公文英語が難しいのか、最近なかなか進まない。
1枚に時間がかかる、同じ間違いが続く、同じ範囲のプリントが何度も戻ってくる。丸付けをしていると、こうした変化に親のほうが先に気づきますよね。
先に答えを置きます。
同じ所が続くのは、公文では珍しいことではありません。家で「止まっている」と決める前に、記録を取って先生と確かめる順番をおすすめします。
公文の公式サイトの解説は、復習を「次のステップに進んだときに困らないだけの力をつけるため」のものと説明しています。進むかどうかは、学習済プリントの点数と標準完成時間を見て、先生が判断します。
書いているのは、小4と小2の子を育てる父親です。TOEICは800点超で、英会話は今も修行中。
上の子は小2の9月に公文英語を始め、約1年半、小3のうちにHⅡ教材に入りました。今はIⅠ教材を進めています。
わが家のプリントと丸付けの実物、先生に相談したときのこと、公文の公式の説明を合わせて書いています(2026年10月時点)。
ひとつだけ先に伝えておくと、記録しても相談しても、それで必ず進むという話ではありません。決めるのは、先生と一緒にです。
H教材の受動態のような文法の段階、覚えられないときの考え方、続けるのが苦しいときの選択肢まで順に見ていきます。くもんの英語で足踏みしている気がする人は、読み終えるころには、家で何を書き留め、先生に何を聞くかが決まっているはずです。
- 進まないと感じる様子は、1枚の時間・間違い・繰り返し・宿題の残りの4つのサインに分けて見る
- 公文の公式は、復習を次のステップで困らない力をつけるためのものと説明している。同じ所が続くのは、仕上げている途中のこともある
- 進むかどうかは、学習済プリントの点数と標準完成時間をもとに先生が判断する
- 家では、教材番号・1枚の時間・間違えた問題の形・直しの回数・子どもの様子を書き留めて、先生に見せる
- 英語の宿題の量は調整でき、先生と一緒に決めると公式にある
- 中学相当のG〜I教材は、基本文法を扱う段階。わが家のHⅡ186aは受動態のまとめの1枚だった
- それでも続けるのが苦しいときは、量を減らす・休会するという道もある
公文英語が難しいと感じたら、まず様子を4つのサインで見分ける
同じ「進まない」でも、家で見えている様子はひとつではありません。何が起きているかによって、記録することも先生に伝えることも変わります。まずは様子を4つのサインに分けて、公文の仕組みの中でどう見ればいいかを整理します。
- 公文英語が進まないと感じる4つのサインは、時間・間違い・繰り返し・宿題の残り
- 同じ所が続くのは、止まっているのではなく仕上げている途中のこともある
- 進むかどうかは、プリントの点数と標準完成時間を見て先生が決める
- 公文式が進まない・伸びないと感じる時期は英語に限らず、わが家は算数で約1年同じ範囲を続けた
公文英語が進まないと感じる4つのサインは、時間・間違い・繰り返し・宿題の残り
公文英語が進まないと感じたとき、家で見えている様子は次の4つのどれかに当てはまるはずです。
| サイン | 家で見える様子 |
|---|---|
| 時間 | 1枚にかかる時間が、前より長くなった |
| 間違い | 間違いが多い。同じ形の間違いが続く |
| 繰り返し | 同じ範囲のプリントの繰り返しが続く |
| 宿題の残り | 宿題が残る。子どもが嫌がる |
4つを並べてみると、親の「進まない」は、このうちどれかのサインが目立っている状態だと整理できます。
時間と間違いは、プリントの上に跡が残るサインです。一方で繰り返しは、教材番号の並びを見ないと気づきにくい。宿題の残りは、子どもの気持ちが表に出たサインです。
どのサインが出ているかで、次に家で残す記録が決まります。
ここで気をつけたいのは、何枚続いたら「進まない」、何日続いたら相談、という線を家で引かないことです。
公文には、その子の点数と時間で進み方を決める仕組みがあります。家で線を引くと、仕組みの側の判断と食い違うおそれがあります。
