の欄は空欄です。

121aと126aは「文の並び」の題名がついた、例文や会話のプリントです。131aと136aはマルコ・ポーロ、141aと146aはエイブラハム・リンカーンの読み物で、英文の下に日本語訳とイラストが載っています。

読み物のプリントの指示は「ストーリーを続けて聞きましょう。」「まねして言いましょう。」。文法の帯でも、聞いてまねして言うところから入る作りは変わりません。

J〜Oは、注釈や対釈を手がかりにして、英文を読み進めていく段階です。

上の子はまだJ教材の手前で、高校相当のプリントはこれからです。この先の段階については、実際に通わせている保護者の声を2つ紹介します。

1つ目は、文法でつまずいた息子さんが、J教材で変わったという投稿です。

英語はそこそこ読めて話せていたけれど文法が抜けていた息子さんが、GHI教材で苦戦した。J教材に入った途端、水を得た魚のように楽しみながら取り組めるようになった。苦しいときに辞めずに続けてよかった、止めてくれた先生に感謝している、という声です。

G〜Iが基本文法の帯だという公式の説明と、そのまま重なりますよね。同じ子でも、段階が変わると合う合わないが入れ替わることがあると分かる例です。

2つ目は、高校相当の教材のやり方に辛口な投稿です。

「公文英語あるある」として、中学教材はある程度ちゃんと考えないといけないが、高校教材になった途端、表の日本語訳をできるだけ一度に多く覚えて裏に写すだけの作業を繰り返す「非本質作業」になりがち、と書いています。

どちらも1人の保護者の見方で、公文の高校相当の教材がすべてそうだと言い切れるものではありません。

それでも、高校相当まで進むと、解き方が作業っぽくなると感じる人もいることは、先に知っておいて損はありません。

教材に出てくる物語や英語の本については「くもんの英語図書リストと読ませ方」にまとめています。

公文英語はアメリカかイギリスか、気になるなら体験のときに先生に聞く

公文英語はアメリカ英語かイギリス英語か。公式の説明では、E-Pencilの音声は「ネイティヴの音声」とされています。

公文の公式ページ「世界へ広がった経緯」によると、公文の英語の母国語教材は、イギリスやアメリカなど25の国と地域で使われています。

ただ、これは英語を母国語とする子ども向けの教材が、世界でどう使われているかの話です。日本の教室で使う英語教材の発音の話とは分けて考えてください。

わが家は、入会前にアメリカかイギリスかを決めておく必要はないと考えています。

気になるなら、無料体験や見学のときに教室の先生に聞いてみるのが一番早いです。体験のあとに、聞いた英語の音がどうだったか子どもに感想を聞いてみるのもいいでしょう。

公文英語の昔と今の教材の違いは、2001年の改訂でリスニングと音読が必須になったこと

公文英語の昔と今の教材で、公式がはっきり語っている違いは、2001年の教材改訂です。

公文の公式コラム「公文式英語教材のヒミツ」で、英語教材部の部長がこう話しています。

「このときの教材改訂で、一番下のレベルの教材から『リスニングと音読』を必須の学習行動としました。」

理由については、これからの英語の学習には「音を伴った学習は必須」という結論に行き着いた、と語っています。

今の教材については、同じコラムで「学び始めのレベルから、専用リスニング機器『E-Pencil』で音を徹底的に聞いて音読し、『音と意味と文字』を一致させていく構成になっています。」と説明しています。

親世代が「公文の英語は読み書きだけ」というイメージを持っているなら、今のプリントは音を聞いて音読するのが前提の作りだと考え直しておくといいでしょう。

公文英語のプリントが子どもに合うかは、入会前に見本と無料体験で確かめる

ここまでの4つの動作を、入会前に確かめる項目に置き換えます。公式サイトの教材見本で形を見て、無料体験で実際に解いてみる。体験の前に教室見学で教材を見る方法もあります。

このセクションでわかること
  • 公文英語の教材見本は、公式サイトで教材ごとのねらいと一緒に見られる
  • 公文英語の見本で確かめたいのは、聞いてまねできるかと書く量
  • 公文英語のサンプルより確かなのは、無料体験で実際に教室で学習してみること
  • 公文式の教材は、体験の前に教室見学で見る方法もある

公文英語の教材見本は、公式サイトで教材ごとのねらいと一緒に見られる

公文英語の教材見本は、公文の公式サイトで見られます。

「公文式英語教材の一覧」のページには「教材が見たいです」という項目があり、「各教科の教材見本をご覧いただけます」と案内されています。

iKUMONの「英語の教材見本を見る」ページでは、3AからOの教材について、教材のねらいと見本の一部が案内されています。

入会の申し込みをする前に、家のスマホで教材のねらいと見本の一部を確かめられるので、教室に行く前に一度開いておくと話が早くなります。

公文英語の見本で確かめたいのは、聞いてまねできるかと書く量

公文英語の見本を見るときは、1枚の中の4つの動作に照らして見るのがおすすめです。

  • 聞く:音を聞くことを楽しめそうか
  • まねして言う:聞いた音を声に出してまねできそうか
  • 読む:英文や単語を目で追えそうか
  • 書く:1枚の中で書く量に抵抗がなさそうか

わが家のHⅡ186aでいえば、例文を聞いて読む部分と、英文を書く問題が1枚に入っていました。今の子どもの段階で、どれくらい書く場面がありそうかを見ておくと、入会後のギャップが小さくなります。