サインは、先生に見せるための入り口だと考えています。
同じ所が続くのは、止まっているのではなく仕上げている途中のこともある
同じ範囲のプリントが続くと、親はつい「止まっている」と感じます。
けれど公文の公式は、繰り返しの意味をこう説明しています。
公文の公式解説「同じところを何度も復習するのは、なぜですか?」の一文です。
「KUMONが考える復習とは、できないからするのではなく、次のステップに進んだときに困らないだけの力をつけるためのものでもあります。」
繰り返しは、先の教材で困らないための仕上げとして組み込まれているということです。
ただ、文の最後は「ためのものでもあります」。繰り返しのすべてが仕上げだと言い切る書き方ではありません。
いまの繰り返しが仕上げ中なのか、子どもに合っていないのか。そこは家だけで決めず、先生と確かめるのが筋だと考えています。
先の教材まで進んだあとで、前の教材に戻って復習している家庭もあります。英検4級の合格を報告した、ある保護者の投稿です。
娘さんの英検4級合格の報告の中で、公文英語はHⅠまで終わったけれどGⅠに戻って復習している、だから受検には早いかなと思っていた、と書かれています。
投稿の主題は英検の合格で、公文の話はその中の一部です。戻った理由まで想像で埋めず、こういう進み方もある、という例として受け取っておくのがいいと考えています。
進んだ先から戻る復習があると知っておくだけでも、同じ範囲が続いたときの見え方は変わりますよね。
進むかどうかは、プリントの点数と標準完成時間を見て先生が決める
進むかどうかを決めるのは、先生です。
公文のプリント通信学習FAQには、こう書かれています。
「公文式では、学習済プリントの点数とともにそれぞれのレベルに合わせて設定された標準完成時間を総合的に判断し教材を決定します。」
判断の材料は、点数と、標準完成時間です。
家で感じる「時間がかかる」「間違いが多い」は、先生が見ている材料とそのまま重なります。
だからこそ、親の感覚を時間と間違いの記録に置き換えて渡すと、先生と同じものを見ながら話せます。
教材の区切りには、教材終了テストもあります。同じFAQの文です。
「1教材終了ごとに『教材終了テスト』を実施し、基準に達した時は進級しますが、習熟が不十分な課題が残っている時は該当箇所を復習してからテストに再チャレンジとなります。」
テストで基準に届かなかったときも、復習するのは「該当箇所」です。前の教材に全部戻るという書き方ではありません。
わが家の上の子は、英語の終了テストに落ちたことはありません。通っている教室の方針は「きちんとできるまでやる。適当に上げない」で、そのほうが後で困らないと考えています。
教材終了テストの中身や、落ちたときにどう復習するのかは、公文英語の終了テストで詳しく解説しています。
公文式が進まない・伸びないと感じる時期は英語に限らず、わが家は算数で約1年同じ範囲を続けた
公文式が進まない、伸びないと感じるのは、英語に限った話ではありません。
ここだけは英語から離れて、算数の話です。
上の子は小学1年ごろ、算数で足し算・掛け算・2桁の割り算と、同じ範囲を約1年続けた時期がありました。
英語では一度も止まっていない子でも、教科が変われば同じ所が長く続くことがある。わが家の例で言えるのは、ここまでです。
同じ所が続くこと自体は、公文では珍しくない。そう知っておくと、英語で同じ範囲が続いたときも、落ち着いて記録から始められます。
公文英語が難しいときに家で残す記録、わが家の丸付けの実物で
4つのサインを、家で残す記録に置き換えます。土台にするのは、公文の宿題Q&Aにある「時間をはかって記入」という家庭の心がけです。わが家のIⅠ教材の丸付けの実物も見ながら、何を書き留めればいいかを具体的にしていきます。
- 教材番号・1枚の時間・間違えた問題の形・直しの回数・子どもの様子を書き留める
- 公文英語が伸びないと感じたら、時間と直しの回数を並べて見る
- わが家のIⅠ119b・120aの丸付けでは、2問の✓が直す前の記録になる
- 公文英語がわからない問題は、親が教え込まずに教室へ持っていく
教材番号・1枚の時間・間違えた問題の形・直しの回数・子どもの様子を書き留める
家で書き留めるのは、教材番号・1枚の時間・間違えた問題の形・直しの回数・子どもの様子の5つです。
時間を書くことは、公文自身が家庭にすすめています。公文式の宿題Q&Aにある、家庭の心がけの1つです。
「解くのにかかった時間をはかって記入すること」
4つのサインと、残す記録を対応させるとこうなります。
| サイン | 残す記録 |
|---|---|
| 時間が長い | 1枚の時間 |
| 間違いが多い・同じ間違いが続く | 間違えた問題の形、直しの回数 |
| 繰り返しが続く | 教材番号の並び |
| 宿題が残る・嫌がる | 子どもの様子 |
表で見ると、どの記録にも教材番号を付けておけば、あとから並べ直せることが分かります。
教材番号は「HⅡ 186a」のように、教材の記号と番号、末尾のaやbまで書いておくと、先生がすぐにプリントを特定できます。
書く場所は、教室のやり方に合わせれば十分です。プリントの余白でも、家のノートでも、先生に見せられる形なら困りません。
わが家の英語の宿題は、1日5枚で約30分です。音読も含めた時間で、直しと親の丸付けは含みません。
この数字は、あくまでわが家の子の場合です。1枚あたり何分が普通かは、教材と子どもによって変わるので、家の数字を物差しにしないほうがいいと考えています。
毎日の宿題の回し方や丸付けの手順は、公文英語の宿題の進め方にまとめています。
公文英語が伸びないと感じたら、時間と直しの回数を並べて見る
公文英語が伸びない、という感じ方は、言葉にしにくいものです。
「伸びない」は感覚の言葉なので、そのまま先生に伝えても話が広がりにくい。そこで、1枚の時間と直しの回数を、日ごとに並べて見ることをおすすめします。
並べると、時間が長くなっているのか、直しが増えているのか、どちらも変わっていないのかが見えてきます。
感覚の「伸びない」が、先生に見せられる形に変わる。これが並べて見るいちばんの意味だと考えています。
並べる日数に決まりはありません。教室に行く日の前に、その間の記録を見返すくらいで足ります。
ひとつ断っておくと、並べたからといって伸びるわけではありません。並べた記録は、あくまで先生と話すための材料です。
わが家のIⅠ119b・120aの丸付けでは、2問の✓が直す前の記録になる
わが家の丸付けの実物で、記録がどう残るかを見てみます。
上の子の公文英語、IⅠ教材の119bと120aです。

題名は「文の並び2」で、文型の単元です。名前と日付の欄は空欄のままです。
119bは、上の英文を参考にして、かっこの中の英語を使い、日本語に合う英文を書く問題が5問。2問目と5問目に✓、ほかは○です。
✓の2問は、かっこの中の英語を使わず、上の英文の語のまま書いていました。120aは5問すべて○です。
わが家の丸付けは、親がやっています。×の問題にチェックを付け、子どもが直したら○にする。できるまで直してから提出しています。
2問に✓が付いたこの状態が、直す前の記録になります。
この1枚を記録に書くなら、教材番号は「IⅠ 119b」、間違えた問題の形は「かっこの英語を使わずに書いた」が2問です。あとは、直しに何回かかったかを書き足せば、先生に見せられる1行になります。
なぜ間違えたのかを、親が決めて書く必要はありません。理由まで書くと、先生が見る前に答えを決めてしまうことになるからです。
公文英語がわからない問題は、親が教え込まずに教室へ持っていく
公文英語でわからない問題が出たとき、公式の案内ははっきりしています。
同じ宿題Q&Aにある、家庭の心がけです。
「お子さんがわからないと質問してきたら、解き方を教えるのではなくそのまま教室に持っていって、先生にわからなかったと伝えるように促してあげること」