聞いてまねして言えるかは、紙の見本を眺めるだけでは見えにくい部分です。そこは、次の無料体験で確かめます。

公文英語のサンプルより確かなのは、無料体験で実際に教室で学習してみること

公文英語のサンプルを眺めるより確かなのは、無料体験で実際に教室で学習してみることです。

無料体験では、教室で実際に英語を学習できます。見本を眺めるだけでは試せない、音を聞いてまねする部分まで、子ども自身が試せるのが体験です。

わが家も、上の子は8月に無料体験を受けてから、小2の9月に英語を始めました。

体験で実物を解くと、合う合わないや物足りなさを入会前に感じ取れます。体験でD教材から始めた保護者の投稿です。

体験はDからのスタート。簡単すぎるけれど、アルファベットが書けないので妥当なスタートレベル。「これだけじゃ物足りない」、ほかにreadingもしてくれたら、と書いています。

トド英語のサブスクが残っているのに公文を始めると夫が怒りそうだけれど、息子さんは始める気満々だそうです。

子どもに合うかと、親が物足りないかは、別々に見えてくるのが体験のいいところです。

子どもが乗り気なら、親の物足りなさは、ほかで足すかどうかを考えればいい。入会前にここまで整理できれば、迷いはかなり減ります。

無料体験の期間・回数・申し込みの細部は「公文英語の無料体験と始め方」で確認できます。月謝が気になる場合は「公文英語の値段を実支払いで公開」を参考にしてください。

公文式の教材は、体験の前に教室見学で見る方法もある

公文式の教材は、無料体験の前に教室見学で見ることもできます。

公文は無料体験とは別に、教室見学を案内しています。見学で分かることとして挙げているのは、教室の雰囲気、教材の内容、子どもに合っているかどうかです。

「体験にはまだ早いかな」と感じるなら、まず見学で英語のプリントの実物と教室の様子を見ておくのも手です。見学の予約の流れも、先ほどの無料体験の記事にまとめています。

紙ではなくタブレットで学ぶ形を考えているなら「公文英語のタブレット(KUMON CONNECT)が紙と何が違うか」も参考になります。

よくある質問(FAQ)

本文で触れた内容のうち、よく聞かれる4つに短く答えます。

このセクションでわかること
  • 公文英語の教材一覧はどこで見られる?
  • 公文英語のレベル表はある?
  • 公文英語のドリルは教室の教材と同じ?
  • くもんの英語教材は市販で買える?

公文英語の教材一覧はどこで見られる?

Q
公文英語の教材一覧はどこで見られる?
A

公文の公式サイトに「公文式英語教材の一覧」のページがあり、3AからO、XP・XQまでの名前が並んでいます。学年相当の目安は本文の表にまとめました。

学年や英検の級との対応は、本文で紹介した早見表の記事で確かめられます。

公文英語のレベル表はある?

Q
公文英語のレベル表はある?
A

公式ページ「KUMONの英語」に、3A〜B、C〜D、E〜F、G〜I、J〜Oの帯ごとに学年相当と学習内容を示した説明があります。本文の表は、この説明をそのまま並べたものです。

英検の級との対応は、本文の早見表の記事を見てください。

公文英語のドリルは教室の教材と同じ?

Q
公文英語のドリルは教室の教材と同じ?
A

同じではありません。本屋やネットで売っているくもん出版の英語ドリルは、教室で使うプリントとは別の物です。

違いと使い方は、本文で紹介した市販ドリルの記事で詳しく書いています。

くもんの英語教材は市販で買える?

Q
くもんの英語教材は市販で買える?
A

教室で使う英語のプリントは、お店では買えません。市販で買えるのはくもん出版のドリルなどで、教室の教材とは別の物です。

教室のプリントを見たいなら、公式サイトの教材見本か、教室の無料体験を使うのが近道です。

まとめ:公文英語のプリントは1枚で聞いて読んで書く、入会前は見本と体験で確かめる

  • 公文英語のプリントはA5、A4の半分の大きさの紙1枚ずつ。表がa面、裏がb面で、両面に印刷されている
  • プリントは250枚ごとに4つの穴があけてあり、バインダーなどで綴じて使う。冊子やテキストの形ではない
  • 英語も国語・算数と同じA5のプリント
  • 教室のプリントはお店では買えない。くもん出版の市販ドリルとは別の物
  • 1枚の中で、音声マークにE-Pencilでタッチして聞き、まねして言い、読んで、書く
  • わが家のHⅡ186aは、聞く部分と英文を書く問題が1枚にそろった、中学相当の「まとめ」の1枚
  • IⅠ 127は、表の127aで聞いてまねして言い英語を書き、裏の127bで並べかえて英文を書く。表と裏で問題がひと続き
  • わが家の1日分は5枚で約30分(音読込み・直しと丸付けは別)。1束は10枚
  • 番号の読み方や1つの教材の枚数は、気になったら教室で聞けば済む
  • まねして言う練習はあるが、会話のやり取りを練習するプリントではない。話す力は別に考える
  • 教材は3AからOにXP・XQが並び、入門のイラストやうたから、中学相当の基本文法、高校相当の英文を読み進める内容へ変わる
  • 段階が変わると、同じ子でも合う合わないが入れ替わることがある
  • 発音がアメリカかイギリスかが気になるなら、体験や見学のときに先生に聞いて確かめる
  • 2001年の教材改訂で、一番下のレベルから「リスニングと音読」が必須の学習行動になった
  • 入会前は、公式サイトの教材見本と教室の無料体験で、子どもが聞いてまねできるか、書く量に抵抗がないかを見る
  • 体験の前に、教室見学で教材の内容を見る方法もある

入会前にやることは、公式サイトの教材見本を一度開いて、無料体験で子どもに実際に解いてもらうことです。

聞いてまねして、書くところまで楽しそうなら、公文英語のプリントはその子に合っているはずです。

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