わが家は丸付けを親がやって、✓を付けて子どもが直す流れです。直してもわからない問題が残ったときは、この公式の文のとおり、教室へ持っていくのが順番だと考えています。
わが家の考えも書いておくと、公文の教室で教えてもらえることは多くありません。だから、丸付けと直しの段階では親が関わっています。間違えたらすぐ直したほうが頭に残る、とも感じています。
ただ、解き方そのものを親が教え込むのは、公式がすすめていないやり方です。
親の関わり方には、家庭ごとにいろいろな形があります。思春期にさしかかった娘さんとの関わりについて書かれた、ある保護者の投稿です。
自立心やこだわりが出てきた年頃の娘さんに、公文や英語、ピアノなどで親から間違いを指摘するのはNGだと学んだ。伝え方を工夫してもマイナスでしかなかったので、指摘は外部に任せることにした、という内容です。
投稿の「英語」は、公文英語のことだけとは限りません。親が直接指摘しない形もある、という1人の保護者の見方として紹介しました。
わが家のやり方と、どちらが正しいという話ではありません。子どもの年齢や性格で、親の距離の取り方は変わって当然ですよね。
公文英語が難しいと先生に伝えるとき、相談できることと伝え方
記録がそろったら、次は先生に何を聞くかです。相談できることは、公文の公式ページに書かれている範囲で整理します。わが家が英語で先生に相談したときのことも、あわせて書いておきます。
- 先生には記録を見せて、いまは仕上げ中か、合っていないかを聞く
- 公文英語の宿題の量は調整でき、先生と一緒に決める
- 週1回しか通えないときも、ペースに合わせた方法を先生と一緒に考える
- わが家が先生に相談したのは、中学英語の文法があやふやになりかけたとき
先生には記録を見せて、いまは仕上げ中か、合っていないかを聞く
先生に伝えるときは、「進まなくて困っています」とだけ言うより、記録を見せて聞くほうが、何について話すのかがはっきりします。
聞きたいのは、いまの繰り返しが仕上げ中なのか、子どもに合っていないのかです。
判断の材料になる点数と標準完成時間を見ているのは先生です。親は、家で見えた時間と間違いの記録を渡す役だと考えると、聞くことが絞れます。
こうした聞き方を、記録と一緒に渡すのがおすすめです。
間違いが多い時期に、親が子どもを責めたくなる気持ちも分かります。
公文式の創始者・公文公の言葉に、こんな一文があります。
「しかし、悪いのは子どもではありません。数学でも英語でも、あるいはその他の学科でも、子どもができない原因は教える側の大人にあるのです。」
公文はもともと、できないときに教材や教え方の側を点検する考え方を持っています。だから、先生に相談するのは遠慮することではありません。
ひとつ断っておくと、相談したから進む、という約束はできません。記録は、先生と同じものを見て話すための材料です。
公文英語の宿題の量は調整でき、先生と一緒に決める
公文英語の宿題の量は、先生と一緒に決めるものです。
公文の公式ページ「KUMONの英語」には、宿題について次の2つの文があります。
「ご負担になるようでしたら調整可能です。」
「ご意見も伺いながら、一緒に決めさせていただきます。」
量の相談は、公式が用意している話題のひとつです。
先生が量を数字で示してくれることもあります。わが家にある、教室の先生の手書きメモです。

残りの枚数と、1日5枚の日と10枚の日をそれぞれ何日、という形で書かれています。量の話は、こうして数字でやり取りすると具体的になります。
わが家は英語では、量を増やしたことがあります。オブジェ(公文の表彰)の直前、先生と相談して、1日2束から3束に増やしました。1束は10枚です。
量を減らしたのは、国語と算数です。中学教材に入って難しくなり、国語は1束を半分〜1枚に、算数は1枚〜半分に調整しました。
英語で量を減らした経験は、わが家にはありません。減らせば進む、増やせば追いつく、という話でもありません。量は、子どもの様子を見ながら先生と決めていくものだと考えています。
週1回しか通えないときも、ペースに合わせた方法を先生と一緒に考える
通う回数も、先生と相談できます。
週1回の通学相談についての公式回答には、こう書かれています。
「週1回しか通えない場合は、教室の先生とご相談ください。ペースに合わせた方法を一緒に考えさせていただきます。」
同じ回答の中で、教室学習を週2回にしている理由も説明されています。学習する習慣が身につきやすく、先生が学習状況を直接確認できるから、という内容です。
週の回数も、相談の材料に入れてよいということです。ただし、回数を増やせば進む、という話ではありません。
曜日や時間の決め方は、公文の曜日・時間の相談で詳しく扱っています。
わが家が先生に相談したのは、中学英語の文法があやふやになりかけたとき
わが家が英語で先生に相談したのは、上の子の中学英語の文法があやふやになりかけたときです。
公文は、自分で進めていく学習です。
公文の先生に相談したところ、「中学英語の薄い参考書をやるとよい」と助言をもらいました。

市販の参考書を2冊買い、わからない単元だけを2〜3回読む使い方をしました。全部を理解させようとはせず、小学生ならそんなものと割り切りました。
相談のきっかけは、文法があやふやになりかけたことでした。先生に相談するきっかけは、「進まない」だけに限らないということです。
参考書の選び方・使い方の詳しい話は、公文英語の後悔・続ける判定軸で紹介しています。
公文英語が難しいと感じたときに知っておきたい、中学相当G〜Iの文法の段階
公文英語の中身の話です。公式が「基本文法事項」と書いている段階を確認し、わが家のHⅡ186aの実物で、1枚に何が並ぶかを見ていきます。検索で多い「H1が難しい」「受動態」「覚えられない」も、ここで取り上げます。
- 公文英語の難易度は段階で変わり、G〜I教材は基本文法を扱う
- 公文英語のH1が難しいと感じたら、HⅠは中学相当G〜Iの帯の中にある
- 公文英語の受動態は、わが家のHⅡ186aではまとめの1枚に出てきた
- 公文英語が覚えられないときは、聞いてまねして言い、音読するくり返しが土台
公文英語の難易度は段階で変わり、G〜I教材は基本文法を扱う
公文英語の難易度は、教材の段階によって中身が変わります。
KUMONの英語の教材段階の説明では、中学相当の帯をこう書いています。
「G~I教材(中学相当)身近で興味のもてるスキットを通して、基本文法事項にも焦点をあて、英文構造を整理しながら学習します。」
公式の説明で「基本文法事項」という言葉が出てくるのは、このG〜Iの帯からです。
ここで言えるのは、G〜Iが基本文法を扱う段階だという事実までです。G〜Iに入ったから必ず難しくなる、とは考えていません。ただ、文法の形が並ぶ段階なので、親から見て「急に難しそう」に映ることはあると思います。
帯ごとの全体像やプリント1枚の中身は、公文英語のプリントの中身で実物とともに解説しています。
G〜Iの帯で苦戦した、という保護者の投稿もあります。
英語はそこそこ読めて話せていたけれど、文法が抜けていた息子さんが、GHI教材で苦戦した。J教材に入った途端、楽しみながら取り組めるようになった。苦しいときに辞めずに続けてよかった、止めてくれた先生に感謝している、という声です。
「止めてくれた」は、辞めようとしたのを止めてくれた、という意味です。
1人の保護者の体験なので、J教材に入れば楽になる、続ければ必ず抜けられる、とは言えません。それでも、G〜Iで苦戦する子がいることは、先に知っておくと気持ちの準備になりますよね。
公文英語のH1が難しいと感じたら、HⅠは中学相当G〜Iの帯の中にある
検索では「H1」と書かれることが多いですが、公文の教材の表記は「HⅠ」です。
公式の教材一覧では、GⅠ・GⅡ・HⅠ・HⅡ・IⅠ・IⅡの順に並んでいます。HⅠは、さきほどの中学相当G〜Iの帯の中にある教材です。
つまり、HⅠが難しいと感じたら、それは基本文法を扱う帯の途中にいる、ということになります。
わが家の上の子は、小2の9月に英語を始めて、約1年半で小3のうちにHⅡに入りました。HⅠはその手前で通った教材です。
HⅠから難しくなる、HⅠでつまずく子が多い、と言える材料はありません。HⅠで時間や間違いが増えてきたら、4つのサインで様子を見て、記録を先生に見せる流れは同じです。
HⅠが学年や英検の級でいうとどのあたりかは、後半のよくある質問で案内している早見表で確かめられます。
公文英語の受動態は、わが家のHⅡ186aではまとめの1枚に出てきた
公文英語の受動態が、実際のプリントでどう出てくるのか。わが家のHⅡ教材の1枚で見てみます。
上の子の公文英語、HⅡ教材の186aです。

左上に「HⅡ 186a」の番号があり、題名は「HⅡのまとめ 2」。101から180の範囲のまとめの1枚です。名前と日付の欄は空欄です。
上の枠の見出しは「受動態(HⅡ 101-110)」です。このプリントの表示では、受動態はHⅡの101〜110の範囲として載っています。
枠の上には「英語を聞きましょう。」の指示と音声マーク。枠の中には、write▶wrote▶written のような動詞の形と、例文と日本語訳が3組並んでいます。
例文は、That sign is written in English./Cheese is made from milk./My bike was stolen last week. の3つです。
下の問題Ⅰは「日本語に合う英文を書きましょう。□の英語を使います。」。eaten・cleaned・found を使って、3問の英文を書きます。
公式の英語のページは、この帯を「基本文法事項」というくくりで説明しています。受動態という単元の名前は、わが家のプリントの枠に印刷されていた見出しです。
なので、受動態がH教材のどこから始まるか、どの版のHⅡでも同じ形かは、この1枚からは決められません。1枚の中で、聞いて、形を見て、書くところまで進む作りだと分かれば十分です。
公文英語が覚えられないときは、聞いてまねして言い、音読するくり返しが土台
公文英語が覚えられない、と感じたときに見直したいのは、単語の覚え方より、聞く・音読の部分です。
公文の英語は、E-Pencilで音声を聞き、まねして言うところから始まり、聞いて、読んで、書いていく流れで進みます。
公文の公式ページ「KUMONの英語」は、覚え方の土台をこう説明しています。
「ネイティブスピーカーの発音を聞き、自分で声に出して読むくり返し学習により、言葉を自分の中に蓄積」
言葉をためていく土台は、聞いて声に出すくり返しにあります。
だから、単語だけを別に暗記させる方法を足すより先に、プリントの聞く・音読の部分を飛ばしていないかを見ておきたいところです。
飛ばしているように見えたら、記録の「子どもの様子」に書いて、先生に伝えてください。
ただし、音読すれば覚えられる、と言い切れるものではありません。覚えられない状態が続くなら、それも先生に見せる記録の一部です。
E-Pencilの音が出ない・故障したときの相談先は、公文英語のE-Pencilの使い方にまとめています。
公文英語が難しいまま続けるのが苦しいときは、量の調整や休会の道もある
記録をつけて先生と話しても、続けるのが苦しい時期はあります。そんなときに取れる選択肢を、ここで短く示します。手続きや、続けるかやめるかの判断は、それぞれ詳しい記事へ。
- 量を減らす、教科を絞る、休会する、という選択肢がある
- わが家の下の子は、英語だけ休会して4か月目に自動で退会した
- 公文英語は無駄だったのかと迷ったら、続けるかやめるかの判定軸で考える
量を減らす、教科を絞る、休会する、という選択肢がある
続けるのが苦しいときの選択肢は、量を減らす、教科を絞る、休会する、の3つです。
量は、前の章で見たとおり「ご負担になるようでしたら調整可能です。」と公式にあります。
教科を絞るときも、窓口は教室の先生です。まずは今の教室で何ができるかを、先生に聞くのが早いと考えています。
休会には期限があります。公文式の休会・退会の手続きのページの文です。
「4か月目までに復会(学習を再開)されない場合は、自動的に退会となります。」
申し出の締切も決まっています。
「休会や退会を希望される月の前月末日までに、直接、教室の先生へその旨をお申し出ください。」
休会は、そのまま4か月目に入ると自動で退会になります。迷っている段階なら、締切と期限だけは先に押さえておくと安心です。
どの選択肢がよいかは、子どもの様子と家庭の事情で変わります。
休会・退会の手続きや締切は、公文の休会・退会の手続きで詳しく解説しています。
わが家の下の子は、英語だけ休会して4か月目に自動で退会した
わが家の下の子は、英語を休会して、そのまま退会になりました。
下の子は小1で英語を始めました。国語ができず、英語もどんどん適当になっていったため、小2の7月に英語だけ休会し、国語は続けました。
3か月休会したまま、4か月目の10月に自動で退会しています。先生へは、送り迎えのときに口頭で伝えました。
英語だけの休会は、わが家の教室でできたことです。教科ごとの休会の扱いは、通っている教室の先生に確かめてください。
上の子とは反対に、下の子は英語をいったん置く道を選びました。同じ家でも、子どもによって選ぶ道は分かれます。
公文英語は無駄だったのかと迷ったら、続けるかやめるかの判定軸で考える
公文英語は無駄だったのか、と迷う時期もありますよね。
ただ、続けるかやめるかの判断は、進まないときの記録と相談とは別の問題です。判断の軸を分けて考えたほうが、迷いが整理しやすくなります。
まずは記録と相談、それでも迷うなら判定軸へ。順番を分けておくと、勢いでやめて後悔することを避けやすくなります。
続けるかやめるかの判定軸は、公文英語の後悔は本当かで詳しく整理しています。
やめたあとの受け皿は、公文英語を辞めた後の受け皿で紹介しています。
評判が賛否に割れる理由の総論は、公文英語の評判にまとめています。
よくある質問(FAQ)
公文英語のレベルや教材について、よく聞かれる4つに短く答えます。
- 公文の英語のH2レベルとは?
- 公文英語のI1はどのレベル?
- 公文の英語の教材は市販で買える?
- 公文英語はいつやめるのがいい?
公文の英語のH2レベルとは?
- Q公文の英語のH2レベルとは?
- A
HⅡは、公式の説明で中学相当のG〜I教材の帯に入る教材です。わが家のHⅡ186aは、受動態のまとめの1枚でした。
学年や英検の級との対応は、公文の英語と英検の早見表で確認できます。
公文英語のI1はどのレベル?
- Q公文英語のI1はどのレベル?
- A
IⅠも、中学相当のG〜I教材の帯に入る教材です。教材一覧ではHⅡの次に並びます。わが家の上の子の英語は、いまIⅠ教材です。
学年や英検の級との対応は、公文の英語と英検の早見表をご覧ください。
公文の英語の教材は市販で買える?
- Q公文の英語の教材は市販で買える?
- A
教室で使う英語のプリントは、お店では買えません。くもん出版の市販ドリルは、教室の教材とは別の物です。
くもん出版の市販ドリルと教室の教材の違いは、公文の英語の教材と市販ドリルの違いで解説しています。
公文英語はいつやめるのがいい?
- Q公文英語はいつやめるのがいい?
- A
やめどきは家庭ごとに違います。わが家は、英語は中学レベルのI教材まで終えればよいと考えています。
続ける・やめるの判定軸は、公文英語の後悔は本当かで解説しています。
やめた後の受け皿は、公文英語を辞めた後の受け皿で紹介しています。
まとめ:公文英語が難しいときは、記録を持って先生と仕上げ中かを確かめる
まずは今日の宿題から、教材番号と1枚の時間を書き留めてみてください。
数日分そろったら、それを持って先生に「いまは仕上げ中ですか」と聞いてみる。そこから先は、先生と一緒に決めていけば大丈夫です。


